博士の愛した数式

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博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1,769件 1,101〜1,120 56/89ページ
No.669
(4pt)

静かで美しい。

物語は大きな振幅も無く、比較的淡々と進みます。ストーリーが波打っても、博士の記憶と同じく80分経つと元の”ゼロ”の位置に戻ってくるように、ひたすら静かに進んでいきます。 でも、博士が語る「日常に潜む数字にこめられた神の意思」はまるで小さな宝石のように美しいです。そして、わたしとルートと博士の小さなエピソードたちがとても温かく、幸せな気分になれます。 ハッピーなストーリーというわけでは無いのですが、温かみがあり読後感がとてもいい本でした。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.668
(4pt)

静かで美しい。

物語は大きな振幅も無く、比較的淡々と進みます。ストーリーが波打っても、博士の記憶と同じく80分経つと元の”ゼロ”の位置に戻ってくるように、ひたすら静かに進んでいきます。 でも、博士が語る「日常に潜む数字にこめられた神の意思」はまるで小さな宝石のように美しいです。そして、わたしとルートと博士の小さなエピソードたちがとても温かく、幸せな気分になれます。 ハッピーなストーリーというわけでは無いのですが、温かみがあり読後感がとてもいい本でした。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.667
(5pt)

好きです!

最後にはジーンとしてしまいました!!最初は博士のお義姉さんってなんて嫌なんだろうって思ってしまいましたが、最後にはこの人がいてくれて良かった…とさえ思ってしまいました。数次の流れもとてもキレイで、オススメの本です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.666
(5pt)

「数」と「真理」と「完全」は人の頭の中にしかない

この前読んだ「99.9%は仮説」という本で、世の中のほぼ全ては仮説であると書いてありました。つまり、真理など存在し得ない(常に科学は反証可能性を持つから)という話がありました。しかし、数学には「真理」があります。何故なら、人の頭の中で生まれて、人の頭の中で終わるものだからです。そう考えれば、数学はロマンそのものでだからこそ、主人公の「博士」は非常なロマンチストなのかもしれません。現実には、「数」というものは存在しておらず、あくまで人間の頭の中にしかない。だからこそ、それは美しいのだということを。「数」の「完全」な「真理」とは、静かに、ただそこにあるのだと。あくまで人間の頭の中にだけ、どこまでも美しくそこにあるのだと。小川洋子さんの文章は、その美しさを見事に描き出していました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.665
(5pt)

好きです!

最後にはジーンとしてしまいました!!最初は博士のお義姉さんってなんて嫌なんだろうって思ってしまいましたが、最後にはこの人がいてくれて良かった…とさえ思ってしまいました。数次の流れもとてもキレイで、オススメの本です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.664
(5pt)

「数」と「真理」と「完全」は人の頭の中にしかない

この前読んだ「99.9%は仮説」という本で、世の中のほぼ全ては仮説であると書いてありました。つまり、真理など存在し得ない(常に科学は反証可能性を持つから)という話がありました。しかし、数学には「真理」があります。何故なら、人の頭の中で生まれて、人の頭の中で終わるものだからです。そう考えれば、数学はロマンそのものでだからこそ、主人公の「博士」は非常なロマンチストなのかもしれません。現実には、「数」というものは存在しておらず、あくまで人間の頭の中にしかない。だからこそ、それは美しいのだということを。「数」の「完全」な「真理」とは、静かに、ただそこにあるのだと。あくまで人間の頭の中にだけ、どこまでも美しくそこにあるのだと。小川洋子さんの文章は、その美しさを見事に描き出していました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.663
(5pt)

本当にためになる小説はなかなか無い!

