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まだらの紐
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【この小説が収録されている参考書籍】
まだらの紐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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コナン・ドイルの「ホームズ正典」以外の短篇を集めた傑作集。 第一巻の本書は、ホームズ外典と呼ばれる一群の作品を中心に編まれている。 収められているのは、「王冠のダイヤモンド」、「まだらの紐」の2篇の戯曲、「競技場バザー」、「ワトスンの推理法修業」、「消えた臨時列車」、「時計だらけの男」、「田園の恐怖」、「ジェレミー伯父の家」の6篇の短編小説のほか、ドイルの覚え書き「シャーロック・ホームズのプロット」、ホームズへの思いを綴った「シャーロック・ホームズの真相」。 「王冠のダイヤモンド」にはモラン大佐が出てきたりして興味深い(「空き家の冒険」以前に執筆されたもの)。しかし、出来はいまいち。「まだらの紐」は、小説版を戯曲化したもの。それなりの味わいがある。 「競技場バザー」と「ワトスンの推理法修業」はホームズとワトスンの登場するショーショート。楽屋落ち的な内容だ。 「消えた臨時列車」と「時計だらけの男」には、ホームズらしき人物が登場して、間違った推理を披露する場面がある。ここまでが外典と呼ばれるものである。 「田園の恐怖」と「ジェレミー伯父の家」は、スリラー風の推理小説。ホームズものとは関係ない。 「シャーロック・ホームズのプロット」は、構想されたが、書かれなかったホームズものである。筋書きだけ示されているが、確かに優れたものとは思えない。「シャーロック・ホームズの真相」は、ライヘンバッハの滝でホームズを殺したことについて述べたもの。ドイルのホームズ嫌いが伝わってきて面白い。 「王冠のダイヤモンド」、「まだらの紐」、「競技場バザー」、「ワトスンの推理法修業」、「消えた臨時列車」、「時計だらけの男」は、翔泳社の『ドイル傑作集1』からの再録。他の選集に取られたものも多く、初訳は「シャーロック・ホームズのプロット」、「シャーロック・ホームズの真相」のみ。 かなりのホームズ好きなら買っても良いかも。 | ||||
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