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ファミリー・レストラン
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ファミリー・レストランの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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3度読みました。 東山先生にしては珍しく、話が読み手をどんどん引っ張っていく感じはありません。今までにこういった哲学的な部分を前面に押し出した作品はライフ・ゴーズ・オンやジョニー・ザ・ラビットがありましたが、それらの作品も考えさせる部分を押し出しつつも、小粋な語り口と疾走感がそれなりに伴っていました。しかし今作は、そういった意味では今までとは全く別の作品になります。落ち着いた、何かを暗示する様な表現が多用されており、ミステリー小説の様でもあります。 ただ、これはミステリー小説ではありません。哲学書です。作品に用意された最後の回答が、事件の犯人ではなく、そこにあるのも一つの哲学でしかないのですから。 つまり、ストーリーの中に問題と、それに対する回答が用意されているミステリー小説と同じ感覚で読んでしまうと、的外れな失望をしてしまう可能性もあるという事です。この点は注意しなければなりません。 私個人の感想を言わせてもらえば、とても愉しめました。 ただ、人を選ぶ本かもしれません。与えられる愉しみの種類が、funでもinterestingでもないのですから。 | ||||
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