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(短編集)
不祥事
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不祥事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 121~140 7/9ページ
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女子行員、花咲舞こと「狂咲」の活躍は痛快である、女半沢とまでもいかないが、ある面仕事への自信と度胸は男顔負けかも。 | ||||
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きれいに読まれていたので新品に誓い状態でした。本の内容も良かったので満足です。また別の作品も購入いたします。 | ||||
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半沢直樹シリーズでは、敵役として小木曽という名キャラクターを産んだ銀行臨店をする調査役 にスポットをあてた短編の形を取った長編作品です。 ちなみに池井戸作品(短編)に良く出てくる「東京第一銀行」は「産業中央銀行」と合併し「東京中央銀行」 になるので、いずれ半沢との接点もどこかで出てくるのかな・・と淡い期待をしています。 それ程「狂咲」こと花咲舞のキャラクターは魅力的です。 自分が正しいと思うことを信じ、上司にも媚びず、言いたいことを言い、相手を張り飛ばす。 そんなヒロインです。(ただ、実際こんな部下が居たら上司は大変でしょうね。) 本を読む限り、銀行の出世レースや派閥争いには本当に陰湿で少しウンザリしますが、 相馬と花咲の凸凹コンビが少しずつ風穴をあけていくのは痛快です。 ただ、他の作品に比べるとヒネリは少なく、主人公以外の背景が余り細かくないので、 少し消化不良な感じにはなりますが、花咲のキャラクターを際立たせる為だろうと思います。 女性版 半沢とは言い過ぎでしょうが、今後続くのであれば楽しみですね。 | ||||
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関連性はあるが8話からなる短編小説集でどこからでも読むことができます。 主人公のキャラが面白く一気に読みました。 是非ともテレビドラマ化しかもシリーズしてほしい作品です。 | ||||
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書店で購入後、仕事や人間関係で壁にぶち当たるとこれを読んでスカッとしてました。 失くしたからもう一冊購入。いつも車に置いて時々めくっています。 水戸黄門みたいに先がなんとなく読めちゃうけど、分かっていても引き込まれます。 | ||||
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今、勢いのある池井戸さんの作品。ヒロインの造形が良いので読みやすいです。 ドラマ化するなら桐谷美玲さんで!とのレビューがありましたが、うん、いいですね。そんな感じです。 気が強い感じの若い女優さんでドラマ化ありそうですよね。 が、普通ならそれにあわせて装丁も考えると思うんですが、池井戸ファンをひっぱる為の装丁がいただけません。タイトルとも少し合いません。 装丁的には「俺たちバブル〜」や「株価暴落」の装丁の方があってます。 銀行が舞台のライトなエンターテイメント作なので、その前提で読む分には良いと思います。 | ||||
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確かに堅苦しい言い回しとか使ってないからサラ〜と読みやすいのかもしれませんが、私は何日もかかってしまいました。 映像化を狙ってる感がありありではっきり言うと、サムイ。 企業の嫌なところを突っつくわけだから暗くなるのは必然なのに、それが嫌なのか主人公を無理矢理ヘタレにさせてるから人物とストーリーが調和してないというか…。主人公もヒロイン?も場違いで浮いてる。 私は空飛ぶタイヤは未読なのでこの作品だけしか池井戸潤を知りませんが、はっきり言ってこの程度の文章で一躍有名作家の仲間入りできるのかって。 これで一流というのなら読者の質も落ちたものだ。 | ||||
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連作短編集なのですが、やはりどうしても「スーツを着た銀行マンたちの関係性のドラマ」なので、光景を想像しながら読んでも、微妙に地味です。同じ池井戸氏の「金融探偵」「銀行狐」などでは多様な光景が見られただけに、なんかちょっと退屈に感じてしまいました。 名コンビが問題を解決していく、という形式はわからなくもないですが、「勧善懲悪」の話はどうしても「悪者」を用意しないといけないので、銀行内部のドラマにした場合、「銀行っていやなところだなあ」という結論に至ってしまい、果たしてそれが作者の意図なのかな? と疑問に思いました。 他の方も指摘されていますが、事件のあらましがわかってくるとあっさり解決の方向に向かってしまう(それもスーツを着た人たちの、あくまでオトナな修羅場がほとんど)ので、ちょっとあっけないというか、探偵ものの構図の割には探偵もののようなカタルシスはないし、各短編の違いが分かりにくい…というようにも感じました。 要するに金まわりのトラブルや不正、とその周辺の人物&関係性って、全部似てくるんですよね。 作風としての池井戸氏の「人物描写がマンガチック」なのも相まって、どうも没入できず、ちょっと飛ばし読みしてしまいました。 | ||||
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空飛ぶタイヤ以来、池井戸さんの作品を読みあさってます。他の作品が優れているのでこの作品は普通に感じます。 | ||||
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空飛ぶタイヤやバブル入行組と同じ作者とは思えない、内容の薄い作品。 迷っている人は買わないほうが良いと思います。 | ||||
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似たような短編の「シャイロックの子供たち」は結構面白かった気がするけど、 この本の話は既読感というか何というか、 池井戸作品を多く読んでいる人だったら、 結末が途中でだいたい予測できてしまうような話が多い。 銀行物はもうネタがないと思うので 空飛ぶタイヤ、下町ロケット、七つの会議のような話をもっと書いていってほしい。 | ||||
