博士の愛した数式

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博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,769件 1,021〜1,040 52/89ページ
No.749
(2pt)

それほどでも…。

「80分」の設定は、「メメント」の方が断然面白く掘り下げています。数の不思議さについては、村上春樹の「百科事典棒」の方が、物語そのもののメタファーとして有効に機能しており、重要な役割を演じています。またマンデルブロー集合やゲーデルの定理についての解説本を読んだときほどの感動は覚えませんでした。また「江夏」や野球とのからみは必然性がなく、最後に帳尻合わせた感じがしました。メメント+百科事典棒くらいの完成度で、かつ小川さんの美しい文体で分かりやすく語られていたら、5つ星でした。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.748
(2pt)

それほどでも…。

「80分」の設定は、「メメント」の方が断然面白く掘り下げています。数の不思議さについては、村上春樹の「百科事典棒」の方が、物語そのもののメタファーとして有効に機能しており、重要な役割を演じています。またマンデルブロー集合やゲーデルの定理についての解説本を読んだときほどの感動は覚えませんでした。また「江夏」や野球とのからみは必然性がなく、最後に帳尻合わせた感じがしました。メメント+百科事典棒くらいの完成度で、かつ小川さんの美しい文体で分かりやすく語られていたら、5つ星でした。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.747
(4pt)

別世界に連れて行ってくれる

記憶が80分しかもたない数学博士と家政婦、その子供の間の関係を描いた小説であるが、読んでいると実にほのぼのとし時間がゆっくり流れている感覚を持った。通勤時間を利用して読んだが、通勤時特有の少しギスギスした気持ちから別世界につれてってくれて、自分を穏やかにしてくれるような小説であった。これまで数字や数式の美しさという事考えたことは無かったが、なるほどと思わせてくれたことも貴重だった。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.746
(4pt)

別世界に連れて行ってくれる

記憶が80分しかもたない数学博士と家政婦、その子供の間の関係を描いた小説であるが、読んでいると実にほのぼのとし時間がゆっくり流れている感覚を持った。通勤時間を利用して読んだが、通勤時特有の少しギスギスした気持ちから別世界につれてってくれて、自分を穏やかにしてくれるような小説であった。これまで数字や数式の美しさという事考えたことは無かったが、なるほどと思わせてくれたことも貴重だった。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.745
(5pt)

子供は難しい問題で悩んでいる

小川洋子さんは この話を書いていたときに小さな子供を育てていて、洗濯物をたたみながら言葉を選んでいたとインタビューで読みました。 そして今同じように子世話中の私は 話の中の博士の言葉にとても勇気付けられました。 博士は、”子供は大人よりずっと難しい問題で悩んでいると信じて”いたり、”質問をされたら、正確な答えを示すだけではなく、質問した相手に誇りを与える”ことができたり、”子供を自分たち大人にとって必要不可欠な原子と考えたり”しているんです。1行の数式が度々登場して、それが博士の ”まわりと違って変なところ”じゃなくて、人間として”きまってるところ”を浮き彫りにしてくれて、小川洋子さんの中からでてきた言葉に癒されました。祈りというか、なんというか、感謝というか。 子育ての悩みはつきませんが、子供はもっと難しい問題で悩んでいると博士に言われると、そうですよね、と素直に謙虚になれそうです。 
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.744
(5pt)

子供は難しい問題で悩んでいる

小川洋子さんは この話を書いていたときに小さな子供を育てていて、洗濯物をたたみながら言葉を選んでいたとインタビューで読みました。 そして今同じように子世話中の私は 話の中の博士の言葉にとても勇気付けられました。 博士は、”子供は大人よりずっと難しい問題で悩んでいると信じて”いたり、”質問をされたら、正確な答えを示すだけではなく、質問した相手に誇りを与える”ことができたり、”子供を自分たち大人にとって必要不可欠な原子と考えたり”しているんです。1行の数式が度々登場して、それが博士の ”まわりと違って変なところ”じゃなくて、人間として”きまってるところ”を浮き彫りにしてくれて、小川洋子さんの中からでてきた言葉に癒されました。祈りというか、なんというか、感謝というか。 子育ての悩みはつきませんが、子供はもっと難しい問題で悩んでいると博士に言われると、そうですよね、と素直に謙虚になれそうです。 
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.743
(5pt)

