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(短編集)
ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常
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ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 81~100 5/7ページ
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第一巻に続き堪能しました。古書を題材とした短編ミステリーで、前回このような手法の新鮮さを楽しみましたが、今回は主人公の俺,大輔と店主栞子の間に淡い心の交流が芽生えてゆくという短編を繋ぐ話の伏線があり、作品としてより洗練された感じがしました。 これからどんな本のミステリーが展開するのか,二人の恋が実っていくのか、次巻が今から楽しみです。 | ||||
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本書では、いきなり私の好きな本が登場する。 桃源社版国枝史郎「蔦葛木曾桟」がそれだ。 そして、単なる前振りかと思ったら、けっこういい感じでストーリーに絡んでくれる。 また、それ以外でも司馬遼太郎「豚と薔薇」やら足塚「UTOPIA」やら、実にうれしい作品が登場する。 そして肝心のストーリーは、五浦くんのほのかな思いとともに、少しずつ少しずつ進展していく。 本に関わるロジックは相変わらずだが、栞子のベールが少しずつ剥がれていく。 そして、五浦くんの何とも微笑ましい態度。 ほんと、誰かに勧めたくなる気持ちが良くわかるね。 私的には登場するのが本好きの人物ばかり、というのがまたうれしい。 もう少しせどり屋とかの周囲の人物たちが絡んでもいいんじゃないか、とは思うが、それは次巻に期待しよう。 いや、今まで読まなくて、実にもったいないことをした。 評判になったときに、すぐ読んでおくんだった。 こんなに本好きが落ち着く内容だとは、思っていなかった。 次巻は刊行されたらすぐ読むよ! | ||||
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「1」の時にも感じましたが、連作短編といっても各話の登場人物やエピソードが絶妙に絡み合っているため、 ぶつ切り感やマンネリ感がなく、常に驚きと新鮮さをもって読み進めることができます。 司馬遼太郎、名前は知っていてもちゃんと読んだことがなく恥ずかしい限りですが、 五浦くんが同じ立ち位置でいるので、彼と一緒に「へぇ〜」と感心しながら教養を身に着けた気分に浸ってます。 主人公2人の過去や人物関係も少しずつ明かされ、物語世界は深みを増してきました。 すでに3巻の刊行が決まっているようですが、これはとってもうれしいです! 少しずつ距離を縮めていく二人と新たな古書との出会いを、温かく見守っていきましょう。 | ||||
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新幹線の駅で消去法で購入しました。ある意味ジャケ買いです。 「2」なのに気が付かず(1は読んでいませんでした)、 暇つぶしになるかなくらいの気持ちで読み始めたのですが、 ところがところが、なかなかの読み応えがありました。 ちなみに「1」を読了していなくとも大いに楽しめます。 北鎌倉の古書店を舞台に、可憐な女店主とそこで働く主人公の青年が、 古書にまつわる謎を解き明かしていきます。 その古書が『時計じかけのオレンジ』だったり福田定一だったりとオツなのです。 古書に詳しい方であればネタバレの危険性もあるでしょうけど、 一般の読書好きであれば読みやすく驚きもあって楽しめそうです。 本屋大賞にも選ばれたこのシリーズの人気の秘密は、 博覧強記で浮世離れで容姿端麗でスタイル抜群という、 やや無理のある?女店主のキャラクター設定にもあるのでしょうね。 主人公との予定調和的なロマンスも、さほどストレスなく読めます。 対象年齢は若めでしょうけど、ご年配の方も堪能できる気がします。 | ||||
