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ヒア・カムズ・ザ・サン
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ヒア・カムズ・ザ・サンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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手で触れると、思いや記憶が見えてしまう、という7行のあらすじ・設定から、パラレルワールドとして、2つの物語が書かれて、収録されています。 どちらの物語も、娘を思う不器用な父親と、父親を愛するからこそ赦せない娘と、生々しい心の動きが伝わってきます。 そういうことか!という、ストーリー展開としては前編の物語のほうが好きです。 | ||||
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パラレルいらない。 一本を広く書いてくれた方がよかったな。 | ||||
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小説家は 物語を つむぎだすのが 仕事である。 落語のような お題があって それで落語をつくるように 有川浩は それに取り組んで 二つの物語を 描いた。 3つの条件が ある。 1 真也の同僚にカオルがいる。 そのカオルの父親が 20年ぶりにアメリカからかえってくる。 2 父親は 映画の仕事をしている。 3 真也は 記憶がみえる。 ココから,いくつかの設定がうまれる。 1 真也とカオルは恋人同士であるという設定。 2 父親は なぜ 20年ぶりにかえってくるのか。 離婚していたからだという設定がうまれてくる。 3 映画の仕事は 成功しているのか? あまりうまく行っていないという設定がうまれる。 4 なぜかえって来たのか? 二つの作品の一つ目は HALの 身代わり説である。 この物語は ちょっと強引すぎる。接ぎ木のような物語になっている。 カーテンに隠れる というのが 一つのミソだが カオルの母である輝子が なぜウソを娘に言わなければならないのかを 説明できないでいる。 二つ目は お父さんが 立派な仕事をしないで,嘘をついている。 そのことから、葛藤が起こる。 このほうがせつなく 物語として 成り立っている。 また,娘に会いたい理由も 鮮明である。 二つの物語を作り上げてしまうことに 有川浩のたくましさがある。 | ||||
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自衛隊3部作と「クジラの彼」を立て続けに読み、もっと読みたい!と思って予約購入したので、その勢いが強かった分、物足りなさを感じてしまいました。きっとこの作品だけを読んでいたら、もっと素直に楽しめたかなと思います。 さらに「パラレル」は続けては読まない方がよかった気がします。 | ||||
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前編は、カオルの父親の謎を解き明かしていくようなストーリーで、素直におもしろく読み進めていけました。 そのまま続けて後編を読んでいったところ・・・、「パラレル」ということにいまひとつついていくことができず、前編のストーリーに引きづられて混乱してしまいました。 それぞれ楽しめるストーリーなのでしょうけど、続けて読んでしまったため後編を楽しめず残念でした。 | ||||
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続けて2作品を読むと、前半の作品の印象がどうしても抜けきれず、後半の作品にうまく感情移入ができません。 有川さんは多種多様なストーリーを書かれ、どれも読後感がよいのてますが、パラレルにしたのはちょっと疑問です。 個人的には分けて読むほうがいいような気がします。 | ||||
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出版社で働く真也には不思議な能力があった。それは、品物や場所に残された人の記憶や想いを 感じ取ることができるものだった。ある日彼は、20年ぶりに帰国するという同僚のカオルの父を 迎えるために空港に向う。そこで彼が感じ取ったことは・・・。2編を収録。 ひとつの発想から、まったく違う物語が紡ぎ出されている。それはとても興味深いことなのだが、 いまひとつ感動にかける。ありふれた物語、ありふれた感動場面。どこか白々しさを感じてしまう。 ぎこちなさ。不自然さ。読んでいてもどこかにそういうものも感じてしまう。人物像も現実味に 欠け、共感できるには至らなかった。のめり込みづらい作品だと思う。前半の作品よりも、後半の 作品により強くそういう感じを抱いた。今まで読んだ有川作品には感じられなかったものだ。最初に テーマを与えられてから描かれた作品だからなのだろうか?とはいえ、どちらも父親の娘に対する 愛情や、人が人を想う心はよく表現されていたと思う。読後感は悪くなかった。 | ||||
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有川浩の作風は好きで、図書館戦争シリーズを省いてほぼ全部読んでいます。 この作品は、最近の有川浩らしく「まあまあ」な感じです。プロットも面白いし、ぐっとくるし、意外性もある・・・なのに、何だろう、この期待を裏切られた感は。 やっぱり、初期3部作から阪急電車、フリーター家を買う、ごろのワクワク感を求めてしまうからかな。 有川さん、あなたも「普通」の日本の作家だったんですね・・って感じかな。 本心は、もっと骨のある、読んで魂が震える作品を読みたい。有川さんなら書いてくれるはずと思うのは、僕の勝手ですかね。 | ||||
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ストーリーセラーもそうでしたが、中編2本を一冊にまとめる場合、作風の異なる話にしたほうがよいですね。 今回なんかはとくに、登場人物の名前が同じでパラレルな世界を描くという試みなので、 彼らに感情移入しづらかったです。前編だけでいいじゃないか、と。 すごく素敵なヒロインもいて、主人公にも特殊能力があって、これで長編1本分掘り下げて書いたら もっと良かったのにと、そういう思いが強いので、大好きな有川先生ですが、★の数は厳しめです。 | ||||
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読後の感想としてはとても面白い本だったと思います。しかし、個人的に後半のパラレルはなくてもよかったと感じます。前半で自分の中で勝手に想像していた人物像が崩れてしまい残念でした。別の作品と考えればいいのですが、ならば一冊にまとめなくてよかったのかなあと。 また、舞台で上演されていたそうですが、そんなことは何も知らない私からすればどうでもいいことでで、押しつけがましい印象を受けました。加えて言うなら、7行のあらすじから誕生した、などというのはさらにどうでもいい情報です。無駄な情報を載せなくても、面白かどうかは読者が判断することで、出版社に押しつけられることではないと思います。とてもいい本でしたが、書籍の形式がしっくりこなかったのでこの評価です。 | ||||
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面白かったです、本編が。 個々のキャラクタが強い芯を持っていて、気持ちよかったです。 特に輝子おかあさまが!!! カーテンの後ろに隠れろって……ちびっ子でもバレるのに。 真也が突っ込む瞬間、爆笑しました。 パラレルは個人的に無しの方向で……。 本編で気分よく終われた心地に、水を刺されたようで。 完全別個のお話とは分かっていても、です。 | ||||
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