数字に嘘はない

私は学生時代数学が好きだった。なぜならば、我々が習う数学には答えがあるからだ。答えを導き出すために考え出した数式は、それが正しければ必ず正解が求められる。間違った数式ならば、問題と違った答えが出てしまう。やり方は色々あるが、そのやり方が正しければ、どのやり方でも全て同じ解が導き出される。 この話の中でも出てきたが、ゼロという概念は数字があみ出されたかなり後になって、その概念が発見された。今となってはゼロが存在することは当たり前であるが、ある意味不思議なことである。数学というのは、簡単な今では常識であることを証明することが困難である。1+1=2を証明することに全力を尽くしている数学者がいたということを以前聞いたことがある。 数字というのは、非常に奥が深い。正直であり、神秘なものでもある。博士はまさに数式みたいな人である。記憶が80分しかもたないので、何度も同じことを聞く。1+1が必ず2になるのと同じように。そして純粋無垢である。 現代社会は数式で表されないことが多い。1+1が0になるときもあれば、3になる場合もある。でも、博士の世界は必ず2になる。犯されていない純粋な世界だからだ。そして、純粋に義姉を思う気持ちも、数式のようにいつになっても答えは変わらなかった。義姉は0や3に答えを変えようとしたが、博士の答えはいつも数式と同じ2であった。そして最後に義姉も1+1=2になったのであった。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.742
(5pt)

数字に嘘はない

私は学生時代数学が好きだった。なぜならば、我々が習う数学には答えがあるからだ。答えを導き出すために考え出した数式は、それが正しければ必ず正解が求められる。間違った数式ならば、問題と違った答えが出てしまう。やり方は色々あるが、そのやり方が正しければ、どのやり方でも全て同じ解が導き出される。 この話の中でも出てきたが、ゼロという概念は数字があみ出されたかなり後になって、その概念が発見された。今となってはゼロが存在することは当たり前であるが、ある意味不思議なことである。数学というのは、簡単な今では常識であることを証明することが困難である。1+1=2を証明することに全力を尽くしている数学者がいたということを以前聞いたことがある。 数字というのは、非常に奥が深い。正直であり、神秘なものでもある。博士はまさに数式みたいな人である。記憶が80分しかもたないので、何度も同じことを聞く。1+1が必ず2になるのと同じように。そして純粋無垢である。 現代社会は数式で表されないことが多い。1+1が0になるときもあれば、3になる場合もある。でも、博士の世界は必ず2になる。犯されていない純粋な世界だからだ。そして、純粋に義姉を思う気持ちも、数式のようにいつになっても答えは変わらなかった。義姉は0や3に答えを変えようとしたが、博士の答えはいつも数式と同じ2であった。そして最後に義姉も1+1=2になったのであった。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.741
(5pt)

家族の愛、親の愛

僕は現代作家の作品は読まない。(海外作家と歴史小説は別だけど)なぜなら、そこに書かれている時代や風景が、あまりにも身近すぎてこそばゆい感じがするからだ。この作品は、単行本で出版されているときから、少々気になっていた。というのも、朝日新聞の書評に興味をそそられたからだ。しかし、「所詮、現代作家の作品」と頑固を貫いていた。そうこうしているうちに、寺尾聡主演で映画化されることになり、再び書店で平積みされだした。こうなると読まずには居られなくなった。実によい。小川洋子の作品はこれが初めてだが、厭味のない文調やストーリー展開の素直さ、そこに描かれている人物(博士、ルート、私)がいま目の前にいるような自然な描写にぐいぐい引き込まれていった。記憶が80分しか保てない博士が、毎日初対面の私やルートを慈しむ姿に親とは、夫とはと考えさせられる場面が多くあった。不覚、目頭が熱くなった。後世に残したい作品である。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.740
(5pt)

