鋼鉄都市

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評判

鋼鉄都市の評価:

4.49/5点 レビュー 86件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.49pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全182件 121〜140 7/10ページ
No.62
(5pt)

ここから

アシモフは図書館で読んでいましたがロボットシリーズの最初の話なので
やっぱり買っておきたいと思っていました。
本も綺麗で良かったです。ありがとうございました。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.61
(5pt)

何度でも読める

数年ぶりにロボットシリーズ読みたくなり。何故か書庫から探せず購入する。
ロボットシリーズでは、やはり最高でダニールのユーモアさは一番。
鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8IBZO
No.60
(5pt)

何度でも読める

数年ぶりにロボットシリーズ読みたくなり。何故か書庫から探せず購入する。
ロボットシリーズでは、やはり最高でダニールのユーモアさは一番。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.59
(5pt)

何度でも読める

数年ぶりにロボットシリーズ読みたくなり。何故か書庫から探せず購入する。
ロボットシリーズでは、やはり最高でダニールのユーモアさは一番。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.58
(4pt)

アシモフさんのミステリーは少しとっつきにくい

・・・という印象が、読んだ2作目にして確立。
でも、読み終わって振り返ると、「あぁ、面白かったなぁ」となっている。

これは『1984』をどうしても想起してしまう、ユートピア目指したディストピア的世界観の舞台で
ロボットや宇宙人の要素を盛り込んだ、贅沢な内容。
宇宙人要素は薄いですが、ロボット面では結構深く切り込んできます。
最近の映画過『エクス・マキナ』の様に、”人間とは何か?”ということの問いかけまである。

難癖つけるとしたら、ベイリさんが短気かつ疑り深すぎてまったく感情移入出来ないこと。
相棒疑うエピソードは1回で良かったんじゃねぇか?とか。

頓挫仕掛けた映画化の動きが、今夏に吹き返したとかで、無事に完成するのを待ちたいところ。
絶対観に行きます。
鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8IBZO
No.57
(4pt)

アシモフさんのミステリーは少しとっつきにくい

・・・という印象が、読んだ2作目にして確立。
でも、読み終わって振り返ると、「あぁ、面白かったなぁ」となっている。

これは『1984』をどうしても想起してしまう、ユートピア目指したディストピア的世界観の舞台で
ロボットや宇宙人の要素を盛り込んだ、贅沢な内容。
宇宙人要素は薄いですが、ロボット面では結構深く切り込んできます。
最近の映画過『エクス・マキナ』の様に、”人間とは何か?”ということの問いかけまである。

難癖つけるとしたら、ベイリさんが短気かつ疑り深すぎてまったく感情移入出来ないこと。
相棒疑うエピソードは1回で良かったんじゃねぇか?とか。

頓挫仕掛けた映画化の動きが、今夏に吹き返したとかで、無事に完成するのを待ちたいところ。
絶対観に行きます。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.56
(4pt)

アシモフさんのミステリーは少しとっつきにくい

・・・という印象が、読んだ2作目にして確立。
でも、読み終わって振り返ると、「あぁ、面白かったなぁ」となっている。

これは『1984』をどうしても想起してしまう、ユートピア目指したディストピア的世界観の舞台で
ロボットや宇宙人の要素を盛り込んだ、贅沢な内容。
宇宙人要素は薄いですが、ロボット面では結構深く切り込んできます。
最近の映画過『エクス・マキナ』の様に、”人間とは何か?”ということの問いかけまである。

難癖つけるとしたら、ベイリさんが短気かつ疑り深すぎてまったく感情移入出来ないこと。
相棒疑うエピソードは1回で良かったんじゃねぇか?とか。

頓挫仕掛けた映画化の動きが、今夏に吹き返したとかで、無事に完成するのを待ちたいところ。
絶対観に行きます。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.55
(5pt)

やや古臭い未来観と、単語の選び方がかえって新鮮です

作者について多くを語れるほどアイザック・アシモフという人を詳しく知っているわけではない。
 どうやらSF作家で凄い人、ロボット三原則を打ち立てた偉人、という程度の認識です。

