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(短編集)

不祥事



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不祥事の評価: 4.31/5点 レビュー 169件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全169件 161~169 9/9ページ
No.9:
(4pt)

軽めの連作ミステリー

東京第一銀行本店事務部事務管理グループ調査役の相馬健とアシスタントの花咲舞が、支店の営業課の臨店指導を通して事件を解決するミステリー。主人公の花咲舞は「狂咲(くるいざき)」と渾名されるほど、切れると暴走するタイプ。この暴走振りや相手を遣り込める所が小気味よく、カタルシスを覚える。気軽に楽しむには良い作品集だ。
 臨店の対象となるのは、事務管理上の事故が続いている支店、或いは能力向上のため要請のあった支店。実際に窓口業務を指導し、若い行員をサポートし、課題を指摘して問題解決を図る。そんな中で様々な事件に遭遇し、花咲舞が見事な推理で解決する。敵役となる本店企画部長の存在も如何にもという感じだが、主人公を引き立てる効果はある。またトリックも銀行ならではという仕掛けで、感心したり納得したり楽しめる。
 疲れているときなどにはピッタリの短編集です。疲労回復剤としてお勧めします。
新装版 不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 不祥事 (講談社文庫)より
4062771373
No.8:
(4pt)

女子銀行員が主人公のエンタテイメント小説

「不祥事」というタイトルとカバーのイラストのダークな雰囲気からは重い内容を想像しそうだが、これは「狂咲(くるいざき)」というあだ名で上司から呼ばれる、若くて正義感が強く「曲がったことには黙ってられない」女子行員・花咲舞を主人公としたエンタテイメント連作短編小説だ。
上司と2人で支店に対する事務指導を行う仕事をすすめるなかで遭遇する事件や銀行の問題を解決していく。出世レースにあけくれる本店エリートに地団駄を踏ませる場面もしばしば。
いわゆる勧善懲悪のストーリーで気軽に読め、楽しめる内容だ。
もう少し主人公の描写に工夫があれば(割合あっさりした描写、容姿についてもいまひとつイメージが沸かない)、もっと良かったのに・・ということで星4つ。
不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:不祥事 (講談社文庫)より
4062758032
No.7:
(4pt)

女子銀行員が主人公のエンタテイメント小説

「不祥事」というタイトルとカバーのイラストのダークな雰囲気からは重い内容を想像しそうだが、これは「狂咲(くるいざき)」というあだ名で上司から呼ばれる、若くて正義感が強く「曲がったことには黙ってられない」女子行員・花咲舞を主人公としたエンタテイメント連作短編小説だ。
上司と2人で支店に対する事務指導を行う仕事をすすめるなかで遭遇する事件や銀行の問題を解決していく。出世レースにあけくれる本店エリートに地団駄を踏ませる場面もしばしば。
いわゆる勧善懲悪のストーリーで気軽に読め、楽しめる内容だ。
もう少し主人公の描写に工夫があれば(割合あっさりした描写、容姿についてもいまひとつイメージが沸かない)、もっと良かったのに・・ということで星4つ。
新装版 不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 不祥事 (講談社文庫)より
4062771373
No.6:
(5pt)

銀行内幕物がこんなに楽しくていいのか? 胸がすく痛快さ

銀行業界のリアルな現状を素材にしながらも、ヒロインの活躍ぶりはちょっと時代劇を連想させるような張り扇調。違和感を感じる前に、とにかく毎話毎話、胸がすくような痛快さである。ヒロインの猪突猛進ぶりもいいが、相方をつとめる上司・相馬の「基本的に保身型のダメ男。でも時々ちょっとだけかっこいい」キャラクターもフロスト警部みたいで心憎い。ミステリとしての捻り・興趣もたっぷりである。
宿敵ともいえるエリート重役一味が文字通り悪代官みたいなマンガ的タッチで描かれるのも楽しいが、後半彼らが少し違った陰影を見せていくあたり、池井戸さんの銀行に対する祈りにも似た思いが感じられ、感動してしまった。

不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:不祥事 (講談社文庫)より
4062758032
No.5:
(5pt)

銀行内幕物がこんなに楽しくていいのか? 胸がすく痛快さ

銀行業界のリアルな現状を素材にしながらも、ヒロインの活躍ぶりはちょっと時代劇を連想させるような張り扇調。違和感を感じる前に、とにかく毎話毎話、胸がすくような痛快さである。ヒロインの猪突猛進ぶりもいいが、相方をつとめる上司・相馬の「基本的に保身型のダメ男。でも時々ちょっとだけかっこいい」キャラクターもフロスト警部みたいで心憎い。ミステリとしての捻り・興趣もたっぷりである。

宿敵ともいえるエリート重役一味が文字通り悪代官みたいなマンガ的タッチで描かれるのも楽しいが、後半彼らが少し違った陰影を見せていくあたり、池井戸さんの銀行に対する祈りにも似た思いが感じられ、感動してしまった。
新装版 不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 不祥事 (講談社文庫)より
4062771373
No.4:
(4pt)

続編希望!

花咲舞&相馬の名コンビが行内で起こる様々な”不祥事”を解決していく。「臭いものにはふた」、「手柄は上司、責任は部下」という文化の中で、「弱きを助け、強気をくじく」、舞ねーさんの大活躍が気持ちよい。この名コンビで是非、続編を出してください。
不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:不祥事 (講談社文庫)より
4062758032
No.3:
(4pt)

続編希望!

花咲舞&相馬の名コンビが行内で起こる様々な”不祥事”を解決していく。「臭いものにはふた」、「手柄は上司、責任は部下」という文化の中で、「弱きを助け、強気をくじく」、舞ねーさんの大活躍が気持ちよい。この名コンビで是非、続編を出してください。
新装版 不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 不祥事 (講談社文庫)より
4062771373
No.2:
(4pt)

主人公・花咲舞の存在感が光ります

本書は、職場で弱い立場の人間が、エリート行員たちをバッサリとやっつけるという痛快な物語。その主人公・花咲舞のキャラクターは、著者のこれまでの作品の中でも強烈な個性を発揮しており、その個性が物語をうまく引き立たせています。中身以上に主人公の存在感が重視された描かれ方のため、読み手によっては評価が分かれるとは思いますが、展開も読みやすかったですし、面白い作品でした。
不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:不祥事 (講談社文庫)より
4062758032
No.1:
(4pt)

主人公・花咲舞の存在感が光ります

本書は、職場で弱い立場の人間が、エリート行員たちをバッサリとやっつけるという痛快な物語。その主人公・花咲舞のキャラクターは、著者のこれまでの作品の中でも強烈な個性を発揮しており、その個性が物語をうまく引き立たせています。中身以上に主人公の存在感が重視された描かれ方のため、読み手によっては評価が分かれるとは思いますが、展開も読みやすかったですし、面白い作品でした。
新装版 不祥事 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 不祥事 (講談社文庫)より
4062771373

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