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京都感情旅行殺人事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
京都感情旅行殺人事件 (光文社文庫)

京都感情旅行殺人事件の評価: 3.75/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

動機の追及

十津川捜査陣の一人、西本刑事。彼の友人が恋人とともに心中したことから事件は始まる。

古都・京都にて立て続けにおこる幸せそうなカップルの心中。他殺も考えられたが、動機がまったく浮かばない。

ひとつの手がかりとして、直指庵の想い出草なるノートが出てくるが、、、。

 話がかなり進まないと、犯人の動機がさっぱり分からない。作家などクリエイティブな仕事は傍目には華々しくうつるものだが、

作る側は苦心を重ね、精神的にもかなり追い込まれるものだということが良く分かる。西村さん自身、小説という作家であるからこそ

こういう話が書けたのかもしれない。一般的な犯罪にみられる「金銭」「愛情関係」などの動機ではなく、犯人だけの、それも殺人をも

辞さない動機。それを追求した今回の事件でした。
京都感情旅行殺人事件 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:京都感情旅行殺人事件 (光文社文庫)より
4334700047
No.1:
(5pt)

山村美紗の影響か

京都感情旅行殺人事件は、山村美紗の作品かと思うくらい、京都の詳しい情報がある。
山村美紗のファンの人にはお勧めの一作だ。

始めのうち、動機が分からずに、いらいらしたりするところで、話の展開がやや弱い気がした。
動機が分からない以上、京都府警と同様、捜査の中断があってもいいはずだ。

刑事の誰かひとりは、あきらめきれずに個人的に捜査し続けるかもしれないが、
組織的に動き続けることには無理があるような気がした。

実際には十津川の心の広さと勘の鋭さを描写したかったのかもしれないが、
主人公が曖昧になったような気もした。

結末については、読んでからのお楽しみ。
京都感情旅行殺人事件 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:京都感情旅行殺人事件 (光文社文庫)より
4334700047

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