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登場人物もしっかりと特徴がありこの本は、本の中に本の話がある感じが凄くした。その本の話で事件を解決策を広い集める。なんともこんな発想が思いつくとは、筆者さん…苦労しただろうな〜、また、本を1冊読んでいるだけなのに色々読んでいる気がします。 また、栞子さんと主人公の関係にも凄く興味が湧きます。 また、設定も鎌倉とかなり現実的に再現していて良い!! まぁまぁとにかく面白いです。 興味のおありな方は、一度手に取って読んでみてください 買って損しない作品です。 | ||||
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以前「ビブリア古書堂の事件手帖」を読んだ。なんとなくピンとくるものがなかった。 しかしパート2になって、その認識は一変した。 ゆるーい感じだが、内容も登場する古書の知識もしっかりしている。 帆のかな恋模様も伏線に敷いてある。 OK!これならお勧めです。時間が出るのを今から楽しみにしています。 追伸::「ビブリア古書堂の事件手帖」を読み返します。 | ||||
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それでも面白かったです。 相変わらず栞子さんは魅力的ですし、気が付くと主人公もキャラがかなり立ってきています。 作者が「いよいよ本編」という通り、物語がどんどん展開していくのでしょう。 この春に発売予定の第三段が非常に楽しみです。 | ||||
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一巻目で完結してもおかしくない書き方ように感じられたけれど、ニ巻目以降が出る事が決まったのか、一気にそういったトーンはなくなった。伸び伸び書いているのが感じられる。 この展開ならいくらでもお話が作っていけそうな印象を持った。 ニ巻目もそうだが、イラストがいい。潮の香りがする。一巻目のカバーの絵は栞子さんのお母さんなのかな。本人かな。ニ巻目のイラストは、巻末の方で栞子さんと「俺」が話しているシーンかな。 栞子さんみたいな人は、フィクションではあるが、いそうな気はする。自分の子供、結婚が、意識の上では二の次の人達。それらに価値を感じているからこそ二の次になっている、そういう逆説的な人達である。 司馬さんの本や、藤子不二雄の本等、素材にいいものをもってきているから、多分読者もそれを念頭に置きながら読むから、あまり壊れた感じを覚えないで済む、また北鎌倉という設定(作者のホーム)も、無理を感じさせないところなのかもしれない。 福田(司馬)さんは仏教関係の記者(あるいはスクープを書いた)と思ったけれど、幅を広げて美術も関係ないとは、言えないね。それくらい話の設定的には当然ありなのかもしれない。当時、文化のジェネラリストだったのだから。 推理小説というよりキャラクターとその状況理解、説明小説でしょうか。悪くない本だと思います。肩の凝らない(胸の描写など感覚に訴えるところは、若者向けという設定だからなのか、あるいはビジュアルものに通じる文法を採用しているからなのか、ちょっと微妙なところ)、古本の素材がいいから、お腹に悪くないです。 多分三巻目も買って読んでしまうでしょう。古書の絡んだ話は楽しい。困難かもしれませんが、思い入れのあるところで、仏文関係の古本のお話も書いて欲しいな、と私自身は思いました。引き続き、作家の操り人形を楽しみたいと思います。 | ||||
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ラノベかぁ・・と思いつつ手に取ってみると、おもしろい。 舞台は北鎌倉の古書店の周囲、登場人物は店主と店員の周囲の人。モチーフは、実在の古書。この狭い範囲の中で物語が進行し、すこしづつ魅力的な店主(女性)の実像が明らかになる。劇的展開のない静かな小説だけれども、ページを繰りたくなる。そんな小説ですね。 本好きでも本好きでなくとも楽しめると思いますが、本好きなら魅力百倍ではないでしょうか。出てくる古書はポピュラーではないので、読んだことがないものばかりですが、本から出発する物語はその本がどんな本?という謎解きも含めて楽しめる内容になっています。 いつか映像化されるかもしれませんね。 | ||||