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銀行の事務業務の管理・修正を行う臨店の任務にあたる相馬と花咲。 東京第一銀行の様々な支店を舞台に、その粛正をしていく連作短編集。 池井戸作品らしく、銀行の内部を暴きつつも、 正論を振りかざし、権力に屈しない花咲舞の立ち振る舞いが実に爽快な本作。 「下町ロケット」で著者を知った池井戸作品初心者にもお奨めできる良書。 続編も出るようなので、実に楽しみ。 | ||||
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調査役の相馬と特異の事務処理能力を持つ女子行員の花咲舞は、支店を訪問し、個々の事務処理能力向上指導をする臨店指導員。臨店指導先の支店にて、本来の業務に止まらず、支店が抱えるトラブルや不祥事の真相にせまる。二十代半ばにして中堅、正義感が強く、一度キレたら手に負えない、ついたあだ名が狂咲!の活躍に溜飲が下がる。銀行の描写がリアルで、読んでいると自分も行員になったように、どんどん物語に引き込まれてゆく。 組織の一員として働いていると、多かれ少なかれ理不尽な事を目の当たりにするものだ。しかし正義を振りかざすことができなかったりする。日常で抱いている不満を狂咲が代弁してくれているよう。読後感が爽やかな痛快サラリーマンミステリー短編小説集。仕事で疲れた時こそ読みたい。 | ||||
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著者の長編はあらかた読んでしまったので、短編を順番に追っているのですが、 これはなかなか良かったです。とりわけ主人公のパートナー花咲(狂咲)嬢のキャラクターが魅力的です。 続編となるシリーズ新作もまもなく出るようなので、今回は是非連ドラ化していただきたい。 その際は花咲役は桐谷美玲さんでぜひお願いします。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算391作品目の読書完。2012/06/28 | ||||
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この作者の作品は初めて読みました。 本のカバーに載っているあらすじに興味を持ち、購入しました。 確かに痛快な展開(跳ね返りの女子職員が、一癖二癖ある上司などを相手に立ち向かう…)でしたが、個人的にはストーリーのもう一捻りが欲しかったかな。 各話が短編の分だけ仕方ないかも知れませんが、解決策(犯人)が見つかると一気に結末へ、という感じでした。 すっきりした展開の短編がお好みの方には良いと思います。 | ||||
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曲がったことは大嫌い。あくまで正論・正義を貫き通し、時には平手打ちで相手の目をさまさせる。多くの人が、こう出来たら!と思うことがあると思います。それをやってのける主人公。痛快!気持ちいい!スッキリしたいときには最適!でも…やはりリアリティがないです。一冊でお腹いっぱいかな。 | ||||
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主人公花咲舞は驚異の事務処理能力を持つ女子行員、歯に衣着せぬ発言力と 相手を張り飛ばす行動力、弱い立場の人間がエリート行員たちをやっつける、 そして難問題を次々解決する、花咲舞は間違いなくヒロインで読後感すっきり の物語です。 | ||||
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全8編の短編からなり、主人公の女子行員が臨店先の支店で窓口業務などの指導をしながら、さまざまな課題解決(不祥事の解決)を行う。 正義感が強く、顧客や同僚、その家族のことを思いながらの行動や発言は、痛快である。 それにしても池井戸氏の小説に出てくる銀行員は、出世欲が強く、顧客や会(銀行)、同僚などのことを思いながら仕事をしている人は、なかなか出てこない。 多少、誇張していると思って読み進めるが、実際はどうなのだろうか...。 | ||||
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すでに刊行済の「銀行総務特命」と「不祥事」が、同じ日に新装版として再刊行されている。両書の解説を読む限り、いずれも補筆はされていないようであり、両書の帯の「直木賞作家作品!」というキャッチコピーを見るまでもなく、直木賞受賞後初となる2月の新作発表までの繋ぎとして、直木賞ブームに乗って、旧作でも一商売しようという出版社の魂胆が透けて見えるような新装版化ではあったと思う。 さて、それはさておき、両書のどちらが面白いかといえば、私は、断然、本書の方だと思う。本書は一言でいって、「狂咲」こと花咲舞の強烈なキャラで読ませる作品だと思う。舞は、正義感に溢れ、たとえ相手が誰であろうとも、組織のしがらみにとらわれずに、遠慮会釈なく、悪いことは悪いと、バッサバッサと斬り捨ててしまうことのできる痛快な女性なのだ。 サラリーマンの男の世界は、完全な縦社会であり、組織の中での序列が絶対で、それを踏み越えると、本書のかつての相馬や川野のように、干されてしまうことがある。女性には、そうした序列にとらわれない言動ができ、しかも、それが通用してしまうところがあるのだが、その典型が舞なのだ。一方、序列に縛られて、からっきし権威に弱い典型として描かれているのが、舞と一緒に臨店指導する上司の相馬であり、こうした相馬のキャラ立てが、舞の痛快さを一層際立たせている。 また、将来の頭取候補真藤が悪代官役になって8話中6話に登場しており、真藤の意を受けて舞たちを潰すべく待ち受ける刺客を、舞が見事に退治してみせるという勧善懲悪の時代劇的な爽快感もある。 率直にいって、本書の一つ一つの作品を取り上げていえば、「銀行総務特命」同様、それほどレベルの高い作品があるわけではないのだが、とにかく、舞の強烈なキャラと、それを引き立てる脇役のキャラ立ての上手さで、面白く読ませてくれるのだ。こんな痛快な舞を主人公とした作品なら、続編なりシリーズ化を検討してみるのも、面白いのではないだろうか。 ところで、私には、2002年8月刊行の「銀行総務特命」の第3話から準主役級で登場してくる唐木怜調査役が、2004年8月刊行の本書の花咲舞とダブって見える。奇しくも解説者も似たような指摘をしているのだが、作者は、唐木怜を描くことをきっかけにして、花咲舞という主役を張るに不足のない、過激化したキャラを思い付いたのではないだろうか。 | ||||
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