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脱出山脈
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脱出山脈の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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圧倒的なリアリティーとはこういう作品を指して言うのだろう。単純なストーリーながら、その魅力でぐいぐい読み進ませる。この著者ただ者ではないなと思ったら、やはり実際に米空軍の機関士だったそうだ。 ブラッド・チットや、戦闘地域での物資の補給手順など、多くのことをこの作品で初めて知った。こういう知識を得るためだけでも脱出山脈を読む価値はあると思う。 一点だけ残念だったのは、冒頭で主人公のパースンが捕虜を拷問するシーンがあること。相手は絶対的な悪とはいえ、拘束している敵に暴力を加えるというのは冒険小説の主人公としてふさわしくない。主人公の成長をうかがわせるシーンは他にあるし、現在ではアメリカの価値観とも合わなくなっているので必要ないと思う。 | ||||
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これは駄作。アラブ社会を毛嫌いする米国ならまだしも、平和国家日本では受け入れられません。人種差別意識満載です。米国人の視点による米国人のための娯楽小説。なぜ翻訳されたのか理解に苦しみます。 | ||||
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タリバンの高位指導者ムッラーを護送中の米軍輸送機が離陸ほどなくアフガニスタンの敵地上空にて撃墜。 幸い軽傷の航空士パースンと女性軍曹ゴールドがムッラーを引き連れ暴風雪のなか、決死の脱出を図る。 迫りくる敵、反政府軍。パースンらは生きてムッラーを引き連れ、生還することができるのか…。 ダメです。 まず主人公たち登場人物らがまったくといっていいほど描き切れていません。 読んでいて登場人物らのイメージがまったく湧いてこないので、顔のない人物描写をひたすら読んでいるようでした。 なかなかカッコいいゴールド軍曹なのですが、その顔や人物像がまったく想像つきません。 冒険小説として致命的です。 あとはブリザードの情景描写がひたすら続くのみ。盛り上がりにも欠けます。 フォーサイスとヒギンズが絶賛、激賞とオビに書かれていましたが、ホントかしらん。 | ||||
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前半を読んで期待するその後の展開と、実際の後半部分の展開にいささかギャップを感じた。簡単に言うと、主人公が精神的に成長をとげていないのが期待はずれだった。 せっかくゴールド軍曹や現地人の協力者、敵側の聖職者であるムッラーを登場させながら、米とイスラムの考え方のぶつかり合いや、理解しあえることなどにほとんど触れていない。最後まで読んでも、主人公がイスラムとの戦いに対して、なんら考え方を変えようとしていないのには驚いた。 それでも、全体的にはスリリングで、この手の作品に求める描写もたんまりとあるので退屈はしなかった。 ちょうど半分の所で、主人公たちが行動を変えるという(いわゆるミッド・ポイント)、ハリウッド映画の黄金パターンの作りは映画化を狙ったものか?と笑ってしまった。 | ||||
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アメリカへの核攻撃を宗教的に宣言する可能性が強い指導者を捕らえ、基地まで移送する命令を受けた空軍パイロットが主人公。 不幸にも離陸直後に地上から攻撃を受け、輸送機をなんとか真冬の標高3,000mの高地に不時着させるものの大破。すぐに敵は指導者の奪還にやってくる。迎撃するほどの兵も戦力も残っておらず、とにかく指導者を生きたまま基地へと届ける、という命令を守るべく、指導者と通訳の女性兵士を伴い、徒歩で脱出。(確かに、先人書評氏ご指摘のとおり3人なのに本の「あらすじ」では「単独行」と書いてある・・・) とにかく追手から逃げる手段は徒歩で、老人と女性を真冬の山地で嵐吹きすさぶ中、装備もハイテク機器はGPS付きの無線機(もちろん嵐の中では通信不能の状態が続く)と携行している銃のみ。残酷な相手は、山岳戦に慣れた圧倒的な兵力で迫ってくる。ゴールの見えない戦いの中、ついに指導者を奪還されてしまうが、なんと再奪還に向かう不屈の精神力はまさに「正統派軍務忠実型冒険小説」の王道。 軍人としての絆は、後半に合流できたチームとようやく共有できるが、雪と風に密封された空間の閉塞感の描写が見事で、「傭兵」モノとはまた違った強烈な個性や精神力も大きな魅力となっている。 | ||||
