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初恋彗星
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初恋彗星の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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急展開でどん底に突き落とされ(あれ?っていう伏線はあった)エンディングに向かうにつれ高まっていく優しい展開が本当に良かった。ウィスパーボイスのあの人の曲が引用されていたのも嬉しくてついそのアルバムをポチってしまった。 | ||||
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ありふれた日常に、これでもかと不幸を盛りつける。 作者はそういう痛々しい話を書くのが好きなのでしょう。 泣けるという感想もありましたが、「それはないだろ」と言ったあざとい設定が目立つなぁ。 主人公は一途なんだけど、不幸設定オンパレードで感情移入できなかった。 文章や描写はお上手です。 シリーズ一作目も、「ありえない」と思える点はいくつかありました。 でもこの「初恋彗星」よりは良かったかな。 | ||||
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このシリーズの1巻はとても面白かったので、続きが気になり購入しました。挿絵もかわいく面白かったです! | ||||
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最後まで気づかなかった・・・。 綾崎さんの作品はほとんどが最高です!!! 複雑な関係や感情をかなり上手に描かれていて、タイトルの通り初恋がベースに なっていてすぐ読み終えることができました。 | ||||
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ただ評価が高いからという理由で他の本とまとめ買いした小説です。 休日に偶然、読む本がないからとなんとなく手に取った小説です。 物語の概要すらまともに見ていなかった。小説のタイトルなんて後から認識した……。 そんな、ただなんとなく読み始めた小説にこれほどまで引き込まれるとは……完全に予想外。 最初はどんな恋愛小説になるのか想像もつかなかったけど、物語の真実が明らかになるにつれて、 ひたすら切なくて、健気な主人公や(特に)幼なじみに感情移入しては胸が苦しくなった。 プロットの構成が緻密で秀でているし、文章も読みやすい。 これは大衆向けとしては非常にいい青春恋愛小説だ。 なにより友人から度々冷血漢と罵られ、涙に飢えた私を泣かす小説は少ない。 終盤の展開に心を揺さぶられ、最後の追悼抄を読んでホロリと来た。 この小説はおすすめです。 | ||||
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小学生の頃に出会った柚希と星乃叶。 幼い恋人となった二人だが、中学生になり星乃叶が引っ越すことに。 再会を約束し時は過ぎるが、再会の約束は果たされる事なく、手紙のやり取りだけが続く事に...なんて進んでいきます。 読みながら、カバー裏に記載のある「秘密」とは、この結末かなと頭をよぎったものの、 冒頭のプロローグがあるゆえに、そんな事はないだろうと思ってしまいました。 非常に良くできた構成になっていると思います。 この結末がハッピーエンドと感じるかは読者次第ですが、個人的にはバッドエンドに感じてしまいます。 | ||||
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前作も読破し、その余韻に十分浸ったあとでこの本を開きました。しかしまぁ、いい意味で期待を裏切られたというか、その分心の核にまで突き刺さるような一冊に感じました。 『蒼空時雨』は紆余曲折ありながらも、最終的にはしっかりハッピーエンドになっていました。その中で渦巻いていた登場人物たちの感情も一応の結末を見せて、読み終わったあとは清々しさを感じたくらいでした。しかし、同じような心持で『初恋彗星』を読み終えると、今度は心の中になんだか解らないもやもやが生まれ、ひたすら泣いてしまいました。 何故泣いたかを詳しく話すとネタバレになりそうなのでやめますが、あえて言うなら『これはハッピーエンドだったのだろうか』と思ったからでしょう。誰かを傷つけない為の嘘をついた人も、現実を受け止める決意をした人も、運命に踊らされた人も、最後には幸せになったと思いますが、それが単純なめでたしめでたしではないと感じてしまいました。だったらどうしたらよかったのか、と言われても答えは出ませんでしたが、それがもやもやの正体なんでしょうね。 なんか否定的な内容に見えるかもしれませんが、僕はこの本が好きです。互いを大事に思うからつかなきゃならない嘘、それはとても脆く、そして綺麗なものであると思わされました。今後、このような本に出会えるかは解りませんが、そのときは必ず『初恋彗星』をもう一度手に取るでしょう。 | ||||