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サブタイトル通りこの巻のテーマは日常です 前作は病院から動くことのなかった店主、栞子さんが店に戻り 大輔とともにお店を切り盛りするといった軸で話が展開します 書籍や図書館でこの本を手に取り、さらっとページをめくり飛び込んでくるイラストが そのまま日常になっています 本書の中に挿絵は一切ありませんが、イラストも素敵だと思います 相も変わらず栞子さんの本の知識、洞察力は凄まじく 本を査定する中で、売りに来た人物の趣味や部屋の間取りなどをぴたりと言い当ててしまいます これはシャーロック・ホームズがよく依頼人を見ただけでその人物像を当ててしまう手法で 大輔はワトソンさながら、目をぱちくりしている様が微笑ましいです ひどく引っ込み思案の栞子さんが必死に大輔に仕事を教えようとしている場面などが好感を持てました 二人の距離もぐっと近づき、これからの恋愛関係も気になるところです さて、注目したのが実はあとがきです 作者である三上延さんは作中には、モデルとなる地域があると述べています この本を片手に描写に書かれている場所を探しながら、春の鎌倉などを散策するのは中々乙ではないでしょうか? | ||||
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評者としては第1話の「時計じかけのオレンジ」第3話「UTOPIA 最後の世界大戦」が面白かった。 当初の主人公の設定は「本に関しての異常な知識とそれに関する洞察力の鋭さ」「その他の面では人見知りの小柄な美女」というものだったが、1話完結の短編を重ねながら、少しずつ彼女の背景が浮き彫りにされてきて評者を惹きつける。評者も同好なので、本に関する薀蓄も楽しい。 第3巻目が楽しみである。 | ||||
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けさの新聞に痕跡本のすすめの本が出された記事があった。今は新型古書店に押され、旧型古書店がなくなりつつあるために古書の持ち主の想像は出来ないが、かっては人の手から手へと旅を続け、古本の奥に迷宮さえ見えるらしい。旅の途上の海に流れる手紙だと筆者は言う。 その意味このビブリア古書堂は、ぴったりだと思う。 メモからの推理があったり、持ち込んだ人の暮らしが浮かぶ話が1と2にも共通している。わたしも古書が好きで、あまり読みきっていない藩翰譜や大日本史料など出しているがメモや痕跡のあるものではない。切り取ったページ・異物を挟む・暖かなメッセージの書き込みはこのアマゾンにもあまりないだろうし、購入は避けるかも知れない。焼け、染みは何より嫌だと思う。かと言って、綺麗な本でもブックオフの本を出すのも考えものだが・・・ともあれ、感想に戻らなければ・・ 本好きなわたしは、ビブリア古書堂の栞子さんの洞察力に感動した。わたしのような単純な本好きは奥がなく浅いものだと痛感する。例えば作家の初期に別のペンネームで書いた本がどれだけ凄いものかと、この本を通して分かった。何度も版を重ねる中に作家の言葉を省く場合もあると初めて知った。特に海外翻訳小説などが多いとは。 たしかにわたしの本箱には仕事の活用のためにラインを入れたり、マーキングした本があったりで、どうしょうもなく眠っている。でも捨てずに置いておこうかとも思う。 現実にはないビブリア古書堂というのは、古書好きの夢が詰まっている。働く店員大輔も、栞子の内面をみながら、謎解きに感心して学ぶ姿がいい。 関西から何度も鎌倉や大船に行った懐かしい思い出が蘇り、根岸線なども出ていて横浜をやり過ごして行ったことが良かったと思う。北鎌倉の坂も歩いたが、三上さんの高校があるとは気づかなかった、関西にも池田・豊中に高台の学校があり、通学の苦労は分かる。北鎌倉・司馬文学だけでなくマンガ「今はコミックかも」の背景も分かる。 場所、扱う本、人の生き様、それがぴったりと組み合わさった、この名作。お勧め本! 次のビブリアシリーズが楽しみ! | ||||
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重大な事件ではなく、 日常の中にひそむ個人的にシリアスな問題に焦点をあてた作風は、 1巻にまして冴えているように感じました。 古書って、手に取った人の数だけ歴史があるんだなとしみじみ。 良い思い出も悪い思い出も、 人によってなので本自体には何の責任もないのに… たった一冊の古書でも人間何やらかすか分からないんだなと 考えてしまいました。 でも読みやすいし引き込まれる一冊ですね。 それに栞子さんのお母さんとか、 彼女が残した(はず)のメッセージとかが気になります。 | ||||
