京都感情旅行殺人事件
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1981~82年にかけて連載された小説である。84年に文庫化され、文庫単体としては光文社文庫史上最大の127万部という記録を樹立した作品だそうだ。“十津川警部 meest 京都”という設定が受けたのだろうか。 京都で、東京から来た男女カップルの変死が次々と起き、京都府警は心中として処理するが、十津川警部の部下・西本刑事の友人が含まれていたことから、殺人の疑いをもって警視庁の彼らが動き出す…という話で、ページの多くが動機探しに割かれている。 その動機の是非は、この際おいておこう。それより僕が気になるのは、辻褄の合わない記述である。例えばP337で、十津川警部が、目撃証言と犯人の服装が合致するかどうかを知るために、西本刑事に犯人を探して服装を確認してこいと命じるのだが、これはどう考えてもおかしい。その目撃時点から少し後の服装は、ほかならぬ西本刑事自身が犯人を尾行することで見ているはずだ。というか、そもそも目撃時点から数日たった「今現在」の服装を確認することに意味はあるのか。 と、読んでいない人にはチンプンカンプンなことを書いてしまったが、ついでにもうひとつ。ラスト近くで、ある文学賞の選考委員に某作品を送り付けたのは誰か、という記述にもブレが見られる(P345~346)。まあ、こういうことに目くじらを立てて読むようなミステリでないことは重々承知しているけれど、これが大ベストセラーなのか…と索漠とした思いにとらわれないでもない。 | ||||
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十津川捜査陣の一人、西本刑事。彼の友人が恋人とともに心中したことから事件は始まる。 古都・京都にて立て続けにおこる幸せそうなカップルの心中。他殺も考えられたが、動機がまったく浮かばない。 ひとつの手がかりとして、直指庵の想い出草なるノートが出てくるが、、、。 話がかなり進まないと、犯人の動機がさっぱり分からない。作家などクリエイティブな仕事は傍目には華々しくうつるものだが、 作る側は苦心を重ね、精神的にもかなり追い込まれるものだということが良く分かる。西村さん自身、小説という作家であるからこそ こういう話が書けたのかもしれない。一般的な犯罪にみられる「金銭」「愛情関係」などの動機ではなく、犯人だけの、それも殺人をも 辞さない動機。それを追求した今回の事件でした。 | ||||
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京都感情旅行殺人事件は、山村美紗の作品かと思うくらい、京都の詳しい情報がある。 山村美紗のファンの人にはお勧めの一作だ。 始めのうち、動機が分からずに、いらいらしたりするところで、話の展開がやや弱い気がした。 動機が分からない以上、京都府警と同様、捜査の中断があってもいいはずだ。 刑事の誰かひとりは、あきらめきれずに個人的に捜査し続けるかもしれないが、 組織的に動き続けることには無理があるような気がした。 実際には十津川の心の広さと勘の鋭さを描写したかったのかもしれないが、 主人公が曖昧になったような気もした。 結末については、読んでからのお楽しみ。 | ||||
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捜査側には犯行の動機がわからず、動機を突き止めるのがストーリーのメインである。 ただ、捜査の結果で判明した犯行の動機が… なんとも、納得しがたい動機でした | ||||
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