■スポンサードリンク


(短編集)

神様のメモ帳5



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)

神様のメモ帳5の評価: 4.33/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

短編集

5巻の神様のメモ帳は、4話入った短編集です。

はなまるスープ顛末は、最後犯人はこの人だろうと創造できてしまい、とても残念な作品でした。

探偵の愛した博士は、最後の終わり方に少し残念でした。
話としては、はなまるスープ顛末より面白かった。

大バカ任侠入門編は、八坂組の面々が出てきて、とても面白くてよかった。


あの夏の21球は、いつもの神様のメモ帳みたいな感じで、
ネモさんの過去も出てきて、最後の終わり方もとても良かった。

自分的に、はなまるスープ顛末、探偵の愛した博士がとても残念だったので星三つです。
大バカ任侠入門編、あの夏の21球は面白いと思います。
神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)より
4048685430
No.1:
(3pt)

お前たちが付けている背番号は、すべて近鉄バファローズの永久欠番だ

『ニート』という名の、街のアウト・ローたちの物語。その五巻目。雑誌に掲載された未収録短編など四点を掲載したシリーズ初の短編集。

 日本ハムファイターズの監督でありながら日本シリーズで「近鉄バファローズのために(も)戦う」と公言した梨田昌孝の名言を序に置き、『江夏の二十一球』を書いた故・山際淳司をリスペクトした内容の短編『あの夏の二十一球』が書き下ろし作品で、当巻の白眉です。
 野球とゲームに対する間違った方向での愛情が詰まったこの話だけは、いろんなものを吹っ飛ばして好き者たちに読んで欲しいと思います。作者独特の「失われたもの」「失われなかったもの」への視線が現実の野球やゲームにも当てられていて小ネタに泣けます。

 他は小さな善意とそれを脅かすものを扱った三本の短編。ラーメン屋を舞台にした『はなまるスープ顛末』、アリスが愛するものを賭けて行動する『探偵の愛した博士』、平坂組自体がテーマの『大バカ任侠入門編』。長編に比べて内容が軽く優しさが押し出されていてとても読みやすいです。

 基本的にはある程度の長さでツイストされた筋書きを得意とする作者ですが、こういった単純明快な短編の方が輝いているなあと『さよならピアノソナタ』でも感じました。当シリーズはかなり長く続きそうな気配ですが、ホームズ・ポアロ以来探偵ものは短編集が多い方がむしろ自然ですし、今後もこういう巻を挟んでいって欲しいと願っています。

 シリーズのファンのみならず、シリーズを知らない様々な読者にもお勧めしたい一冊。
神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)より
4048685430

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!