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ただただ切ない物語。 「幕間 初恋彗星」の途中から涙がこぼれて、 胸がきりきり痛んだ。 忘れていた 人をひたすらに好きだと思う気持ちを思い出させてくれた。 だけど、 「ただひたすらに好きな相手の幸せだけを願う」のって 本当に難しいと思うし、 たいていの場合 「どんな手を使ってもそいつを振り向かせて、自分で幸せにしようとする」んじゃ ないかな。 さて、わたしはいったいどっちだったんだろう。 | ||||
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この作品は6話プラス「幕間」の全7話で構成されているのですが、はじめ私は第4話まで読んでこの作品は主人公柚希とその彼女である星乃叶との遠距離恋愛がテーマの作品だと思っていました。 ところが、第四話の次の「幕間」という話を読んでそうではないということに気づかされました。 ではどういう作品かというとそれは私には説明できないのですが、特に自分の心がひきつけられた点ははっきりと理解することができます。 それは主人公の幼馴染である紗雪という少女のあまりにも暗くせつない恋心です。 この少女は親友で主人公柚希の彼女である星乃叶が他の街に引っ越した後あることが原因で植物人間となったことを主人公に隠し続けます。そして星乃叶の代わりに主人公と手紙のやり取りをして主人公に星乃叶がまだ生きていると思わせ遠距離恋愛をさせ続けます。 なぜそんなことをするのかというと私は最後まで読んでみて結局確かな答えを見出すことはできなかったのですが、少なくとも紗雪の主人公に対する恋心と星乃叶に対する友情が絡んでいることは間違いないと思いました。 つまり大好きである親友の幸せのため、いつか親友が植物状態から目覚める時を願って、自らの恋心を封印し、親友とその恋人である幼馴染で自らが恋する人とが結ばれるために様々な嘘をつき続けるのです。 そこに私は紗雪という少女の暗さと恋心を秘し続けることのつらさせつなさを感じ、読んでいて私自身もまたその暗い心に支配されると同時にその恋のつらさせつなさを感じて衝撃を受けました。 そして、そこがまさにこの小説の面白さの核であると思いました。そういう意味でこの小説は暗くて切ないラブストーリーだと思います。 | ||||
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胸が締め付けられるような美しい物語でした。 子どもがそこまでやるか〜、っとツッコミたくなる場面はありましたが、全体を通してあまりにも美しかったので、その辺はもう目をつぶります。 登場人物の、一途で一生懸命な姿がいいです。 それぞれの人物に感情移入できました。 | ||||
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三角(四角?)関係ものですが、二人のヒロインの間で揺れ動く主人公の心情が最後のほうまでほとんど見られません。 個人的には紗雪に入れ込んで読んでいたので、いつまでたっても彼女を意識しない柚希に腹立たしさすら感じました。 紗雪にしても、辛くても正直に話して、後ろめたくても弱っているところにつけ込んでいたらどうなっていただろう。 紗雪視点を読んでいる時にはむしろ、「もう琉生でいいじゃん!!」と何度思ったことか…。 彼女のとった行動には同意できないが、彼女の想いに、何回読み返しても涙がボロボロ出てきます。 このシリーズは『吐息雪色』から入ったので大体の結末は分かっていましたが、とりあえず三人とも幸せそうで良かったです。 星乃叶だけでなく、紗雪や柚希や琉生のその後も読めると嬉しいです。 | ||||
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最高に感動しました! 前作の蒼空時雨が大好きで手に取ったのですが、あまりにも切なくて、美しくて、涙が止まらないシーンが幾つもありました。 あらすじにもあるヒロイン二人の秘密を知った時の衝撃は、言葉では言いあらわせません。 なんて悲しくも、優しい秘密だったのか。 タイトルから想像されるような甘酸っぱいだけの物語ではありませんが、こういう原作を映画やドラマにしてほしいと思います! 三冊目を読むのが今から楽しみです! | ||||
