■スポンサードリンク
夜宵
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
夜宵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
星4か5で迷いました。後半にちょっとラノベ的なバトルっぽい部分もあり、そのあたりだけなんか違うなーと感じましたが、じゃあ他にどう終わらせれば良かったかと考えてもやはり思いつかないために仕方がなかったとも思います。 カンナとサザの一連のお話も良いですが、独特の素敵な世界観があり、双子などの魅力的な登場人物もいて、全体を通して情景が無理なく浮かんできて読み易く、知らない町にいるような空気を感じられとても良かったです。 レビューの中に恒川さんと比較されてる方がおりますが、私も夜市含め恒川さんの本は全て所持しておりますが、別に似ていないと思います。 夜市はどこに発生するかもわからなければ存在する世界も曖昧という設定ですが、柴村さんの夜宵は現実世界の決まった場所に存在し訪れる者も顔を隠した人間で普通の町からやって来ているという設定です。何か買わないと出られなくなるなんてこともなく、訪れることのできる回数が決まっているわけでもなければ、見えないものやよその世界のものまで売っているわけでもないでしょう。夜宵の場合市の場所は決まっていて、人が管理し運営しています。 確かに先に発表されている夜市を読みインスピレーションを受けたとかいう可能性は否定できませんししませんが、パクリでは全くないと私は思います。 ストーリーも全く異なるものですし、表現したい部分も被っていないと思います。 両者は比べるものでないと私は思っています、夜宵という作品は新たに発表するに申し分ない出来でしょう。 個人的には二十代など年齢の若い方にならおそらく気に入っていただけるのではないかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恒川光太郎さんの著作である夜市に非常に酷似しています パクりではと思われる描写も存在しました。あくまで私の意見ではありますが、夜市が好きな私としては読んでいて不快な気持ちになりました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
法の及ばない商品を売りさばく魑魅魍魎のごとき商売人と、それを追い求める餓鬼のような客人が描き出す この世のものとも思えない不気味で魅惑的で幻想的な「市」がこの作品の主役と言えましょう 街の法の外にある「細蟹の市」と市のルールに従って治安を守り、何も知らずに市に迷い込んだ人間を保護する 赤腹衆のサザと、サザに拾われた記憶喪失の少年カンナという一応の主役もいますし、彼らの出会いから別れが 話の筋となっております が、しかしあくまで主役は「市」なのです。サザもカンナも「細蟹の市」があっての存在であり「市」の一部なのです 石骨地区の秋祭りから大晦日までの日の入りから日の出まで開かれる人の欲望で塗り固められたような市が醸し出す空気 椎名誠氏が繰り返し描いてきた「戦後」を舞台にしたSF諸作品にも似た、あるいは宮崎駿氏が「千と千尋の神隠し」で描いて見せた 魑魅魍魎の集まる不思議な温泉街の空気を漂わす醜悪でありながら惹きつけられる、グロテスクでありながら幻想的な世界は ある種のサイバーパンク的な雰囲気に満ちています この「市」の空気を味わうだけでも一読の価値がある作品です | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!