 この作品を知るきっかけは、たまたま小学校の図書室で発見したことでした。
 今年39歳になるおっさんですから、今から26~7年前のことですね。
 何となく「鋼鉄都市」という言葉の響きに惹かれて手に取ったことを覚えています。

 ちょっと調べてみると1953年に連載され、翌1954年に刊行されたそうです。
 実に60年以上前の作品だったわけです!
 執筆された当時に想像で描かれたであろう未来の描写。
 これがまた、現代の我々から見ても未知のテクノロジーには違いないのだけれど、どこかノスタルジックな、古臭い未来観になっていて面白い。
 あまり飛躍しすぎず、現在の延長のようでありながら、リアリティを保っているのに、どこか古臭い。

 私はアイザック・アシモフという人を詳しくは知らない。
 熱心なファンに語らせればいくらでもエピソードが出てくることと思います。
 でもこれだけのものを描けるのだから、やはり凄い人なんだろうなと想像しています。

 続編のようなストーリーもあるみたいです。
 ハマってしまうのが怖い。
鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8IBZO
No.54
(5pt)

やや古臭い未来観と、単語の選び方がかえって新鮮です

作者について多くを語れるほどアイザック・アシモフという人を詳しく知っているわけではない。
 どうやらSF作家で凄い人、ロボット三原則を打ち立てた偉人、という程度の認識です。

 この作品を知るきっかけは、たまたま小学校の図書室で発見したことでした。
 今年39歳になるおっさんですから、今から26~7年前のことですね。
 何となく「鋼鉄都市」という言葉の響きに惹かれて手に取ったことを覚えています。

 ちょっと調べてみると1953年に連載され、翌1954年に刊行されたそうです。
 実に60年以上前の作品だったわけです!
 執筆された当時に想像で描かれたであろう未来の描写。
 これがまた、現代の我々から見ても未知のテクノロジーには違いないのだけれど、どこかノスタルジックな、古臭い未来観になっていて面白い。
 あまり飛躍しすぎず、現在の延長のようでありながら、リアリティを保っているのに、どこか古臭い。

 私はアイザック・アシモフという人を詳しくは知らない。
 熱心なファンに語らせればいくらでもエピソードが出てくることと思います。
 でもこれだけのものを描けるのだから、やはり凄い人なんだろうなと想像しています。

 続編のようなストーリーもあるみたいです。
 ハマってしまうのが怖い。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.53
(5pt)

やや古臭い未来観と、単語の選び方がかえって新鮮です

作者について多くを語れるほどアイザック・アシモフという人を詳しく知っているわけではない。
 どうやらSF作家で凄い人、ロボット三原則を打ち立てた偉人、という程度の認識です。

 この作品を知るきっかけは、たまたま小学校の図書室で発見したことでした。
 今年39歳になるおっさんですから、今から26~7年前のことですね。
 何となく「鋼鉄都市」という言葉の響きに惹かれて手に取ったことを覚えています。

 ちょっと調べてみると1953年に連載され、翌1954年に刊行されたそうです。
 実に60年以上前の作品だったわけです!
 執筆された当時に想像で描かれたであろう未来の描写。
 これがまた、現代の我々から見ても未知のテクノロジーには違いないのだけれど、どこかノスタルジックな、古臭い未来観になっていて面白い。
 あまり飛躍しすぎず、現在の延長のようでありながら、リアリティを保っているのに、どこか古臭い。

 私はアイザック・アシモフという人を詳しくは知らない。
 熱心なファンに語らせればいくらでもエピソードが出てくることと思います。
 でもこれだけのものを描けるのだから、やはり凄い人なんだろうなと想像しています。

 続編のようなストーリーもあるみたいです。
 ハマってしまうのが怖い。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.52
(4pt)

