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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全289件 201~220 11/15ページ
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| 【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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| 見事にやられました。 推理小説として見た場合、肝心の殺人のトリックが弱すぎなのが難だが、作者の用意した大仕掛けにはあっと言うはず。作品の趣向としては、泡坂妻夫の「しあわせの書」に通じるものであろう。ラストでどんでん返しを喰らった時に、思わず前を読み返して、自分の錯誤を確認してしまった(く……くやしい!)。 はっきり言ってペテンのような内容だが、作者の丁寧なミスディレクションには素直に脱帽するしかない。自分も途中まで違和感を感じていたのだが、キヨシと愛子のミスディレクションが強烈で、最後まで騙されぱなしでだったのが悔しい。 人によってはペテンという向きもあろうが、ある事象を伏せた上で事実だけを書き読者が勝手に誤解しているだけであって、ぎりぎりセーフと言ったところだろう。 ある事象に気づかない限り、ラスト近くでの保険証書を見ても、混乱するだけでさっぱり把握できないはずだ。 最大の難は、前にも書いたとおり、殺人のトリックも犯人も弱い事。多分大抵の読者は瞬殺レベルのものだろうが、この作品の真のトリックは別の処にあるのだから仕方がないという処か。 一番笑ったのは「破局、そして復縁」の章。まさか、あれが伏線になっていたとは……(笑)。 全体的にある人々を馬鹿にする言動がある。だが、作者の意図がそんなところには無く、全く正反対であることは誰でも分かるだろう。 主人公達の情熱と青春に共感し、じんわりとした幸せを感じさせるラストもグッド。 | ||||
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| 本作では、元私立探偵の「俺」こと成瀬将虎が、知人の依頼で悪徳商法 を行う会社〈蓬莱倶楽部〉の調査をする一人称の「現在」パートと、将虎が 探偵事務所で働いていた頃に担当した、覚醒剤にまつわるヤクザの殺人 事件が描かれている一人称の「過去」パートが交互に展開されていきます。 さらに、それらに加え、「現在」の別パートとして、蓬莱倶楽部に莫大な借金をしたため、 悪事の片棒を担がされている古谷節子を視点人物とした三人称パートが同時進行する という構成になっています(あと、時折“墓を掘り返す男”という回想場面も挿入される)。 以上のように、語りの人称と視点を切り替えることによって、読者の中に様々な誤認を 生じせしめ、メイントリックのサプライズを最大限に高めているのが、まずもってお見事 (蓬莱倶楽部の手口の一つである保険金詐欺と将虎を狙う「犯人」との関連づけも巧妙)。 また、脇筋である「過去」パートも、一人称の語りに、三人称記述が挿入されるという 私立探偵小説のコードからの違反が随所に見受けられますが、覚醒剤窃盗の大胆な 手口や、若かりし頃の将虎の名探偵ぶりなど、なかなか楽しませてくれます。 本作はともすると、叙述トリックの一発ネタと看做されがちですが、それを成立させる ために、巧緻な騙りのテクニックが駆使されていることは、忘れてはならないでしょう (あと、フェアな伏線技巧も特筆すべきポイントだと思います)。 | ||||
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| 思い込みはいけません。 「日本に桜の木がどれだけある。 どれだけ見て、どれだけ誉め称えた。 なのに花が散ったら、完全に無視だ。」 この一文に出会うために、 すべてを読んでください。 | ||||
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| 図書館でこの本を借りてどうしてもまた読みたくなって購入しました。 最近ミステリーは読まない私が本当に面白かった。ラストでいい意味で読者を裏切ってくれて、読んだ後は明るく前向きな気持ちになれる本です。 | ||||
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| 着想も大胆ながら、描写の自然さが凄いね。よくやったと感嘆する構成力。読者が構築したヴィジョンを、想起したイメージを根底から覆す 恍惚感がたまらない。伏線回収にもいちいちなぶられる様な独特の快感があって好い。。ただ、素直に受け取るかは人を選ぶ。 歌野は懐古的でありながら斬新な二面性を持つ作家だと思うが、本書でみせた独特の回帰願望と先見の明はすごい。特に後者が顕著で、諸所の 社会問題を鋭く示唆していて、単に謎解きだけじゃない奥行きと真実味があり心打たれる。 桜満開だけが醍醐味じゃない、読後あなたはきっと葉桜に魅せられるだろう。 | ||||
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| 自分は面白いと感じました。 推理好き、ミステリ好きのコアなファンには物足りない感じで、若者には少しスピード感のない展開で読み手を選ぶ作品ではありますが、 読書が趣味の人なら充分楽しめると思います。 読後に現実に戻される感覚は妙ですが、日テレの土9のドラマなんかに向いているんじゃないかな?という感じです。 | ||||
