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水底フェスタ
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水底フェスタの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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最後の方でばたばた展開していって帳尻あわせ。悪いのは誰?あんなことしたけど本当はいい奴?こんなこと意図してしたけど本当は違ったのよ?的な展開。人物像を集約して浮き彫りにするにはつめがあまい、描写が足りないと感じた。 | ||||
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辻村深月っぽい作品ではなかった気がします。 結構批判があるようでしたが、私は面白かったと思います。書き方や話が新鮮で逆に辻村深月っぽくないから引き込まれました。でもちょっと荒いな、という印象です。いつも丁寧に織り込まれている辻村深月作品ですが、今回はあまり丁寧ではなかった気が…… やられた、こんな展開かよ!?という感じで不 意打ちな辻村深月さんの作品が大好きなので今回のはちょっと寂しかったです。 | ||||
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年上ヒロインが、身体を使って男子高校生を利用するのが気に障って途中までは読むのが苦痛でした。 辻村さんが好きだから…その理由だけで読み進めていたら中盤から急展開して、そこからはラストまで一気に読ませましたね。 個人的には恋より、とあるキャラとの友情が胸にきました。 読み終えてからは、あれから主人公はどうなったんだろう…と思わず考えてしまう程、人物描写が深かった。 | ||||
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私も辻村深月の本を読んで、初めてつまらないと感じました。 始めから、最後まで彼女らしさを感じられませんでした。 | ||||
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冒頭にロックフェスの場面が出てくる。“フジロック”がモデルになっているような“ムツシロック” の会場で話が始まるので、フジロック好きとしては多少なりとも興味を惹かれた。 全くの予備知識無しで読み始めたので、これはロックフェスを舞台にした青春小説なのか?と思ったが それは大きな勘違いであった。 いや、青春小説ではあるのだろう。ただしそれはロックフェスがイメージする開放感とか躍動感とは 対極にあるような鬱屈としたものである。 途中からミステリー要素が強まり、興味深く読むことは出来たが、グイグイと惹き込まれるほどの引力 は無い。つまらない訳でもなければ、物凄く面白いという訳でもなく、なかなか評価も難しいし、正直 レビューするのも難しい。 でも、日本の田舎特有の村社会であれば、こんなことも起きているのかもなと思わずゾクッとしてしま った。 | ||||
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個人的にはとても引き込まれて、面白かったです。 中盤からは一気に読みました。 ただ、読後に言葉にしようとすると類型的に感じるものが多いとは思います。 例えば、 高校生の主人公の持つ鬱屈、自尊心、内心の優越感であったり、 感性の合う大人の女の人が急接近してきて…、とか 二時間サスペンスドラマの脚本みたいな展開だな(笑)、とか。 それらが気になってしまうと面白くないでしょうし、由貴美のキャラを方向性が定まらず 半端に感じる向きもよくわかります。 が、私はこの作品、好きです。 由貴美についても、矛盾して見える言動も、強さも脆さも、純粋さも即物的なところも、 全てが本心として様々な要素を含めて成り立つキャラとして気になりませんでした。 物語内では、閉鎖的な村から飛び出して、(なおかつ厳しい業界で)生きていくことを 実践した唯一のキャラクターですし、振れ幅が激しいのもあり得るかなあと。 (そこまでの因習が残る村にリアリティがあるかどうかは別問題ですが) 辻村さんの作品はほとんど読んでいますが、精神的な未熟さやそれゆえの痛々しさみたいな ものを嫌悪していると楽しめない作品が結構ある気がします。 社会生活上、表には出さずにいるが、本音ではそういう部分が死に絶えていない自覚がある人間に とっては心にチクチクくるところがあって、なんか読んでしまうという感じです。 最後に、帯のキャッチコピー「一生に一度の恋」はこの作品に誤解を与える的外れなものだと思います。 | ||||
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ストーリー展開は辻村さんだなぁいった様子で、うなる部分もたくさんあります。 人物描写(裏表があったり、見栄っぱりだったり)も、さすが!と思わせます。 が、濤のラストを期待したのに、肩すかしでした。 落ちもたいした驚きはなく。 加えて、書き急いだような薄さを感じました。 ミステリというよりホラーなんでしょうか。 ありえない古典ミステリの世界の「村」を、 今風で現実的に書こうとされている点に違和感を覚えます。 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、とにかく広海がかわいそうな話です。 しかし、由貴美がたいして魅力的にうつらないので、 中盤〜は自分に酔っているだけのバカな主人公にも見えはじめます。 高校生だから仕方ないか……と思えるならいいかもしれません。 | ||||
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町おこしで野外コンサート(フェスタ)をしている田舎町、そこが舞台。 人物紹介をフェスタに絡めながら、前半部分は丁寧に描いている。核になる二人が出会うまでの展開はさりげない。 半ばで衝撃の計画! ここから物語はコロコロ転がり始める。 そして次から次へと新しい事実。そしてラストへ・・・・。 後半は少し急ぎすぎたような印象を受けましたが、物語は面白いと思います。魅き付けられました。 | ||||
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辻村氏の作品としては、ちょっと変わったテイスト。帰ってきた由喜美の憎悪と、腐りきったムラ社会の実態がひとつ、またひとつと明らかになっていく過程に、筆者持ち前の筆力から引き込まれていく。しかし、由喜美の人物描写が、今ひとつ物足りなく感じた。結局彼女は、はかない女性なのか。憎悪の塊か。信じていたものが砕け散る時の様から、くっきりと伝わらず、もやもやした。最後までドキドキしながら面白く読めるが、後味のイマイチよくない作品。 | ||||
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もともとこの方の作品は好きでしたが 今回は主人公も含めての、人間の深さがあり ただ、面白いというだけでなく 凍りのくじらのような、一つの世界をリアルにみてきたような読後感でした 閉鎖された村が、目にうかぶように、リアルに、身近に感じられ引き込まれます 主人公の年頃特有の、その時期にしか出来ない恋の物語りも 綺麗事を限りなく排除して、人間そのものを書ききってなお クオリティーの高さも維持していて 辻村ワールドに深みをましていると思います 私はこの作品好きです | ||||
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。。。辻村深月さんの小説を読んでつまらないと思ったのは今回が初めてかも知れない。 これが一生に一度の恋? にしては薄っぺら過ぎる(「一生に一度の恋」というコピーは 編集が考えたものだろうから著者を責めるのは間違ってるけど)。 脇キャラも、伏線(ぽいもの)を張るだけ張って何で出てきたのか意味もわからないまま あっさりフェードアウトしていくし、フェードアウトといえば物語の流れ全体が 曖昧なままフェードアウトって感じだし(水没したダムは結局何の意味があったんだろう?)。 辻村作品初の濡れ場には驚かされましたが。 にしても今作の一番の欠点は、本来魔性の女であるべきはずの由貴美の 「魔性」の部分が圧倒的に少なく、「人間」としての弱さ・脆さのほうが 強調されがちだったことだと思う。 そこらへんのバランスが悪く、物語の着眼点は非常にいいのに勿体ないなと思った部分。 決して駄作ではないのですが、辻村作品を読後いつも思う「また読み返したい」が 今回はなかったことが残念だった。 | ||||
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