■スポンサードリンク
バトル・ロワイアル
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
バトル・ロワイアルの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全135件 61~80 4/7ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 東洋にある大東亜共和国。アメリカ(=米帝)を含め世界各国と対立中。軍事国家で総統制度、近代化による少年少女の凶悪犯罪悪化。そんな時に、国防上必要な戦闘実験と称する「戦闘実験第六十八番プログラム」という法案が可決された。全国の中学3年生を対象に任意の50クラスを選び、殺し合わせる。架空の国ですが、地名とかは日本です。それに、映画のBR2との国の設定があまりにも違うので驚きました。詳しい事はネタバレしてしまうので、あまり言いませんが、大切な“何か”が欠け始めている、今の日本人に読んでもらいたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私は現在、小学六年生でこの本を手にしました。多少親に嫌な目で見られ、「私も読んでいいのか」と思ったのですが、話の内容の突飛さ、そして何よりも、昨日まで友だった者を殺し合う事。誰だって失うのは嫌です。けれど自分は死にたくない、という思いが銃の引き金を引いてしまいます。現代ではほぼ絶対的に有り得ない事ですが、思わずその内容に心が感情移入してしまいます仲間を信じて、共にメガホンを持って参加者に呼びかける者もいましたね。彼女達の死は、七原に決定的な「生きる」と言う事を教えてくれたはずです映画と共に合わせてみると、貴方にとって日々の生活、友達、そして生きる事がどんなに儚くてどんなに美しいかわかるはずですそんな人達に、是非読んでもらいたい作品だと私は思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| デビュー作とは思えないほど丁寧で、かつ力強い描写が気に入った。2段に分かれていて文字も小さく分厚いが、それでも物語に引きずり込まれていく。あまりにリアル。人間の極限状態。さっきまで仲のよかった友達を難なく殺してしまう人間の乏しさ。奪う側に回ろうと思っただけよ、という光子の気持ちと過去。それから、最後までハラハラさせられるアクションと展開。まぁ、友情とか愛とか生とか死とか深く考えずサッパリスカッと読めばいいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 否両論ある作品であるが肯定的に受け止めている。これは一種の反戦小説である、と思える。その理由を以下に挙げてみる。A世界観 本書の世界観を確認しよう。1.国の名前は「大東亜共和国」2.政治体制はファシズム3.アメリカの文化が裏ルートでしか手に入らない。4.この計画が軍指導の下、動いている。 以上の点から私はもし日本が太平洋戦争に勝っていたら、という世界観であることが容易に窺える。このことを頭に入れて、この書評をご覧頂きたい。B「殺し合い」が示すものは何なのか さて読者のうちどのくらいがこのような状況を好むだろうか?恐らく誰もいないだろう。では果たして著者はこの状況を肯定しているのだろうか? クラスメイトがこのプログラムを強制的に受けさせられていることから著者は否定的な立場に立っていることが解る。また突然性、ということにも着目したい。昨日まで仲間だと思っていた人間が政府(=軍)の手によって突然、敵に変わるのである。 この構図は何かに似ていないか?Aで述べたことも考慮に入れると「戦争」という答えに行き着く。このことから本書、バトル・ロワイヤルは反戦メッセージが込められているのではないか。 ルワンダやパレスチナの子供にとっては、まさに「バトル・ロワイヤル」そのものだということを忘れてはならない。 つまり反戦という点では原民喜の「水ヲクダサイ」にも共通するテーマがあるのである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ブームに二周期遅れてから読んでみました(笑) まあ内容については、今さら私ごときが言うまでもありません。今までの小説にだって、ポコチン突き立てて障子紙を破る話とかがあるんですから、エエんと違いますか。 でも私も小説みたいなもんを書いとる身ですから(プロに言うのは失礼かな)こういう話を書きたくなる気持ちは、共感できんが分かる気はします。大量虐殺だとか痛々しいのとか、端から見てると悪趣味やろ?っていうの。 作者さんもファンの人も、この話のテーマは「極限状態における愛と友情」やておっしゃってますけどね。やけどこの話の「愛と友情」“だけ”に惹かれた人なんておらんのと違いますか。ファンの人はともかく、作者さんの方は間違いないでしょう。だって「愛と友情」が書きたい!ってだけであんな沢山の殺しを書き切れたら、それこそエラい変態やないですか。 つまり作者さんが書きたかったのは愛と友情でなく、まず「極限状態」やったという事です。まさか愛と友情のネタの次に、極限状態を思いついたって事はあり得んでしょう。なのに「愛と友情」とか取り繕うからよけい悪趣味やと思われるんです。快楽殺人者だったサカキバラが「社会に復讐する」と書いてたのと変わらんやないですか。正直に「俺は殺しが書けて大満足だ」と言ってたら、高見はトンデモねえ、と皆も畏れたかもしれない。 