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| なかなか評価が分かれていますが、正直、面白かったな。 評価の悪い皆さんにとっては、きっと、その何というか、素直にだまされたんだと思います。 かくいう私も、素直にだまされたんだけど、正直潔く、参った、と言う気分ですよ。 きちんきちんと読んでいく人は、つじつまの合わないところで止まる、戸惑う、のかしら。 僕は、どちらか言うときちんと読まないし、少々わからないところも、ま、何とかなるさ、と先に行っちゃうもんだから。。。最後まで行って、おっとととととと、とたたらを踏んだ。 この感じは、今までなかった感じで、結構(そうやって小説読んでたたら踏んでる自分が)おかしかった。 だから、もう一度読まなくっちゃ、ってなるんだよね。そかそか、なるほど、って。どこで自分が気づくべきだったのか、って反省(?)しながら。 何というかな。とてもよくできた作品だと思います。 そんな酷評するようなものではない、と思いますが。 | ||||
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| どんでん返し系の作品は多々あれど、 この作品の結末の結び方、悪くない。 いいのかよそれで! って突っ込みを入れつつも、 最後に絶望じゃなくて希望が残るミステリーは心地よい。 ストーリーはものすごく、残酷だったりやるせなかったりするのに、最後はなんだかんだ、 まぁそれでいいか、って思わせる、 作者の楽観的というかポジティブさが感じられて好ましい。 | ||||
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| ちょっとオーバーかな? 同じテーマ(ネタ)の作品も過去にあるようだし。 けど、ネタばらしの意外さと同時に、登場人物の 会話や人間性に、主人公と同世代の俺は、共感と 癒しと勇気を確実にもらった。 “ダイ・ハード”のブルース・ウィリスみたいに、 主人公はハードボイルド未満で、カッコ良いと言う よりは自虐的で、実際に言ったら恥ずかしくなるよ うな自己中で小洒落たセリフを連発する。 登場人物のコミカルで小洒落たセリフと行動が、悲 惨で救いの無いはずの物語に救いを与えてくれる。 (これってオムニバス?)って思える展開や、(どこ に着地させるの?)っていう疑問を見事に解決させ ていると思う。 小説を読んでいて『えっ?!』って声を出したのは 生まれて初めてだったので、それまでの展開や少々 の不満はどうでも良くなりました。 星五つ!付けさせて頂きます。 | ||||
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| 読み終わった後、鳥肌がたちました。どんなに頭の良い人でもこのオチを見破るのは不可能なんじゃないんでしょうか? 最後に一言。この作品を実写化する勇気のある監督はいない。 | ||||
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| たぶん、タイトルに引かれて買った人が多いのだと思うが…。 タイトル買いした人のことはともかく、ミステリ史上に残る傑作であることは間違いない。これほど騙された作品は、しばらくなかった。トリックといい、テーマといい、こんなんありかよ、と叫びたくなってしまう。 ともかく、先入観なしに読んで欲しい一冊だ。 | ||||
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| 私は、このタイトルの方がしっくりくるかなぁ…。「葉桜の季節に君を想っ」て、というよりかは、紅葉の季節に桜を想って、生きてるんじゃないですかね?トラちゃんは。 タイトル見たとき、今流行りの携帯小説的な、純情恋愛ものっぽいな、と思って(すみません、賞とか知りませんでした)、しかも出だしが結構キツいので、微妙だったんですけど、最初の5ページ我慢したらあとはすいすい。軽く読めるエンターテイメント小説ですね。 ミステリーと言っても、殺人の犯人探しではない(いや、ある意味そうだけど、でも)のですが…宮部みゆきの「火車」を思い出しましたね。あれも、カードで自己破産したり取り立てられたりっていう人たちがたくさん出てきますよね。「葉桜〜」は、主にお年寄りを騙していい加減なものを高く売りつけられる(売りつける方も)人がいっぱい出てきます。 そして、そうですね、最後のどんでん返しはすごいですね。人が、いかに先入観に頼っている、というよりかは、いかに一を聞いて十を想像してしまい、それを信じ込んでいるかってことですね。事実と考察の切り離しができていないんですね。 私は、最後の10ページが感動でした。全体も面白かったけど、私もすごくネガティブに考える癖があるので、最後の10ページで元気出ました。 | ||||
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| こういう騙され方をした事がない。やっぱりそこが面白いと思いました。 ドラマを映像で鑑賞する機会の多い現代人の一人として、これを映像で表現しようとする場合、どうすれば良いのだろう?と、思わず考えてしまいました。とかく映画やテレビドラマの方がお手軽に楽しめて繁栄する一方で、小説というメディアは衰退して行く一途の様にも思えるのですが、うん、こういった小説にしか表現出来ないストーリーというものが有り得るのか、と、考えさせられます。そういう意味で、思考実験的な面白さがあるのではないかと思います。 同時に、もしこれを映像化できたら、きっとすごくファンタジックで素敵なものになりそう。そう感じられるのも、この小説のキモである最後のシーンに到るまでの運びが、なかなかお洒落でカッコいいからだと思います。そして、人の心というものは幾つになっても変わらないのだ、本当のカッコよさは内面にこそあるのだ、という、作者の人間に対する温かい視点があるからだと思いました。 | ||||