楽しく、ためになる小説です。このようなタイプの小説は中々ないのではないでしょうか。もし、小説に楽しさのみを求めるならばそれまでですが、一歩踏み出してみませんか?本当にいい小説とは、私たちの人間性を豊かにしてくれます。多くの人生経験を仮想領域で体験できます。その経験は、私たちの想像力を豊かにしてくれます。実際に体験するのが一番いいですが、すべてを経験することは不可能です。ですから、小説のような形で多くの人と出会い、極端ではあるが強烈なキャラクターを理解することは、現実世界において他人への心の広さにつながると思います。数学の観点からも楽しめると思います。この点については小川洋子、藤原正彦著「世にも美しい数学入門」に詳しいです。小説は、それ自体としてはあまり役に立たなくても、理論的な側面を重ねることで大きな力を持つのではないでしょうか。その意味で、両所を読まれることを薦めます。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.662
(5pt)

すてきなオイラーの等式

「ぼくの記憶は80分しかもたない」というフレーズから受ける印象は、悲しさ、哀れみ、いったいどれでしょうか? しかし、この物語は決してそのようなものを感じさせない。少なくとも僕はまったく感じませんでした。むしろまったく逆の、愛に満ちた温かい世界に包まれるかのようでした。そしてそれは、悲しい境遇に裏打ちされた温かさや哀れみを伴った温かさなどでは決してなく、博士、私、ルート、そして、博士の義姉の未亡人のまっすぐな愛情による温かさです。それぞれの人のこころの中身は誰もが思ったことのあることだからこそ、多くの人にこの物語が評価されているのではないでしょうか。 こんな物語に出会えてよかった、そう心から思える作品です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.661
(5pt)

本当にためになる小説はなかなか無い!

楽しく、ためになる小説です。このようなタイプの小説は中々ないのではないでしょうか。もし、小説に楽しさのみを求めるならばそれまでですが、一歩踏み出してみませんか?本当にいい小説とは、私たちの人間性を豊かにしてくれます。多くの人生経験を仮想領域で体験できます。その経験は、私たちの想像力を豊かにしてくれます。実際に体験するのが一番いいですが、すべてを経験することは不可能です。ですから、小説のような形で多くの人と出会い、極端ではあるが強烈なキャラクターを理解することは、現実世界において他人への心の広さにつながると思います。数学の観点からも楽しめると思います。この点については小川洋子、藤原正彦著「世にも美しい数学入門」に詳しいです。小説は、それ自体としてはあまり役に立たなくても、理論的な側面を重ねることで大きな力を持つのではないでしょうか。その意味で、両所を読まれることを薦めます。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.660
(5pt)

すてきなオイラーの等式

「ぼくの記憶は80分しかもたない」というフレーズから受ける印象は、悲しさ、哀れみ、いったいどれでしょうか? しかし、この物語は決してそのようなものを感じさせない。少なくとも僕はまったく感じませんでした。むしろまったく逆の、愛に満ちた温かい世界に包まれるかのようでした。そしてそれは、悲しい境遇に裏打ちされた温かさや哀れみを伴った温かさなどでは決してなく、博士、私、ルート、そして、博士の義姉の未亡人のまっすぐな愛情による温かさです。それぞれの人のこころの中身は誰もが思ったことのあることだからこそ、多くの人にこの物語が評価されているのではないでしょうか。 こんな物語に出会えてよかった、そう心から思える作品です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.659
(5pt)

木漏れ日のような優しさ

博士は数学の教授だった。事故に巻き込まれて脳に損傷を受け、博士の記憶は80分しか持たない・・・。出てくるのは「博士」、そこに通う家政婦の「私」と息子の「√(ルート)」、そして博士の「義姉」。最初は何のつながりも無かった「博士」と「私」。時間をかけ時間を重ねるうちに、何も無い空間に、幾重にも糸をかけていくように、少しずつ絆が生まれていく。そして、それぞれの深い愛が、いつしかレリーフのようにくっきりと浮き上がってくる。それぞれキャラクターの実名は出てこない。「博士」、「私」、「ルート」、「義姉」。あたかも、名前が雑音であるかのように。大正や昭和初期を思わせる博士の家の雰囲気さながら、ページをめくるたび、静かで緩やかな時間が流れていくのを感じます。映画化されたことがきっかけでこの本を読んだのですが、映画はきっと見ないと思います。ページをめくるたびに感じた心地良い静けさを、壊さずにずっと持っていたいから。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.658
(5pt)