1953年にIoTの遠隔監視/シェア・エコノミーがこんなに描かれていたとは...。

アシモフを読んだのは初めてです。SFに、こんなに格調高い文章があったとは存じませんでした。

 今、IoTの名で進行している、遠隔監視の水耕農業/鉱山やシェア・エコノミーが、1953年に描かれていたことに驚きました。風呂も水道も台所も原則共同。屋外に出る必要もない"鉄の洞窟"の中で、効率的に人々は生きてます。自動車も緊急車両以外は無く、移動は時速100kmのベルト・コンベヤ(減速帯や椅子付き)で、待ち時間もありません。

 登場人物は、言葉遣いや態度も完璧なAI。昔地球から移民して今は地球を憂う、品の良い"宇宙人"。ロボットに仕事を取られることや嫌悪感で暴動を起こしがちな群衆。懐古主義の警視総監。そして、思いもかけない仮説形成で物語を回していく、主人公の私服刑事。

小生の印象に残った点は以下です。
・人間とAIとの差は、知性の有無の差ほどではない。
・懐古主義者(ロマンティスト)こそが、ウランが尽きて破滅の近い地球から(昔のように)宇宙移民に乗り出す冒険心のある人々。
・突発的な場合、もしくは二人以上の人を救うのに必然な場合は、ロボットは人命を奪うことがある。ただし、その場合、そのロボットは自壊してしまう。
・聖書:「行け、二度と罪を犯すな!」

 学習能力のあるAIの格好良いこと。続編の「はだかの太陽」を読みたくなりました。
鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8IBZO
No.51
(4pt)

1953年にIoTの遠隔監視/シェア・エコノミーがこんなに描かれていたとは...。

アシモフを読んだのは初めてです。SFに、こんなに格調高い文章があったとは存じませんでした。

 今、IoTの名で進行している、遠隔監視の水耕農業/鉱山やシェア・エコノミーが、1953年に描かれていたことに驚きました。風呂も水道も台所も原則共同。屋外に出る必要もない"鉄の洞窟"の中で、効率的に人々は生きてます。自動車も緊急車両以外は無く、移動は時速100kmのベルト・コンベヤ(減速帯や椅子付き)で、待ち時間もありません。

 登場人物は、言葉遣いや態度も完璧なAI。昔地球から移民して今は地球を憂う、品の良い"宇宙人"。ロボットに仕事を取られることや嫌悪感で暴動を起こしがちな群衆。懐古主義の警視総監。そして、思いもかけない仮説形成で物語を回していく、主人公の私服刑事。

小生の印象に残った点は以下です。
・人間とAIとの差は、知性の有無の差ほどではない。
・懐古主義者(ロマンティスト)こそが、ウランが尽きて破滅の近い地球から(昔のように)宇宙移民に乗り出す冒険心のある人々。
・突発的な場合、もしくは二人以上の人を救うのに必然な場合は、ロボットは人命を奪うことがある。ただし、その場合、そのロボットは自壊してしまう。
・聖書:「行け、二度と罪を犯すな!」

 学習能力のあるAIの格好良いこと。続編の「はだかの太陽」を読みたくなりました。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.50
(4pt)

1953年にIoTの遠隔監視/シェア・エコノミーがこんなに描かれていたとは...。

アシモフを読んだのは初めてです。SFに、こんなに格調高い文章があったとは存じませんでした。

 今、IoTの名で進行している、遠隔監視の水耕農業/鉱山やシェア・エコノミーが、1953年に描かれていたことに驚きました。風呂も水道も台所も原則共同。屋外に出る必要もない"鉄の洞窟"の中で、効率的に人々は生きてます。自動車も緊急車両以外は無く、移動は時速100kmのベルト・コンベヤ(減速帯や椅子付き)で、待ち時間もありません。

 登場人物は、言葉遣いや態度も完璧なAI。昔地球から移民して今は地球を憂う、品の良い"宇宙人"。ロボットに仕事を取られることや嫌悪感で暴動を起こしがちな群衆。懐古主義の警視総監。そして、思いもかけない仮説形成で物語を回していく、主人公の私服刑事。

