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ワン・モア
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ワン・モアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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色んな話が色んな人に絡んでいく。よくあるパターンだがよくできている。楽しめました。ただ言葉の言い回しかもしれないが、スムーズに読み進めれない文章も多かったです。 | ||||
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「誰もいない夜に咲く」以来、久しぶりに桜木氏の作品を読んだ。最初の一編を読んだ後「またしても暗い話か」と思ったが、良い意味で裏切られた。”縁””つながり””友”。ハッピーエンドで良かった。「人生を逆算するようになった」というくだりは唸ってしまった。良い話だった。 | ||||
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安定した面白さ。 | ||||
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連作長編で、最初の一編を読んだときは、陰鬱な始まりだと思ったが、次からは再生と結合の物語となった。犬の里親が集合する大団円のラストでは、連れ合いなしが2人いるが、意外にこの二人も・・・、という余地を残している。北上次郎の解説は、悪いとは言わないが先に読んだら興をそがれること間違いなし。 | ||||
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高校卒業後、国立大学医学部に入学し医者になることができた柿崎美和と滝沢鈴音、受験に失敗し放射線技師への道を進んだ八木浩一、この三人の人間模様を精緻な筆記で見事に描いている。 物語は、市民病院で患者の安楽死に関わってしまい、北海道北西部の日本海側の離島にとばされた柿崎美和の目で記されている。僻地でくすぶっている彼女のもとへ滝沢鈴音から、自身が主導する個人病院の医師をしてくれないか、との要請が入る・・・・・。 この作家に、釧路、とりわけ道東が舞台となる物語を描かせると文章が活き活きとしてくる。時々、自分に酔っているような表現が出てくることがあるが、この小説に関してはそれほど不快にはならない。 | ||||
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さすがにこの著者の作品だけあって、登場人物が、皆、もがいている。ギリギリの状況で生きている。登場人物一人一人が、皆、人生の転機に立ち会わされる。 人の魅力は、楽しい人柄や有能さ、人生に対する積極性だけでなく、悩み苦しむ姿にもある、とある作家が言っていた。その通りだと思う。桜木紫乃は登場人物の悩む姿、微妙な心の揺れを非常にうまく描きあげる。読者は、それが、まるで自分の心の動きであるかのように惹きつけられ、同じような息遣いとなり、本を置けなくなる。上手いなぁ。 そして、最後はちょっと地味目なハッピーエンド。悲劇からの予想外の解放に幸福感を感じさせてもらえる。 | ||||
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表題を認識させられました。同郷なので背景から、気候の表現、田舎の善し悪しに同感しながらあっという間に読み終えました。 年と共に表現の捉え方がしっかりと緩やかに 成っていく自分に酔いながら(笑) | ||||
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惹かれ合うことをためらったり、一方、まったくそういうことをためらわなかったり…。 気持ちの赴くまま突っ走る。側から見ると頓珍漢な回り道をする。 とにもかくにも、お互いの呼吸を感じあって、生きていく人たちの姿が鮮やかに描かれています。 | ||||
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一応、最後まで読んだけど何が面白いのかさっぱり分からなかった。 女性の心情描写が多かったので、女性には違って感じられるのかも。 | ||||
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強制は止めていただきたい レビューを書きたい人に書かせればいい 面白いのはたしかだが | ||||
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3冊目です。彼女が描く独特の世界観がとても好きです。いつもふら~っと北海道に行きたくなります。 | ||||