木漏れ日のような優しさ

博士は数学の教授だった。事故に巻き込まれて脳に損傷を受け、博士の記憶は80分しか持たない・・・。出てくるのは「博士」、そこに通う家政婦の「私」と息子の「√(ルート)」、そして博士の「義姉」。最初は何のつながりも無かった「博士」と「私」。時間をかけ時間を重ねるうちに、何も無い空間に、幾重にも糸をかけていくように、少しずつ絆が生まれていく。そして、それぞれの深い愛が、いつしかレリーフのようにくっきりと浮き上がってくる。それぞれキャラクターの実名は出てこない。「博士」、「私」、「ルート」、「義姉」。あたかも、名前が雑音であるかのように。大正や昭和初期を思わせる博士の家の雰囲気さながら、ページをめくるたび、静かで緩やかな時間が流れていくのを感じます。映画化されたことがきっかけでこの本を読んだのですが、映画はきっと見ないと思います。ページをめくるたびに感じた心地良い静けさを、壊さずにずっと持っていたいから。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.657
(5pt)

人の品位を高めてくれる物語。

本書の舞台設定は、きわめてシンプルだ。「80分しか記憶を保持できない」老数学者と、彼の身の回りの世話をすることになったシングルマザーの家政婦とその息子の交流を描いている。無菌室にいるような静かな小説だ。殺人事件も起きなければ、運命的な恋の出会いもなく、ささやかな日常が進んでいく。その静けさは、私たちが見落としている暮らしの根本を思い出させてくれる。暮らしとは、ほんらい、つましく、奥ゆかしく、楽しいものなのだ。ぞうきんがけをして床が輝いたり、アイロンをかけてシャツがパリッとしたり、何の変哲もないハンバーグがごちそうだったりする喜びを、わたしたちは忘れてしまった。そして、人と向きあう楽しさも忘れてしまった。主人公の家政婦は、高齢化社会に生きる私たちに一つの道を提示する。80分しか記憶が保たない人、すなわち、「ちょっとちがった人」と、どう向きあえばいいのか。家政婦の解答は、シンプルで力強い。80分ごとの出会いを一つのルールとして引き受ける。80分しか記憶が保たないのは、その人の人格に関わることではなく、その人の生きている世界が、そのような「仕組み」になっていることを想像し、理解し、引き受けることなのだ。この小説は、人を敬うことの作法、ささやかな暮らしのなかに潜む楽しみをきちんと実感することを無菌室のなかで培養し、私たちに気づかせてくれる。そう、人の品位を高めてくれる物語だ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.656
(5pt)

人の品位を高めてくれる物語。

本書の舞台設定は、きわめてシンプルだ。「80分しか記憶を保持できない」老数学者と、彼の身の回りの世話をすることになったシングルマザーの家政婦とその息子の交流を描いている。無菌室にいるような静かな小説だ。殺人事件も起きなければ、運命的な恋の出会いもなく、ささやかな日常が進んでいく。その静けさは、私たちが見落としている暮らしの根本を思い出させてくれる。暮らしとは、ほんらい、つましく、奥ゆかしく、楽しいものなのだ。ぞうきんがけをして床が輝いたり、アイロンをかけてシャツがパリッとしたり、何の変哲もないハンバーグがごちそうだったりする喜びを、わたしたちは忘れてしまった。そして、人と向きあう楽しさも忘れてしまった。主人公の家政婦は、高齢化社会に生きる私たちに一つの道を提示する。80分しか記憶が保たない人、すなわち、「ちょっとちがった人」と、どう向きあえばいいのか。家政婦の解答は、シンプルで力強い。80分ごとの出会いを一つのルールとして引き受ける。80分しか記憶が保たないのは、その人の人格に関わることではなく、その人の生きている世界が、そのような「仕組み」になっていることを想像し、理解し、引き受けることなのだ。この小説は、人を敬うことの作法、ささやかな暮らしのなかに潜む楽しみをきちんと実感することを無菌室のなかで培養し、私たちに気づかせてくれる。そう、人の品位を高めてくれる物語だ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.655
(3pt)