家族の愛、親の愛

僕は現代作家の作品は読まない。(海外作家と歴史小説は別だけど)なぜなら、そこに書かれている時代や風景が、あまりにも身近すぎてこそばゆい感じがするからだ。この作品は、単行本で出版されているときから、少々気になっていた。というのも、朝日新聞の書評に興味をそそられたからだ。しかし、「所詮、現代作家の作品」と頑固を貫いていた。そうこうしているうちに、寺尾聡主演で映画化されることになり、再び書店で平積みされだした。こうなると読まずには居られなくなった。実によい。小川洋子の作品はこれが初めてだが、厭味のない文調やストーリー展開の素直さ、そこに描かれている人物(博士、ルート、私)がいま目の前にいるような自然な描写にぐいぐい引き込まれていった。記憶が80分しか保てない博士が、毎日初対面の私やルートを慈しむ姿に親とは、夫とはと考えさせられる場面が多くあった。不覚、目頭が熱くなった。後世に残したい作品である。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.739
(4pt)

「落ち」について、わたしは考えます

数学者の博士と家政婦親子の交流の物語。わたしには面白かったが、頭から数学的なことが苦手な人には取っつき辛いかもしれない。 「落ち」がないということも、議論にはなるだろうか。わたしは落ちがあったほうが読了感が強いと思う。伏線らしき事項があるので、終り方を期待してしまった。いや、「これはこれでいいのです」という声が聞こえてはくるのですが。*2007年5月に映画を見ました。ルートが数学の先生になっているという想定は非常に効果的だと思いました。いい作品になっていました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.738
(4pt)

「落ち」について、わたしは考えます

数学者の博士と家政婦親子の交流の物語。わたしには面白かったが、頭から数学的なことが苦手な人には取っつき辛いかもしれない。 「落ち」がないということも、議論にはなるだろうか。わたしは落ちがあったほうが読了感が強いと思う。伏線らしき事項があるので、終り方を期待してしまった。いや、「これはこれでいいのです」という声が聞こえてはくるのですが。*2007年5月に映画を見ました。ルートが数学の先生になっているという想定は非常に効果的だと思いました。いい作品になっていました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.737
(5pt)

温かさと幸せ

映画『博士の愛した数式』を見ました。ひねくれ者の私は「映画を観る前に原作読んどこお」というノリでハードカバーを買いました(既に文庫が出ていました)。じっくり読もうと思っていましたが、寝るのも忘れ、一晩で読みきりました。映画と原作に共通する点、その最も顕著なものは「博士の、子供に対する愛情」です。いつでも子供を気づかい、溢れんばかりの愛情をそそぐ。そして見返りはいっさい望まない。博士は、数学よりもむしろ子供を愛していたのではないだろうか。そう思わせるほどに、温かい空気で充たされ、幸せを感じさせる。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.736
(5pt)

温かさと幸せ

映画『博士の愛した数式』を見ました。ひねくれ者の私は「映画を観る前に原作読んどこお」というノリでハードカバーを買いました(既に文庫が出ていました)。じっくり読もうと思っていましたが、寝るのも忘れ、一晩で読みきりました。映画と原作に共通する点、その最も顕著なものは「博士の、子供に対する愛情」です。いつでも子供を気づかい、溢れんばかりの愛情をそそぐ。そして見返りはいっさい望まない。博士は、数学よりもむしろ子供を愛していたのではないだろうか。そう思わせるほどに、温かい空気で充たされ、幸せを感じさせる。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.735
(4pt)

