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武士道シックスティーン
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武士道シックスティーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全106件 101~106 6/6ページ
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相反する二つの人格が刺激し合い、切磋琢磨してお互い似たような境地に達する過程はページを捲りながら、時に頷き、時に唖然としなが楽しんで読めました。柔術が柔道になり、剣術が剣道になって100年以上が経ちましたが、剛の香織と柔の早苗が目指していたのはまさに”道”の本質に辿り着くことであったのだと思いました。 小説から放たれるメッセージは一般的に言われていることだったのでそれ程、驚きも、強い共感もありませんでしたが、主人公二人がその境地に至るまでの道程が、敷かれた内なるレールを進むように、すんなりと心に届きました。 好きなことを見つけることの大切さ、素晴らしさに気付かせてくれる佳作です。 | ||||
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元々誉田さんが大好きで、すべて作品を読んできて、その流れでこの作品も読みました。 オススメです。なんと誉田さん初、人が一人も死なない! キャラクターは凄いハッキリしてて「強い女の子」と「普通の女の子」 彼女2人の成長が本当に面白かった。 剣道を知らない私でしたが、凄いカッコイイ!って思わず剣道の試合を1度でもいいから見たくなりました。 やっぱり元々サスペンスを書いてる方なので、キャラクターが怒り狂うシーンは凄い怖くて、 青春ストーリーの中にあるそういった“怒り”“憎しみ”の描写が凄い新鮮でしたね。 読み終わって、思わず泣いちゃって、でも気分はスッキリです。 読んでてすごい笑顔になりました。何といってもキャラが愛しくなる。 誉田さんはいつもラストのラストでキャラクターを思わぬ運命に持っていくから憎い!(笑) けどそこが魅力かな、と思います。 サスペンスばかりではなく、こういった違うジャンルも書ける、誉田さん。これからの活躍、大いに期待できます。 余談ですが、しおりが紅白になってるもの剣道に肖ってて拘ってるな〜と、今回はデザインも素敵でしたね。 | ||||
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宮本武蔵を師と仰ぐ、剣道まっしぐらのありえない女子中学生、(後に高校生となる)磯山香織。 全中2位の自分に勝った無名の相手のいる高校に入学する事を、「敵国に足を踏み入れる」とか言ってるし。 竹刀の袋は般若だし、弁当は常に握り飯だし、かたじけないとか言ってるし・・・(笑) いささか暴力的で困った傾向のある彼女に対して、 対する西荻早苗はあまりにも殺気のない性格。 日舞をやっていたせいかしら?そんな性格もまた彼女をいらだたせるのだった。 対照的な彼女らが親交?を深めていく様。 ただ思ったより「ぶつかりあい」な物語展開ではなかったね。 章のタイトルとか、表紙の絵もなんだかとぼけていていいよね。 | ||||
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まだ幾分暑さの残る九月,誤審による全中決勝戦敗北を引きずる磯山香織は小さな市民大会へ出場していた。そこで,全く無名の甲本なる選手に見事に一本負けを喫する・・・ 武蔵の『五輪の書』を愛読する兵法者を地でいく主人公:磯山と中学から剣道を始め,それまでは日本舞踊をしていた『お気楽不動心』を持つもう1人の主人公:旧姓甲本→西荻早苗の交互の視点から描かれた物語である。全く剣道に対する心構えが違う二人の交流が心地よく描かれた物語である・・・多少,主人公の心境の変化が唐突すぎる気がしてならないが,作者の中で初めて1人も登場人物の死なない物語だけあって,爽やかな読後感であった。 | ||||
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あなたが今、部活なり仕事なり何なりで、自分のしてきたことに悩んでいるなら、 一度読んでみるといい。きっとなにかをつかめるはずだから。 主人公・磯山は剣道一筋、勝つことが全て。彼女が甲本という選手と出会うことで 成長していく青春小説。剣道を全く知らなくても楽しめマス。 ・・・・・・これまでの作者の作品からすると異色だが、「ジウ」の基子と美咲を彷彿とさせる いい味のキャラクターが活躍してるので違和感なし。 | ||||
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「武士道シックスティーン」を楽しく読んだ。数年前まで遡るが、私が読んだ順は、「弓と禅(オイゲン・ヘリゲル著,稲富栄次郎訳,上田武訳)」→「日本の弓術(オイゲンヘリゲル著,柴田治三郎訳)」→「禅と日本文化(鈴木大拙著)」→「無我と無私 禅の考え方に学ぶ(オイゲン・ヘリゲル著,藤原正彦監修,藤原美子翻訳)」→「日本人の身体能力を高める「和の所作」―足が速くなる!体が柔軟になる!集中力もつく!(安田登著)」→「武士道シックスティーン(誉田哲也著)」だが、逆順もまた楽しめるのではないだろうか? | ||||
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