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結末までに描かれた人間模様、想い、意志がとてもすばらしかったです。 あっというまに読んでしまいました。 すべての選択が正しいとは言えないだろうけど、結果は良いものではなかったかもしれないけど、後味は悪くない。不思議な小説です。 イラストも前作と引き続きとっても素敵。でも紗雪も本作だと黒髪なんですね。 是非友達にもオススメしたいと思います。 次作ももう買ってあるので期待です。 | ||||
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前作、蒼空時雨から惹かれ本作を購入しました。 本作も恋愛ものですが、前回が「じれったさ」なら今回は「切なさ」で胸を締付けられる感じだと思います。 一途な想いは星のように純粋に輝いてるのに、それでも星のように届かなくて…そんな作品でした。 結末で抱く感情は切なさでもめでたさでもなく本当に表現できない曖昧な感情なので是非手に取ってみていただきたいです! 私ごとながら現時点で一番好きな作家さんが綾崎さんであることを本作を通して確信しました。次回作の永遠虹路も揚々とした気持ちで楽しみにして待っております。 | ||||
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彼女の友を想う心と 彼のすべてを受け止める優しさに 溢れた涙が止まりませんでした。 | ||||
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最初は何の変哲もない青春小説。小学生の甘酸っぱくて、大げさで、でも生々しい恋愛が描かれます。愛する人が離れて、このままずっと手紙で遠距離の恋愛をしていって、そして最後には再会をするんだろうなー、と生易しい予想をしていたら、見事に裏切られました。 登場人物達が成長するにつれ表に出てくる複雑な関係、それを乗り越える純粋な想い、何年にも渡ってつき続けてきた嘘、そして衝撃の事実。舞い起きた奇跡が逆に他の人々に重大な選択を強いていくのがとても痛くて切なくて。 絶望の中、主人公が選んだ選択は最良のものとはいえないかもしれません。でも、本当にずっと想い続けてきたからこそとれた選択だったと思います。 2010年に読んだ、はじめての「すごい本」でした。 | ||||
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小学生の頃に出会い付き合い始めた舞原星乃叶と逢坂柚希、そして彼の幼なじみである美蔵紗雪。しかしある日、星乃叶は家庭の事情で引越しをすることになる。星乃叶は柚希に浮気しないことを誓わせ、手紙で連絡を取り合う約束をして旅立っていくのだが…。 一方から見た遠距離恋愛の物語が、他方から見れば悲劇のような物語に変わっていく。全体としてはクリスタルガラスのように透明感がある物語なのだけれど、そこに織り込まれた硬く揺るがない想いは狂気と呼べるだろう。しかし、読み終わって嫌な感じはしない。 多分ジャンルでいうと、純愛というヤツなんだろうな。 | ||||
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前作「蒼空時雨」で作者の文体に惹かれ、二冊目は迷わず購入しました。 相変わらず素敵なジャケットも手伝って、お気に入りの一冊となっています。 内容は、切ない恋愛モノです。 この歳になって、このような物語でぼろぼろと涙を流す事になるとは思いもしませんでした。 それはおそらく登場人物の、もっと言えば作者の想いが、自分と重なるからなのだと思います。 個人的に共感できる部分が多々ありました。 また文体は非常に丁寧で、しかし所々、はっとさせられる箇所が沢山あります。 それは詩の様な美しさがあり、かつ、それを鼻にかけてない感じが、とても好印象でした。 特に207ページの最後の言葉には、衝撃を受けました。 恋愛小説という内容上、ネタバレを警戒すると多くの事がお話できない訳ですが、 前作を読んで「面白かったな」と思ったならば、近作もそれは間違いないでしょう。 読み終えた今、とても純粋な気持ちでいられる事を幸せに感じます。 現在の恋愛邦画事情を考えると、映画化すればヒット間違いなしと言ってもよいかもしれません。 装丁自体も美しいものとなっていますので、是非書店にて手に取っていただきたいと 思います。 | ||||
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