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水底フェスタ
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水底フェスタの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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閉鎖的ではあるもののフェス開催で潤っている村。男子高校生の主人公は、突然帰郷した女性タレントの復讐に引き込まれていく。 この村には大きな秘密が隠されている…。村長の息子でもある主人公は、ばら撒かれた謎を拾い集める。 本作品は、真実がどこにあるのか二転三転するミステリだ。そして、切ない系ラブストーリーかつ、成長物語でもある。どうにも共感できない登場人物たちだが、著者の持ち味(?)のちょっとした残酷さは堪能できるだろう。 全てが明らかとなるラストは、こうなるだろうな、という予想の範囲内だった。もう一つ、ひねりが欲しい。 | ||||
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読み始めると引き込まれ、一気に読み終えましたが、少し後味の悪さが残りました。 広海を通しての登場人物の描写が、冷めてて、とてもするどくて、辛い気持ちになりました。 読みながら、共感できる人物を探そうとしている自分がいました。 閉鎖的な村社会の中で生き抜いていく大変さや、その影響を受けすぎる子供たちが切ない。 由貴美には、幸せになってほしかったです。 | ||||
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作品紹介が全てと言ってしまって良いほど、 意外性もなく大筋、予想通りに展開されていきます。 水底っていったら、そういう結末になるよなって感じです。 なんとも救いのない結末で悲しくなりましたが、 悪くはない作品です。 | ||||
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経験のない男子高生を虜にさせるなんて、綺麗なお姉さんなら簡単かもしれないけど…もう少し由貴美に魅力が欲しかった。 あと、由貴美の広海への気持ちが分かりづらい。 恋をしているようには見えなかった。 広海も後半は一度冷めたようだったし。 などなど、疑問はあるけど。 それでも最後は切なかった。 水底でふたりは「平凡な恋」をしていたのだと思いたい。由貴美は、最後の時に大好きな人に抱きしめられながら色々なことから解放された自由や幸せを感じられたなら…と願ってしまう。 | ||||
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経験のない男子高生を虜にさせるなんて、綺麗なお姉さんなら簡単かもしれないけど… もう少し由貴美に魅力が欲しかった。 あと、由貴美の広海への気持ちが分かりづらい。 恋をしているようには見えなかった。 広海も後半は一度冷めたようだったし。 それでも、最後は切なかった。 水底でふたりは「平凡な恋」をしていたのだと思いたい。由貴美は、最後の時に大好きな人に抱きしめられながら色々なことから解放された自由や幸せを感じられたなら…と願ってしまう。 | ||||
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作者である辻村深月が、路線変更をした作品。 何か、全体的に閉塞感や、人間の愚かさが滲み出ていて、読んでいて、苦しくなる。 「ん?」と思う箇所はいくつもあったが、この悲壮感が、たまらない。 この小説は、どのようなジャンルになるのだろう? ミステリーか? いや、違う。 多分答えはないのだ。 自分にとってこの小説は、読んだ後の不快感をおもいださせる。(湊かなえの「告白」以来) おもしろい、という観点からいえば、このさくひんは、△だ。 | ||||
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文章は、柔らかく読みやすいが、読み手によって居心地の変わる本だと思う。 それは、読み手のイメージ力や読書力であるかも知れないが、作者の作為的な人物描写の 狙いなのかも知れない。そのため、なんでここでこうなる?と言った、読む上でのつまづき がよくあるが、それが魅力かも。少しの居心地の悪さがあるが、ミステリーとしての仕掛と 帰着が納得できたので星3つ。 色は、ネイビー。 | ||||
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ちょっとハズレかも。 主人公もなんか、はっきりしない人だし、サブキャラもなんだかなあって感じで、まあそれくらい主人公がお坊ちゃんって事なんでしょうけど、きれいな景色の中にあって、歪んでる人間たちをみせつけられるのは、辛いものがあります。 | ||||