だからこの作品を真剣に批評したり、愛と友情だと信じたりするのはやめた方がエエんです。キワモノのエロビデオを見て、「これは芸術だ」とか「あのAV嬢は清純だ!」とか「何だこれは、公序良俗に反する」って本気で言ってるようなもの。どれも結局バランスを欠いてる点では同じです。 指差して「何が愛と友情だ、殺しが書きたいだけなのに気取るな」とか「バカじゃねえの」ってゲラゲラ笑っておけばエエんです。そういうことが出来へん人の中から、ホンマの殺しが出たりしてるんですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 閉鎖された空間での殺し合いサバイバル。作者は、この興味を引くプロットを見事に料理しきったといえる。中学校のクラスメイト同士が武器を支給され殺し合いを強要される。逃げ場の無い孤島で殺したくないというが、殺されたくない。この葛藤の中で支給された武器は、彼らを殺人へと導いてしまう。逃げ隠れる者、やられる前にやる者、策を練る者、そして死んでゆく者...残りX人。単純にエンターテイメントとしておもしろい。倫理的に問題ありと話題になった中学生が殺し合うという設定。しかし、この設定がないとストーリーが盛り上がらなかったかもしれない。なぜなら、ストーリーに現実感が薄く荒唐無稽な印象を受けたからだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| (;'Д`)ハァハァ 中学生がゲームで殺しあう話だぜ?!うほほっ?!本当に、中学生とは思えん程、大人びた連中だぜ?!w生き残るのは誰なのか??スリル溢れる、サバイバルゲームの中で色々な愛憎劇が渦巻く?!問題作であるっ?! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| クラス内で殺し合いをさせられる、という状況の中で、生徒たちひとりひとりが感じる気持ちや、行動は、自分と重なる部分があって、共感を持ちました。中3じゃなくても、どんな年齢の人でも、少しは自分と重なる部分はあるのかもしれない、と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 大人気「バトルロワイアル」の原作本。読んでいていろいろな気持ちになった。本当にあったら「怖い」殺さなければ生きられない「悲しさ」今まで仲良く遊んでいた友だちと殺し合いなんてできるはずがない。けど、殺さなければ生きられない。なんとも悲しい物語。映画では1人1人の生徒にあまり触れていませんでしたが、この本では1人1人の生徒に触れているのでいいです!!原作と映画の違いを見て欲しいです。辞書みたいな本で読むのが大変ですが、大変おススメできる1冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私は中学生ですが、不快感なく読めました。むしろどんどん頭に入ってきました。人を信じること、それがどんなに大変なことなのか-・・・。私はこのことを改めて考えさせられました。確かに中学生が殺し合い、残った者1人が生き残れると言うことが現実にあったら怖いし、恐ろしいと思います。ましてや、昨日まで一緒に勉強してきた友達との殺し合いです。仲間を信じたくても信じられない。殺さなくては殺される。やらなければやられる。中学生の色々な気持ちが、複雑な気持ちが絡まった小説だと思います。読んでない人は1度読むことをおすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この作品はとても面白い。高見さんはここまで人の気持ちを書き分けられるのかがすごい。読み終えた後、なんだか気持ちが良かった。楽しくは無い。けど面白い。僕はバトロワは小説で1も2も読み、映画も観た。けどこれは何度読んでも飽きない。一度本を開くと数時間止まらない。しおりを入れられない。面白いから。僕はこれを4日で読み終えた。一日6時間ほどぶっ続けで読んでいた。あーでも2は読まないほうが良い。あれはBRではない。ただの戦争だ。意味も分からない。つまらなすぎる。そんなことで1は最高だ。分厚くてこんなの読めないよ、なんて人はいない。思っても絶対読める。3,4日で。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この作品をまだ読んでいない人でも、映画化された実態や世間の騒ぎ方を見てある程度のストーリーは知っていることと思います。六百以上にもわたるページ数や中学生を殺し合いさせるなど、先入観だけでとらえてしまうと読む気が減るかもしれません。しかし小説が好きな人ならそのようなことは関係無く、作者の文章力や、そこの世界に圧倒され一気に読んでしまうでしょう。この作品は問題視されることが多く、確かにそのようなこともうなずける作品ではあります。しかし、このような社会現象や2作目まで発売されている現状を見る限り、問題視されながらもそれよりも内容のすごさが勝っているのであり一読に値する作品であると言えると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| やはりBR1のこの無茶苦茶な設定は面白い。内容からして当然教育がらみの団体から大批判を浴びたわけではあるが、小説の中ではそのクラスメイト同士の心理的な状況、自分がクラスの中で置かれている社会的な状況などの描写が、殺し合いに深い印象を与えることに成功している。