脱出山脈
- 山岳冒険小説 (42)
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圧倒的なリアリティーとはこういう作品を指して言うのだろう。単純なストーリーながら、その魅力でぐいぐい読み進ませる。この著者ただ者ではないなと思ったら、やはり実際に米空軍の機関士だったそうだ。 ブラッド・チットや、戦闘地域での物資の補給手順など、多くのことをこの作品で初めて知った。こういう知識を得るためだけでも脱出山脈を読む価値はあると思う。 一点だけ残念だったのは、冒頭で主人公のパースンが捕虜を拷問するシーンがあること。相手は絶対的な悪とはいえ、拘束している敵に暴力を加えるというのは冒険小説の主人公としてふさわしくない。主人公の成長をうかがわせるシーンは他にあるし、現在ではアメリカの価値観とも合わなくなっているので必要ないと思う。 | ||||
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これは駄作。アラブ社会を毛嫌いする米国ならまだしも、平和国家日本では受け入れられません。人種差別意識満載です。米国人の視点による米国人のための娯楽小説。なぜ翻訳されたのか理解に苦しみます。 | ||||
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タリバンの高位指導者ムッラーを護送中の米軍輸送機が離陸ほどなくアフガニスタンの敵地上空にて撃墜。 幸い軽傷の航空士パースンと女性軍曹ゴールドがムッラーを引き連れ暴風雪のなか、決死の脱出を図る。 迫りくる敵、反政府軍。パースンらは生きてムッラーを引き連れ、生還することができるのか…。 ダメです。 まず主人公たち登場人物らがまったくといっていいほど描き切れていません。 読んでいて登場人物らのイメージがまったく湧いてこないので、顔のない人物描写をひたすら読んでいるようでした。 なかなかカッコいいゴールド軍曹なのですが、その顔や人物像がまったく想像つきません。 冒険小説として致命的です。 あとはブリザードの情景描写がひたすら続くのみ。盛り上がりにも欠けます。 フォーサイスとヒギンズが絶賛、激賞とオビに書かれていましたが、ホントかしらん。 | ||||
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前半を読んで期待するその後の展開と、実際の後半部分の展開にいささかギャップを感じた。簡単に言うと、主人公が精神的に成長をとげていないのが期待はずれだった。 せっかくゴールド軍曹や現地人の協力者、敵側の聖職者であるムッラーを登場させながら、米とイスラムの考え方のぶつかり合いや、理解しあえることなどにほとんど触れていない。最後まで読んでも、主人公がイスラムとの戦いに対して、なんら考え方を変えようとしていないのには驚いた。 それでも、全体的にはスリリングで、この手の作品に求める描写もたんまりとあるので退屈はしなかった。 ちょうど半分の所で、主人公たちが行動を変えるという(いわゆるミッド・ポイント)、ハリウッド映画の黄金パターンの作りは映画化を狙ったものか?と笑ってしまった。 | ||||
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アメリカへの核攻撃を宗教的に宣言する可能性が強い指導者を捕らえ、基地まで移送する命令を受けた空軍パイロットが主人公。 不幸にも離陸直後に地上から攻撃を受け、輸送機をなんとか真冬の標高3,000mの高地に不時着させるものの大破。すぐに敵は指導者の奪還にやってくる。迎撃するほどの兵も戦力も残っておらず、とにかく指導者を生きたまま基地へと届ける、という命令を守るべく、指導者と通訳の女性兵士を伴い、徒歩で脱出。(確かに、先人書評氏ご指摘のとおり3人なのに本の「あらすじ」では「単独行」と書いてある・・・) とにかく追手から逃げる手段は徒歩で、老人と女性を真冬の山地で嵐吹きすさぶ中、装備もハイテク機器はGPS付きの無線機(もちろん嵐の中では通信不能の状態が続く)と携行している銃のみ。残酷な相手は、山岳戦に慣れた圧倒的な兵力で迫ってくる。ゴールの見えない戦いの中、ついに指導者を奪還されてしまうが、なんと再奪還に向かう不屈の精神力はまさに「正統派軍務忠実型冒険小説」の王道。 軍人としての絆は、後半に合流できたチームとようやく共有できるが、雪と風に密封された空間の閉塞感の描写が見事で、「傭兵」モノとはまた違った強烈な個性や精神力も大きな魅力となっている。 | ||||
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