賞賛に値せず

暖かい、優しい、そして、美しい小説であることは私も認めるのである。しかし、(映画化以前、すでに)この作品がこれほどのベスト・セラーになったのはなぜだろう?1)日本人は誰もが情報の洪水に溺れており、かえって情報収集に破綻を来している。そのため、わずかな手がかりに皆がすがって、地滑り的な流行が生まれる。2)誰にでも(並の国語力さえあれば)理解できる、平易な文章と内容。3)文芸作品に数式を導入したという目新しさ(斬新さ)。4)それを読んでいるというプチ・インテリ的自己満足。本書がもしも実話に基づく作品であったなら、私は「私」にも、「ルート」にも、もちろん「博士」にも、最大限の敬意を払いたい。しかし、これは創作である。「未亡人」の造形が不確かであることなど、欠点は容易に指摘できる。創作文芸の広大な宇宙には、この程度の恒星はいくらでも存在すると思う。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.654
(3pt)

賞賛に値せず

暖かい、優しい、そして、美しい小説であることは私も認めるのである。しかし、(映画化以前、すでに)この作品がこれほどのベスト・セラーになったのはなぜだろう?1)日本人は誰もが情報の洪水に溺れており、かえって情報収集に破綻を来している。そのため、わずかな手がかりに皆がすがって、地滑り的な流行が生まれる。2)誰にでも(並の国語力さえあれば)理解できる、平易な文章と内容。3)文芸作品に数式を導入したという目新しさ(斬新さ)。4)それを読んでいるというプチ・インテリ的自己満足。本書がもしも実話に基づく作品であったなら、私は「私」にも、「ルート」にも、もちろん「博士」にも、最大限の敬意を払いたい。しかし、これは創作である。「未亡人」の造形が不確かであることなど、欠点は容易に指摘できる。創作文芸の広大な宇宙には、この程度の恒星はいくらでも存在すると思う。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.653
(5pt)

あっという間に読めます。

読みやすく平易な文章でありながら、開いたページのあちこちで、キラキラと印象的な言葉が光っている。大人のためのファンタジーとも思えるストーリーの中に描かれる、美しいもの、本当のものに対して、やさしい気持ちになったり、どうしようもなく悲しくなったりする。読後感は「アルジャーノンに花束を」に近いものがあった。映画化されて話題だが、寺尾聡+深津絵里はうまいキャスティング。映画も見たいと思わせる。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.652
(5pt)

あっという間に読めます。

読みやすく平易な文章でありながら、開いたページのあちこちで、キラキラと印象的な言葉が光っている。大人のためのファンタジーとも思えるストーリーの中に描かれる、美しいもの、本当のものに対して、やさしい気持ちになったり、どうしようもなく悲しくなったりする。読後感は「アルジャーノンに花束を」に近いものがあった。映画化されて話題だが、寺尾聡+深津絵里はうまいキャスティング。映画も見たいと思わせる。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.651
(5pt)

美しい物語です

家政婦さんとその息子と博士の3人の温かく、美しい物語です。博士に対しての敬愛、母と子の愛情、数学や数の美しさが文章から満ち溢れています。80分間しか記憶がもたない博士が主人公となると、とかく話が暗くなりがちですが、これは読んだ後すがすがしい気持ちにさせられます。日常ありふれている数字にも物語があることを知って、少し楽しい気分になりますよ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.650
(5pt)

美しい物語です

家政婦さんとその息子と博士の3人の温かく、美しい物語です。博士に対しての敬愛、母と子の愛情、数学や数の美しさが文章から満ち溢れています。80分間しか記憶がもたない博士が主人公となると、とかく話が暗くなりがちですが、これは読んだ後すがすがしい気持ちにさせられます。日常ありふれている数字にも物語があることを知って、少し楽しい気分になりますよ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X