BR2が駄作に成り下がってしまったのも、人を信用するかしないかの心理戦がBR1ほど展開されなかったからだろう。そのせいで青春と暴力という2つのテーマを上手く関連させることができなかった。確かにショッキングな作品ではあるし、「こういう作品は存在してはならない」という年配の方々の意見も多い。「友達だと思っている人を互いにどこまで信頼できるか?」といったようなテーマは、古典的な青春文学にだってたくさん描かれている。そういう古臭い書物に抵抗感がある子供たちがこれをよんで、「信頼」という感情を真剣に考えるようになれば、この作品も文学的、社会的に価値があるのではないか。(ショック療法に近いものはあるかもしれない) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この作品は残酷な描写だけがクローズアップされ、国会で議論されるほどだったが、これを単に中学生が殺しあう暴力作品としか感じられない人は感性が鈍いと思う。それは作品を表象的にしか読めていない。この作品は極限状態に置かれた少年・少女の苦悩や葛藤を見事に描いている。殺し合いを強要される状況下で、ある者は殺し合いを拒否して愛する恋人との心中を選び、ある者は錯乱して友人を殺してしまい、ある者は愛する人を命がけで守る事を選択する。極限の状況下でも人を信じ、愛する人を守り抜こうとする主人公の態度には感動を覚えたよ。これのどこが暴力賛美だ?誤読しやすい作品ではあるが、きちんと読解力のある人なら作者の真意が読み取れるはず。青春小説の名作です。僕は主人公の七原の言った「誰かを信じるってことは難しいな・・・」というせりふが心に残った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 今私は中学3年生です。まさに設定学年と同じで、今この本と同じことが起こったら・・?読んでいる時ずっと考えていました。小学校で一緒になった人、ヘタすると幼稚園から一緒の人だって・・・そんな人をあなたなら殺せますか?この中の登場人物はそれを目の当たりにしているんです。だからこそ、それぞれが思うことが違っていて、心打たれました。下りの方は案外あっさり終わってしまいましたが、内容は非常に良かった正直この本で涙が出るとは思いませんでした。本当に素晴らしい作品なんで「ムゴイだけ」そう思ってる方は1度自分の目で確かめてください。原作はこんなにもいいんです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 良くも悪くも、社会問題を引き起こすだけの力がある小説といえます。どんな小説でも、読んでいるうちに楽しくなったり、悲しくなったり、怒ったり、喜んだり、登場人物を好きになったり、応援したりとさまざまな感情を抱くことかと思います。この小説を読んでいて沸き起こる感情は、生々しいです。特に、怒りや恐怖といった面の感情は、特に生々しいです。それはまるで、これまで大人たちの手によって目にすることの無かったものをとうとう見たんだ、という感じでした。そしてそれが、目をそらさずに、真正面から見ないといけないものなんだとも思っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 面白かったです。このクラスにはものすごい人ばっかりいます。そこが気になっちゃいましたが、でもそれがなかったらここまで面白くなかったかもしれません。別に中学生くらいが読んでも問題ありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 自分が今まで読んだ本の中で最も心に残った作品。 現実から非現実へ堕とされていく精神描写、読みやすいテンポ、キャラ一人ひとりの魅力、戦闘の描写、まるで一本の映画を見てるような感じです。 アクション映画好きな方ならどっぷりハマっちゃうはず! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この本が問題作といわれていたようですが・・・。問題作といった人たちは本当にこの話をしっかり読んだのでしょうか?確かにこの本には少年、少女たちが殺しあうという衝撃的シーンが含まれていますが、それ以上に感動するのが、『大人たちに殺しあわされる少年少女たちの怒り、悲しみ、絶望』などの心情の表現ではないでしょうか?みんなが生きて帰ることを望む、だけど実際には一人だけ。決してハッピーエンドではないけれど、私にものすごい感動を与えてくれました。ただ『グロイ』だけの本ではない。痛いほど、感情が伝わりました。近い未来に起こりそうな出来事。今の時代だからこそ避けてはいけない話だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ところで、この本を読んで眉をひそめる“良識派”の皆さまは、トルストイの『アンナ・カレーニナ』を読んでも、主人公が不倫する小説を書いた作家は許せん、とか言うのかナ?『バトル・ロワイアル』、文体は荒削り、設定も今ひとつ、表現はいささか稚拙、パロディだって野暮ったい。しかし、青春小説としてはかなりのもの。読者の問題意識の在り方に合せていかようにも読める(と言ったら過褒の言か?)。まだ読んでないんなら、読んでごらん。徹夜必至だから。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!