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懐柔されない、頑ななまま終わるラストは嫌いじゃないです。 ただ、動機とかその辺があいまいとゆうか、弱い気がして、主人公他にあまり同感できませんでした。 本気でやるなら、ちゃんともっと調べようよって感じでした笑 あと、裏と表の顔が違う(と思われる)人が多すぎ。 | ||||
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山村での生活に違和感を感じる高校生の主人公と,そこからいち早く逃げ出した村出身のモデル. 村の秘密の真相と,2人の恋愛の行方は? 社会に対する違和感や束縛感への反発は尾崎豊を代表として, 青春像を描いた作品ではありふれたテーマである. このテーマを背景として,村への抵抗として秘密を暴き, 2人がより強く結ばれるという,ある意味,ステレオタイプなストーリーと言える. 歳上のモデルに翻弄され,思いもしなかった自分の家の秘密を目の当たりにして, もがいている主人公の心理はまずまずよく描かれている. ただ,ありふれたテーマを描いていながら,あまり感情移入できないのは, 2人が村社会に感じる疎外感が,少々上から目線のエリート意識に起因しているように 映るからではないだろうか. 辻村氏の作品では,そのような主人公が少なくないが, この作品ではちょっと鼻についてしまう. | ||||
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最後の方でばたばた展開していって帳尻あわせ。悪いのは誰?あんなことしたけど本当はいい奴?こんなこと意図してしたけど本当は違ったのよ?的な展開。人物像を集約して浮き彫りにするにはつめがあまい、描写が足りないと感じた。 | ||||
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冒頭にロックフェスの場面が出てくる。“フジロック”がモデルになっているような“ムツシロック” の会場で話が始まるので、フジロック好きとしては多少なりとも興味を惹かれた。 全くの予備知識無しで読み始めたので、これはロックフェスを舞台にした青春小説なのか?と思ったが それは大きな勘違いであった。 いや、青春小説ではあるのだろう。ただしそれはロックフェスがイメージする開放感とか躍動感とは 対極にあるような鬱屈としたものである。 途中からミステリー要素が強まり、興味深く読むことは出来たが、グイグイと惹き込まれるほどの引力 は無い。つまらない訳でもなければ、物凄く面白いという訳でもなく、なかなか評価も難しいし、正直 レビューするのも難しい。 でも、日本の田舎特有の村社会であれば、こんなことも起きているのかもなと思わずゾクッとしてしま った。 | ||||
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ストーリー展開は辻村さんだなぁいった様子で、うなる部分もたくさんあります。 人物描写(裏表があったり、見栄っぱりだったり)も、さすが!と思わせます。 が、濤のラストを期待したのに、肩すかしでした。 落ちもたいした驚きはなく。 加えて、書き急いだような薄さを感じました。 ミステリというよりホラーなんでしょうか。 ありえない古典ミステリの世界の「村」を、 今風で現実的に書こうとされている点に違和感を覚えます。 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、とにかく広海がかわいそうな話です。 しかし、由貴美がたいして魅力的にうつらないので、 中盤〜は自分に酔っているだけのバカな主人公にも見えはじめます。 高校生だから仕方ないか……と思えるならいいかもしれません。 | ||||
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。。。辻村深月さんの小説を読んでつまらないと思ったのは今回が初めてかも知れない。 これが一生に一度の恋? にしては薄っぺら過ぎる(「一生に一度の恋」というコピーは 編集が考えたものだろうから著者を責めるのは間違ってるけど)。 脇キャラも、伏線(ぽいもの)を張るだけ張って何で出てきたのか意味もわからないまま あっさりフェードアウトしていくし、フェードアウトといえば物語の流れ全体が 曖昧なままフェードアウトって感じだし(水没したダムは結局何の意味があったんだろう?)。 辻村作品初の濡れ場には驚かされましたが。 にしても今作の一番の欠点は、本来魔性の女であるべきはずの由貴美の 「魔性」の部分が圧倒的に少なく、「人間」としての弱さ・脆さのほうが 強調されがちだったことだと思う。 そこらへんのバランスが悪く、物語の着眼点は非常にいいのに勿体ないなと思った部分。 決して駄作ではないのですが、辻村作品を読後いつも思う「また読み返したい」が 今回はなかったことが残念だった。 | ||||
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