アルキメデス以来、ガロアやアーペルといった人たちもこよなく愛したもの

「ラブ・ストーリー」とあったので、読む前は、博士と家政婦さんの恋愛ものかと思ったけどぜんぜん違いましたね。けど、読んで「あぁ、なるほどね」の内容でした。読売文学賞と本屋大賞を受賞した作品ですが、「大賞」という名の持つ大袈裟さとにはそぐわない佳作、小品です。平易に淡々と書かれており、セックスや暴力とか醜さとは無縁な、しみじみとした感動を与えてくれる作品かと。読んでる最中、ついつい完全数とか探してしまったのですが、おそらく大半が数学嫌いである中学生や高校生に数学の副読本として読ませてもよいかと思う。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.734
(4pt)

アルキメデス以来、ガロアやアーペルといった人たちもこよなく愛したもの

「ラブ・ストーリー」とあったので、読む前は、博士と家政婦さんの恋愛ものかと思ったけどぜんぜん違いましたね。けど、読んで「あぁ、なるほどね」の内容でした。読売文学賞と本屋大賞を受賞した作品ですが、「大賞」という名の持つ大袈裟さとにはそぐわない佳作、小品です。平易に淡々と書かれており、セックスや暴力とか醜さとは無縁な、しみじみとした感動を与えてくれる作品かと。読んでる最中、ついつい完全数とか探してしまったのですが、おそらく大半が数学嫌いである中学生や高校生に数学の副読本として読ませてもよいかと思う。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.733
(4pt)

数学の料理法に「巧」です!

数学を題材として,こんな話を書き上げた作者のすごさに感服。博士の専門は,数学の中でも数論でした。素数,完全数,そして友愛数。難しい数式を使わずに,数の間の不思議な関係を語ることのできる分野。作者の題材料理のセンスを感じます。そしてもうひとつ。後半の重要なシーンで,ひとつの有名な式が出てきます。e^{πi}+1=0実軸の基準としての1。虚軸の基準としてのi。三角関数の重要定数であるπ。指数関数の重要定数であるe。そして,それらのすべての基準である0。全く共通点を持たないこれらの4種類の数が,すべて重なることで「0」という調和を得る。作中でも,家政婦の主人公が図書館でその意味を頑張って明らかにしていくのですが,難しい話抜きで「この式の意味=博士が言いたかったこと」が伝わっているのではないでしょうか。物語の内容にはあえて触れませんでしたが。ラスト付近で,家政婦の一人息子であるルートくんの進路を読んだ時点で,ジーンとさせます。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.732
(4pt)

数学の料理法に「巧」です!

数学を題材として,こんな話を書き上げた作者のすごさに感服。博士の専門は,数学の中でも数論でした。素数,完全数,そして友愛数。難しい数式を使わずに,数の間の不思議な関係を語ることのできる分野。作者の題材料理のセンスを感じます。そしてもうひとつ。後半の重要なシーンで,ひとつの有名な式が出てきます。e^{πi}+1=0実軸の基準としての1。虚軸の基準としてのi。三角関数の重要定数であるπ。指数関数の重要定数であるe。そして,それらのすべての基準である0。全く共通点を持たないこれらの4種類の数が,すべて重なることで「0」という調和を得る。作中でも,家政婦の主人公が図書館でその意味を頑張って明らかにしていくのですが,難しい話抜きで「この式の意味=博士が言いたかったこと」が伝わっているのではないでしょうか。物語の内容にはあえて触れませんでしたが。ラスト付近で,家政婦の一人息子であるルートくんの進路を読んだ時点で,ジーンとさせます。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.731
(5pt)

愛に触れます

ことば、文章の美しさに引き込まれ、博士の√に対する深く絶対的な愛にただ感動し、記憶が80分しかもたないことを知ることの深い悲しみに何度となく涙が流れました。読み終えたあとココロがほっこり暖かくなる一冊です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.730
(5pt)

愛に触れます

ことば、文章の美しさに引き込まれ、博士の√に対する深く絶対的な愛にただ感動し、記憶が80分しかもたないことを知ることの深い悲しみに何度となく涙が流れました。読み終えたあとココロがほっこり暖かくなる一冊です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X