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匿名原稿



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匿名原稿の評価: 3.89/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

うーん……

『このミステリーがすごい!』で3位など、日本では非常に高評価を受けていた作品なので期待して読んだのですが……。
 まず主人公タナーの設定に不満を覚えました。聞き込みの相手に軽口を叩いてすぐに怒らせるのは、ハードボイルドの探偵にはありがちなので、まあ見逃してもいいですけど、それについて後悔してる姿ってのは、どうも頂けません。しかも何度も同じ事を繰り返しているのですから、タナーってば学習能力なさすぎ! とてもあらすじ紹介に謳われているような「知性派探偵」とは思えません。
 匿名原稿を書いたのは誰か、という謎はとても魅力的なのですが、その割にその捜査行はあまりわくわくさせられません(退屈はしませんでしたが)。ページを費やした割には、たどり着いた真相も小粒な感じがしますし、伏線も十分に張られているとは思えません。
 加えて訳文がひどい。全然日本語の文脈になっておらず、まるで中学生が訳した文章のようです。J・カーリイの『百番目の男』の訳者もそうですが、英語を勉強するより前に、まず日本語を勉強し直していただきたい。上田公子さんや芹澤恵さん、高見浩さんなど、名人の素晴らしい翻訳技術も見習ってほしいものです。
匿名原稿 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:匿名原稿 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151714014
No.1:
(1pt)

読まぬが花?

大いに期待はずれだった。内容が暗い事に文句を言う気はない-あらすじからある程度予想できる事だ。だが、現代のアメリカ社会のさまざまな暗い側面が、本筋とは直接関係なくダラダラと書き連ねられていて、話が遅々として進まないのには、ほとほとウンザリした。本筋の方も、大いに期待はずれだった。まず、タナーが突き止めた実際の事件の真相は、単純だが迫力のある匿名小説の内容に比べると、不自然で説得力に欠けるもので、かえって話をつまらなくしてしまった。また、小説を書いたのは誰かという、最も興味深い謎の答えも、ガッカリさせられるものだった。読まずに、あれこれ想像して楽しむだけにしておけば良かったと思う。
匿名原稿 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:匿名原稿 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151714014

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