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| この本を読んだのは数年前になりますが、今ふと見てみると、予想以上に★の数が少ないのでレビューを書いてます。 途中までは大笑いしながら読みました。 ですが、ラストの件は絶品です。通常の日々において、いかに私たちが先入観を基に物事を捉えているかが明白になり、己の浅はかさを再確認いたしました。 とにかく元気が貰える素晴らしいご本です。 この本の登場人物たちのように生きて行ければいいな〜って思いました。 | ||||
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| タイトルのイメージと実際の内容にかなりの違和感を感じつつ読み進み・・・ 読了後は騙されたというより、勘違いさせられてた感がありました。 最後に話がつながった時は素直に「おぉ!」と思った。 けっこう伏線もあったけど、あんまりしつこくなかったかな。 時系列もテンポよく読めてよかったと思います。 そしてタイトルがなぜ“葉桜”の季節なのか・・・ 理解できました☆ 2004年版このミステリーがすごい! 2004本格ミステリベスト10 第57回日本推理作家協会賞受賞 第4回本格ミステリ大賞受賞 | ||||
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| 本屋で何気なく見ていると、この本が平積みされていました。 帯には、 「2004年版このミステリーがすごい!」 「2003本格ミステリベスト10」 「第57回日本推理作家協会賞受賞」 「第4回本格ミステリ対象受賞」 と輝かしい謳い文句につられ、購入♪ 最初、読んでいたときは何がミステリーなんだろう?と思いながら、淡々と読んでいました。 文章自体、特に難しくもなく読みやすかったので、まぁまぁ面白いくらいな本かなぁと後半まで読んでいましたが、ある時を境にびっくりな事柄が… まぁ、すっかり騙されたましたよw 多くの人がそうだと思いますが、小説を読むときは自分の頭の中で情景を浮かべながら読み進めると思います。 当然ですが小説内の会話や説明的な情報の「言葉」から、思い浮かべます。 この小説は、そんな「言葉」のあやふやさをうまく利用して書かれていました。 ネタ晴らしされた後は、あっという間でしたね〜 「言葉」の使い方を学ばされる小説ですね! | ||||
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| 賛否が分かれるようですね。でも私は、好意的に感じた組です。 語りのミステリーに気持ちよく騙されたいという読み手にはフェアもフェアでしょうし物語としてもジーンときます。サイドストーリーと思えたものが後でぴったりとハマる快感です。 私はむしろこのメインのトリックと同種の仕掛けを、ある戦争ものの作家の某短編で読んだ覚えがあるので、余計に好意的なのかもしれませんが。東野圭吾の長編『ある閉ざされた〜山荘〜』のトリックがOKな方にはこちらも面白く読めるでしょう(その逆も真なり)。 昔、30年以上も前の話ですが、『アクロイド殺人事件』の某文庫の裏表紙に、犯人の名前がほとんど書いてあるようなものだというクラスメイトの批判があって、なるほどと思って聞いたことがあります。同じように、本書の末尾の資料も、カンがいい人と思われる方は読まないほうが無難かと思いました。 | ||||
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| トリックが話題となった作品ですが、それ以外の展開や描写も良質。 読み終わったときに得られる満足は高かったです(賛否両論あるようですが)。 主人公の成瀬みたいに生きたいと思いました。 | ||||
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| これが本作を読んだ直後の私の感想です。 「そんな馬鹿なー」とか「ええっ?」とかではなく、後ろから膝をカックンされたような意外な一本。 ひょっとして、ストーリーが熱い(はず)な割りに物語にどこか落ち着きがあったのは、この為か? すべてがこの意外性に結びついていたら、これは本当にすごい作品です! 帯に『やられた!の一言につきます。とにかく読んで騙されてください。』とあったんですが、これはまさしくそのとおり! 決して不快な騙され方ではありません! みなさんもぜひぜひやられてみて下さい。 物語は(おそらくムキムキをイメージするような)主人公のもとに、後輩の知人から探偵の依頼が来たところから始まります。 『父は保険金殺人で殺されたんです』 そこには「宝来クラブ」という謎めいた団体を暴かなければなりません。 そこにもうひとつのストーリー。 宝来クラブによって人生を狂わされたある年配の女性の暗鬱な人生が展開されます。 ひょっこりと出会う素人探偵ものと暗いストーリー。 ラストで「ええっ?」と脱力するような仕掛けが待っています。 いやー、人間ってこんなに思い込みやすい生き物なんですね。わはは。 | ||||
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