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登場人物も増えてきたので一巻よりもさらなる話の幅が広がりましたが、基本的な軸はぶれていないので安心して読めます。一つの章自体のページ数が多くなったので、内容も濃くなり、私としては古書について一巻よりも深くまで切り込んでくれたので、満足です。また今回は、栞子さんと大輔の過去、距離感にも注目です。東京から新大阪に帰る新幹線の車内で全て読み終える事ができたので、あまり頭を使わずに読めるかと思います。 | ||||
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1巻めより、断然2巻の方が好みでした。 最初よりもシオリコさんに馴染みやすかったです。 なによりストーリーが追いやすかったです。 1巻めは置いてけぼりされた読後感だったので。 シオリコさんのお母さんの話が少し、出てきましたね。 つぎの巻では地雷が用意されているような気がします。 3巻も期待します。 | ||||
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前作は特に万能鑑定士Qから発想したなーと思えるところがありましたが 人の死なないミステリの蘊蓄ものとして、今回は少し独自性が出たと思います。 サイドストーリーで連作に期待感を持たせるのも非常に巧いと思います。 物語に深みが出ました。 | ||||
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一話に「時計じかけのオレンジ」が有り、本よりもキューブリックの映画化作品が有名で、何十年も前に観たが、今でもその衝撃的な内容とシュールな映像が記憶にある。 そして数年前、同書が文庫で本屋に平積みされているのを知り、何故なのだろうと思っていたが、今回、本書を読んで謎が解けた。私はその完全版を買っているが未読なので、軽々に云えないが、最終章が無い方が良いと思う。 何れにしても近々に読んでみたい。ここでも本のスリップが謎解きの核になっていて、その小道具の選択が見事だ。 ざっと見て二話三話の本の作者は知らなかったが、読んでいくと福田定一が司馬遼太郎の本名だった事、これは一時期、司馬遼太郎に入れ込んだ時に知っていたはずなのだが、迂闊にも失念していた。司馬の推理小説感が判って興味深い。 足塚不二雄にしたって、手塚治虫、藤子不二雄と連想して行けば判ったはずで、今更ながら勘が鈍くなったなと思う。 プロローグ・エピローグの坂口三千代は全く知らなかったが、栞子さんと大輔君のサイドストーリーがいよいよ佳境に入り、これからの展開が楽しみだ。 | ||||
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シリーズ2作目。前作のレビューでも書きましたが、この作品好きです。 古本屋の主人のヒロインと主人公の純愛?もいい感じです。 読後が暖かい、心温まる作品です。とにかく読んでみて下さい。 | ||||
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本作は「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの第2作。 前作同様に個々のエピソードは独立しているが、第1作からの全体的なストーリーを継承しており、さらに発展を見せる。 中心となる二人の関係はつかず離れず、相変わらずほのぼのとしているが、徐々に距離を縮めている様子。 また、本作からは栞子さんの「母」に焦点が当たり始めた。 まだまだ謎が多いが、そのあたりの事情も今後の続編を通じて徐々に紐解かれるのだろう。 著者あとがきによると「物語はようやく本編」とのこと。 これまで2冊にわたる長いエピソードを読んだ後なので、否応にも期待は膨らまざるを得ない。 第3作が待ち遠しくなる一冊。 | ||||
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面白いですよね、このシリーズ。春頃次巻が出るらしいのですが、待ち遠しい。 このシリーズの特徴は、取り上げられている本も読みたくなるってことですね。 これらの本は何らかのエピソードがあり、それによって価値が出たりする。 その謎を鋭く解き明かす栞子の慧眼と推理力は凄まじい。 それから表紙のイラストが良い。ラノベっぽいけど、硬派なミステリーです。 アニメ化しないかなぁ。実写は絶対イヤ。栞子さんのイメージを壊さないで。 | ||||
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