小生の印象に残った点は以下です。
・人間とAIとの差は、知性の有無の差ほどではない。
・懐古主義者(ロマンティスト)こそが、ウランが尽きて破滅の近い地球から(昔のように)宇宙移民に乗り出す冒険心のある人々。
・突発的な場合、もしくは二人以上の人を救うのに必然な場合は、ロボットは人命を奪うことがある。ただし、その場合、そのロボットは自壊してしまう。
・聖書:「行け、二度と罪を犯すな!」

 学習能力のあるAIの格好良いこと。続編の「はだかの太陽」を読みたくなりました。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.49
(4pt)

当時の時代背景も反映されている作品。

人間にきわめて近い機能を持ったロボットの話を読みたくて、今から20年以上前に手に入れた1冊。ロボットと人間の共存がいかに難しいか、いかに人間側の抵抗感が強いのかがよく描かれている。そして、主人公とロボットが共に事件の解決に当たる中で信頼感を築き上げていくという流れも見事だ。

ただ、当時の時代背景なのか、地球にいる人間の社会は当時のソビエト連邦のような配給制社会に描かれていて、とても明るい未来には感じられないところも興味深い。むしろ、対立する宇宙国家側の方が宇宙連合という形で他の惑星にも進出していて、食物も地球側のような酵母肉といった人工的なものではなく、栽培された新鮮な果物などを摂取している描写もあって、健康的に描かれている。その根底にあるのは地球の過剰な人口問題。それは現代にも通じる問題だと思う。

だが、同時に宇宙国家側にも問題は山積している。宇宙国家側も、地球人類に比べると寿命がはるかに長いといったような現在の状況に安住して、あらたな惑星への進出をやめてしまっている。その先にあるのは先細りでしかないという宇宙市側の人間の語る未来。どちらにしても何ともやるせない。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.48
(4pt)

当時の時代背景も反映されている作品。

人間にきわめて近い機能を持ったロボットの話を読みたくて、今から20年以上前に手に入れた1冊。ロボットと人間の共存がいかに難しいか、いかに人間側の抵抗感が強いのかがよく描かれている。そして、主人公とロボットが共に事件の解決に当たる中で信頼感を築き上げていくという流れも見事だ。

ただ、当時の時代背景なのか、地球にいる人間の社会は当時のソビエト連邦のような配給制社会に描かれていて、とても明るい未来には感じられないところも興味深い。むしろ、対立する宇宙国家側の方が宇宙連合という形で他の惑星にも進出していて、食物も地球側のような酵母肉といった人工的なものではなく、栽培された新鮮な果物などを摂取している描写もあって、健康的に描かれている。その根底にあるのは地球の過剰な人口問題。それは現代にも通じる問題だと思う。

だが、同時に宇宙国家側にも問題は山積している。宇宙国家側も、地球人類に比べると寿命がはるかに長いといったような現在の状況に安住して、あらたな惑星への進出をやめてしまっている。その先にあるのは先細りでしかないという宇宙市側の人間の語る未来。どちらにしても何ともやるせない。
鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8IBZO
No.47
(5pt)

人とロボットの未來

遥かな未来、人類は宇宙移民を果たし、ロボットと共に高度な惑星国家を築いていた。
いっぽう地球はドームで囲われた都市の中に膨大な人口を抱え、人びとは希望の無い生活にあえいでいる。宇宙移民の要人が殺された。
刑事ペイリに捜査命令が下るが、宇宙人側が指定した相棒は、人間そっくりのロボットだった。

数十年ぶりに読み返しても、やはり凄かった。
緊密で過不足のない文体で、作品世界と登場人物を生き生きと描き出し、あっという間に物語に引き込まれる。
作中に登場する懐古主義テロリストは、驚くほど最近の差別主義者に似ている。
「ありもしなかった過去を夢見ている」。後ろ向き思考しかできない奴の本質を見事に言い当てた言葉だ。
真実を語る言葉は、60年くらいでは劣化しないんだな。

