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淡雪記
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淡雪記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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一冊を一気に読ませてしまう、馳星周氏ならではの筆力はこの作品からも十分に伝わってきました。 『暗闇で踊れ』よりも感情移入することができました。 馳氏は本作を書くにあたり、カメラについての知識を高め、写真撮影の技術を自らのものにするべく相当な労力を払われたのであろうことは想像に難くありません。 残念なのは、その写真(カメラ)へのこだわりが強過ぎ、その描写があまりにも繰り返しなされる為に、読者としてはそれをしつこく感じざるを得ないことです。 結果、最期のシーンについても、少々違和感を覚えました。 『沈黙の森』(2009)及び『光あれ』(2011)よりは遥かに良い作品でした。 他の作家さんとの比較では☆4つでも良いと思いますが、馳氏の初期傑作群との比較で☆3つと致します。 | ||||
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帯の紹介には『切なく、美しすぎる馳星周の純愛ノワール』と書いてある。これでいいのか?馳星周!まるで新堂冬樹の純愛物のような作品だった。一体、『不夜城』の徹底したノワールはどうしたのか…『美ら海、血の海』の強いメッセージ性は何処へ行ったのか… 残念ながら、これまでの馳星周の作品では最低の出来ではないだろうか。 明らかに迷いがあるようなストーリー… 北海道の大沼の別荘で写真撮影に没頭する三浦敦史が知的障害のある美少女と巡り会い… 敦史の二重人格のような人物像と彼を巡って起きる様々な事件に違和感…純愛とノワールを無理に描いたところで両者は共存出来ない。 | ||||
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ダークな「フランダースの犬」という感じ。 けどこれまでの馳星周作品の中では文体も展開もフランクで非常に読みやすかった。一気読み。 主人公も、冒頭だけ読むとそうでもないけど読み進めるうちに実はかなりの食わせ者だってことが わかってきてなかなかに面白い。 ヒロインの有紀は完全に世の男性が好む理想の女像って感じだったけど 同性の私から見ても魅力的で(何で彼女が主人公をああも気に入ったのかは未だもって謎だけど) 見守る感じでストーリーを追えた。 クライマックスからラストへの展開は簡単に予想できてしまうのでそこまでの感動、感銘と いったものはなかったけど、これだけの長編の割にはきれいに収まるところに収まっていたと思う。 まあおすすめです。 | ||||
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ダークな「フランダースの犬」という感じ。 けどこれまでの馳星周作品の中では文体も展開もフランクで非常に読みやすかった。一気読み。 主人公も、冒頭だけ読むとそうでもないけど読み進めるうちに実はかなりの食わせ者だってことが わかってきてなかなかに面白い。 ヒロインの有紀は完全に世の男性が好む理想の女像って感じだったけど 同性の私から見ても魅力的で(何で彼女が主人公をああも気に入ったのかは未だもって謎だけど) 見守る感じでストーリーを追えた。 クライマックスからラストへの展開は簡単に予想できてしまうのでそこまでの感動、感銘と いったものはなかったけど、これだけの長編の割にはきれいに収まるところに収まっていたと思う。 まあおすすめです。 | ||||
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