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女性通訳と老人の捕虜を連れた「単独行」とは、単独行といえるのか。 担当者の国語力を問う。 ああ、そのとおり、俺は細かいヤツさ。 | ||||
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惜しい。 各人の簡単な経歴紹介はあるんだが、簡単過ぎる。 敵見方双方の主要登場人物の生い立ち経歴にそれぞれ一章を割くぐらいの詳しい挿話を入れて、 <如何に悪い奴か><良い奴か><良かったけど悪くなったのか>なんかをを炙り出して、最後の<討ち取り儀式> に臨んでは、好嫌入り混じった感情が爆発する盛り上がりを見せて欲しかった。 それとチョッとスピンを効かせて=2重スパイなんかを配置して、さらなる主人公の緊張感と苦境を演出して欲しかった。 雪山行の描写はリアリティあるんだろうが、平坦過ぎて場面場面でウトウトしてしまった。 作者自身が初めから、そんな重厚な話を書こうとはしていないのは明白で、<無いものねだり>なんだが、雪山の戦いとなると どうしても子供の頃夢中で読んだボブ・ランブレー『北壁の死闘』と比較してしまう。主人公の苦境たるやバースンの比ではなく、 左手が使えない状況で女性を担いでアイガー北壁を登りきるという偉業を成し遂げたぞ。また、任務の過酷さからいえば、 クリス・ライアンのSASシリーズの潜入任務にいたっては、バースンの2倍の過酷さ!最後に必ず裏切り者の襲撃が待ち構えている。 それと、これは原作がおかしいのか、翻訳のせいか分からないのだが、308P <二日間風向きが変わっていないので、天候がすぐには 変わらない>とあるが雪山は天候が変わりやすいのでは?言いたいことが分からない。 326p靴を履いているのに<爪先の部分が長くのびている足跡>とあるが、これは爪先が深く沈んだ、が正しいのでは? 370p パースンが突然「悪ふざけはやめてくれ」とロポットみたいな女兵士ゴールドに叫ぶんだが、どういう意味? 287P ゴールドが小川を岩伝いに渡る場面。何で弾倉を抜いたんでしょうか?暴発を恐れて? そんでもって、パースンが<なんで、気づかなかったのか>と自問しているのだが、ライフル二挺持てばよかったと反省しているのか? 11p パースン=少佐、ジョーダン=中尉、 ヌニュス=輸送係 彼ら三人が為口なんだけど... | ||||
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重要な捕虜を輸送機で搬送しようと離陸した直後、撃墜され敵陣真っ只中の山中に。救助が望めぬ中、主人公は美人(多分)の通訳と共に捕虜を連れ極寒の山中への単独行を決める------とまぁ、設定はそう突飛ではないが、敵陣と自然の脅威の中、訓練された軍人が仲間と様々な危機を機転を利かせて乗り越えていくというお話は燃えるものがありますが...いかんせん訳が固い!!いかにも教科書から出てきたような模範的な「ですます」口調の訳。それが最初から最後まで続くので、正直主人公も含め登場人物のイメージが掴みづらいまま終わってしまいました。おそらくは以前購入した「極大射程」「犬の力」シリーズからAmazonお勧めリスト候補としてお勧めしてもらったのでしょうが、あちらは同じ海外訳物でも主人公の性格や嗜好の個性が感じられましたが、本作では1冊完結ということはあるのかもしれないですが、なんとものっぺりとした印象しか残らなかったです。著者は実際に従軍し、輸送機の操縦も行ったとの事で、細かな軍事的記述はしっかりされ、ストーリーもそれなりに起伏があり、軍事ものや「エネミーライン」等の映画が好きな方には読み応えはあるとおもいますが、上記のように訳の関係で正直完読するのが辛かったです・・・もし読まれる際は、海外訳はそんなもんでしょと割り切れる寛容さと、ゆったりとした気分で読める十分な時間のご用意を。 | ||||
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帯にあるフォーサイス、ヒギンズだけでなく、デズモンド・バグリイやアリステア・マクリーンの名前も思い浮かぶような、真っ向冒険小説。現代が舞台なので、GPSなどの近代装備も使うことは使うが、結局は雪の高山をひたすら歩くと言う体力勝負。サバイバルもハイテクではなく、焚火などのローテクが駆使されるあたりが、「らしい」ところ。ラストシーンは続篇を期待させるってことでしょうか? | ||||
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