ペイリが思い切り恥ずかしくずっこける。まるで相棒ロボットの知性と冷静さの引き立て役だ。
人間の情けなさを強調しておきながら、最終的に事件を解決するのは、間違えやすく感情的な人間のペイリなのだ。
誰にも犯せなかったはずの不可能殺人の謎解きは、鮮やかこの上ない。ミステリとしても極上だ。
そして真のテーマは、科学と人間への讃歌だ。定番作品を今さら褒めるのも照れくさいが、絶賛以外の評価はありえない。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.46
(5pt)

人とロボットの未來

遥かな未来、人類は宇宙移民を果たし、ロボットと共に高度な惑星国家を築いていた。
いっぽう地球はドームで囲われた都市の中に膨大な人口を抱え、人びとは希望の無い生活にあえいでいる。宇宙移民の要人が殺された。
刑事ペイリに捜査命令が下るが、宇宙人側が指定した相棒は、人間そっくりのロボットだった。

数十年ぶりに読み返しても、やはり凄かった。
緊密で過不足のない文体で、作品世界と登場人物を生き生きと描き出し、あっという間に物語に引き込まれる。
作中に登場する懐古主義テロリストは、驚くほど最近の差別主義者に似ている。
「ありもしなかった過去を夢見ている」。後ろ向き思考しかできない奴の本質を見事に言い当てた言葉だ。
真実を語る言葉は、60年くらいでは劣化しないんだな。

ペイリが思い切り恥ずかしくずっこける。まるで相棒ロボットの知性と冷静さの引き立て役だ。
人間の情けなさを強調しておきながら、最終的に事件を解決するのは、間違えやすく感情的な人間のペイリなのだ。
誰にも犯せなかったはずの不可能殺人の謎解きは、鮮やかこの上ない。ミステリとしても極上だ。
そして真のテーマは、科学と人間への讃歌だ。定番作品を今さら褒めるのも照れくさいが、絶賛以外の評価はありえない。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.45
(3pt)

出版された年代を考えれば

出版された年代を考えれば面白い。
ただ、現在の本を読み慣れてしまった人には、もっと娯楽色があった方が良いかもしれない。
SFですがミステリ色が強く、最後の伏線回収は良いですね。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.44
(3pt)

出版された年代を考えれば

出版された年代を考えれば面白い。
ただ、現在の本を読み慣れてしまった人には、もっと娯楽色があった方が良いかもしれない。
SFですがミステリ色が強く、最後の伏線回収は良いですね。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.43
(5pt)

傑作SF

私は基本的に何でも楽しめる質の人間ですが、この作品は能動的に楽しさを見出さなくても、世界観やキャラクターやミステリ的展開で受動的に楽しませてくれます。わかりやすく言えば、楽しむのではなく楽しませてくれる、といった感じです。

サービス精神の豊富な作家さんだと思いました。

驚くことに最初から最後まで面白くて、だれそうになる中盤でも、次々にキーとなるイベントが起こって飽きません。しかもそのイベントのひとつひとつが重大な伏線となって、最後の結末に収束します。ミステリとして非常に優秀な作品です。

世界観については語ることはありません。他の方が十分語ってくれています。
その他の点で特筆すべきは、ロボットのダニールでしょう。
とてもキャッチーなキャラで、私はいつしかダニールのファンになっていました。機械なのに人間らしく見えるのはなぜでしょうか。論理的な思考をして人間性が皆無なはずであるのに、私にはどうしても人間に見えてしまうのです。しかしこれは私の主観のせいでしょうね。もしかしたら他の読者の方は、やっぱりダニールはロボットであって人間じゃないように見えるのかもしれません。
そしてサミイが可愛らしい。主人公のベイリから散々罵倒されて不憫なのに従順で可愛らしい。

ロボットが魅力的なのがこの作品の魅力です。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ) Amazon書評・レビュー: 鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04