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もう何冊も桜木作品を読んできたが、この連作物も舞台は北海道。 それぞれの短編が、繋がりを持った男女を一人ずつ中心に描き、最後に全員が集まって味わいよく終わるという流れは、毎週1作品ずつ放映される良質のTVドラマを観ているよう。 これまでの桜木作品と一味違うのは、このエンディング部分であろう。 本の末尾にある「初出」クレジットを見ると、最後の「ワン・モア」が野生時代への最初の掲載となっており、他の5編は描き下ろしを2編挟みながら最初の「十六夜」から順番に発表されたようである。 しかし、どう読んでも「ワン・モア」を最後に置かないと、この連作は成り立たないと思う。 ラストの全員集合のシーンだけは単行本発刊に当たって書き足されたのかもしれないが、この部分の桜木作品らしからぬテイストが、逆に私にとっては期待外れで星一つマイナス。 全体を通じて見せる、作者の感性と筆力は相変わらず見事である。 | ||||
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秀逸でした。評価が高いのがわかります。ただの短編集じゃなくて、すべての主人公がつながっていて、それぞれの視点から書かれた作品。桜木さんの小説にはこのパターン多いですね。私は結構こういうパターン好きです。Aさんから見た出来事が、Bさんにはこのように映っていたんだ・・と後でわかるのが。 桜木さんの小説は、たいがい身もふたもなく不幸な女性の話ばかりで、この小説も主人公鈴音が病気になるところは不幸なのですが、周りの人たちに恵まれて、諦めずに強く生きて行こうとするところに救いがありました。 一番最後に、登場人物全員が出て来てバーベキューをするくだり。別れたと思っていた二人が夫婦になっていたり、皆が幸せになっていた。最後を「死」で終わらせなかったのは、桜木さんらしくないけれど、私はこういうハッピーエンドの方が好きです。だから読後感がいつもより良かったのだと思います。 | ||||
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主人公の女医鈴音のさっぱりとしたキャラクターがすごくいい。 連作物の短編集がそれぞれに関連していて 読みやすい物語になっている。 | ||||
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男と女、生と死がキーワードだと思うが、ドロドロではなく比較的爽やかにストーリー展開されていく連作短編。最後はハッピーエンドで拍子抜けするが、皆幸せそうだからこれでよかったのだと思う。 | ||||
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6編の短編集。 医師の柿崎美和と滝澤鈴音を中心に、 周囲の人々の恋愛事情を描く。 美和も鈴音も、決して恋愛上手とも幸せとも言えない。 過去の失敗を引きずり、自分も相手も不幸にする美和。 親の期待に応えようとするがあまり、自分の幸せを手放した鈴音。 その他、中年(を過ぎた者たち)の物悲しい恋愛物語。 桜木紫乃らしい設定と展開に、引き込まれた。 明るい物語とは言えないが、登場人物たちは苦悩を抱きながらも、 自らの幸せを諦めたわけではない。 他の桜木先品と異なり、明るい未来を示唆するものもあった。 ワン・モアの最後のエピローグは、いらなかったのではと思う。 | ||||
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先生の小説は、もう何冊も読ませて頂いています。詳しいレビューは頭悪くて書けませんが、読みやすくて好きです。先生にお会いした事もありますが、とても丁寧な方でした。 | ||||
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いつものように北海道が舞台ですが、女性目線の描写がなんとも言えず、読み手を紫乃ワールドへ引きずり込んでくれます。 何度読んでも心地良い余韻が残る作品です。 まずは読んで欲しいです。 | ||||
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連作短編形式の何とも言えない味わいの作品である。登場する淋しさを抱えた女性たちにより、人生の縮図を見せられるかのようだった。 最初の『十六夜』では、市民病院で安楽死事件を起こし、離島に飛ばされた女医の美和が島を去ると決意した後、不倫の果てに…逞しく、余りに残酷で、奔放な美和に驚かされた。この最初の短編を読んだ時、泥々した男女の愛憎劇かと思ったのだが、そんな単純な作品ではなかった。 『ワンダフル・ライフ』では美和の同級生の開業医の鈴音を主人公に、彼女に訪れた不幸と再生を描く。『おでん』では主人公は書店の店長と元アルバイト店員へと代わり、物語は細い線でつながるものの、美和と鈴音はどうしたんだと思う。 『ラッキー・カラー』でも鈴音の病院の看護師が主人公となり、『感傷主義』、最後の『ワン・モア』で物語が見事に帰結する。 最後の『ワン・モア』を読み、この作品は桜木紫乃による淋しさを抱えた人達へのエールなんだと納得。 | ||||
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迅速・丁寧な対応に感謝しております。機会がありましたら、また、利用したいと思います。 | ||||
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