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(短編集)
夜の試写会
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夜の試写会の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ハードボイルドは得意とはしないのですが、「いや、これは絶対面白いから」と友人が言うので、じゃ、試しに短編集を、と繙いてみました。 やっぱり性に合わない、とは感じましたが、リディアとビルのコンビはとても素敵ですね。二人の魅力に引かれるように、最後まで読みきってしまいました。 ハードボイルド好きな人なら、きっとお気に入りのシリーズになるでしょうね。 それにガオおじいさんの、年齢と経験を重ねた中国の先達の、叡知と愛溢れる言葉は、リディアのみならす、私の心にもじわ~んと染み入りました。 | ||||
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このシリーズは好きなのですが、本屋さんでは手に入らず、あきらめかけていたところ、アマゾンで見つけ、購入しました。女性探偵リディアが活躍する話が好きです。 | ||||
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でこぼこ探偵コンビ以外の登場人物の心理的描写、どんでん返し、短編の名手誕生か!?リディア&スミス二人の活躍を期待します。 | ||||
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でこぼこ探偵コンビ以外の登場人物の心理的描写、どんでん返し、短編の名手誕生か!?リディア&スミス二人の活躍を期待します。 | ||||
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リディア&ビルシリーズの日本オリジナルの短編集です。このシリーズ、長編ではNYとその周辺で起こる事件をリディアとビルが交互に主人公と語りになり、相方はパートタイマーの相棒として登場します。リディアが主人公の話ではアメリカ系中国人社会を中心としたどちらかといえば新米の(でも有能でとびっきりキュートな探偵の)成長物語である一方、ビルの方はある程度、人生経験を積んだ大人と若いが故、無鉄砲に走る若者が起こす事件を少しセンチメンタルにそして暖かく描くハードボイルド小説になります。アメリカの9・11テロ以降一時期、このシリーズを書くことを作者は意図的に書けなくなったとどこかで読んだ記憶があります。しかし、去年長編シリーズを再開してくれたようです。日本翻訳版は少し先の発行になるかもしれませんが、それまでの楽しみ、あるいはシリーズを知らない方にはいい入門書ではないかなと思いました。いくつかの作品に触れると『夜の試写会』ではリディアとビルの関係性が出ていると思います(私の初見は11時のフィルムという邦題でした)。『ペテン師ディランシー』はリディアのコミカルな駆け引きが楽しめます(短編では賞も取ったものです)。『ただ一度のチャンス』はビルが主人公であるときの長編の一端が見られるかなりの秀作。個人的は『天の与えしもの』のちょっと意地の悪いビルが嬉々として迷惑な集団を追い払う事件も楽しくて好きです。長編はちょっとと思う方はここから始めるのがいいと思います。長年のファンとしては早く最新刊が翻訳されないかと思う作品です。 | ||||
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短編も長編と同じく、若く小柄でちょっと生意気な(?)中国人独身女性私立探偵リディアと、そのパートタイマーの相棒、白人で中年、大柄で醜男(という設定なので(-_- ;))、しかしピアノを愛する結婚歴ありの私立探偵ビルのどちらかが主人公で話が展開します。しかし長編と違うのは、お互いに全く相棒が登場しない話もあるということ。いつも組んで仕事をしているわけではない、という2人の日常が垣間見え、よくあるコンビものの「2人で1つ」的な堅固な絆ではなく、お互いが独立して自立した存在であることがよくわかります。そして、それぞれが相手に依存するのではなく、お互いの能力を認め合った上で、互いの力が必要な時に協力し合うということ。これは、夫婦を含めた、いわゆる「パートナー」のあるべき姿なのではないでしょうか。いいなぁ、「パートタイムのパートナー」って。ローザンのこのシリーズは、2人の主人公それぞれの心理や人生について、少し物足りないくらいの淡々とした描写が特徴ですが、それがえもいわれぬ上品さの源となっています。そして、どんな悲惨な事件、やりきれない思いに出くわしても、この2人が決して人生をあきらめず、人間の尊厳を疑わず、前向きに生きていることが伝わってくるのは、やはり作者ローザンの人生哲学、心映えを映しているのでしょう。本書に収められた「ただ一度のチャンス」や「人でなし」など、犯人を特定してハイ終わり、ハッピーエンドというにはほど遠く、あまりにもやりきれない真実が明るみに出ることになりますが、現実とは事実そういうものだし、それでも生きていかねばならないのが人生ならば、ひととき、リディアとビルにその力を分けてもらおう、私はいつもそう思って読んでいます。そして、その期待が裏切られることがないのが、嬉しい限りです。最新作の長編も、邦訳が待ち遠しい! これからもまだシリーズが続きますように。 | ||||
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短編も長編と同じく、若く小柄でちょっと生意気な(?)中国人独身女性私立探偵リディアと、そのパートタイマーの相棒、白人で中年、大柄で醜男(という設定なので(-_- ;))、しかしピアノを愛する結婚歴ありの私立探偵ビルのどちらかが主人公で話が展開します。しかし長編と違うのは、お互いに全く相棒が登場しない話もあるということ。いつも組んで仕事をしているわけではない、という2人の日常が垣間見え、よくあるコンビものの「2人で1つ」的な堅固な絆ではなく、お互いが独立して自立した存在であることがよくわかります。そして、それぞれが相手に依存するのではなく、お互いの能力を認め合った上で、互いの力が必要な時に協力し合うということ。これは、夫婦を含めた、いわゆる「パートナー」のあるべき姿なのではないでしょうか。いいなぁ、「パートタイムのパートナー」って。 ローザンのこのシリーズは、2人の主人公それぞれの心理や人生について、少し物足りないくらいの淡々とした描写が特徴ですが、それがえもいわれぬ上品さの源となっています。そして、どんな悲惨な事件、やりきれない思いに出くわしても、この2人が決して人生をあきらめず、人間の尊厳を疑わず、前向きに生きていることが伝わってくるのは、やはり作者ローザンの人生哲学、心映えを映しているのでしょう。 本書に収められた「ただ一度のチャンス」や「人でなし」など、犯人を特定してハイ終わり、ハッピーエンドというにはほど遠く、あまりにもやりきれない真実が明るみに出ることになりますが、現実とは事実そういうものだし、それでも生きていかねばならないのが人生ならば、ひととき、リディアとビルにその力を分けてもらおう、私はいつもそう思って読んでいます。そして、その期待が裏切られることがないのが、嬉しい限りです。最新作の長編も、邦訳が待ち遠しい! これからもまだシリーズが続きますように。 | ||||
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リディア&ビルシリーズの日本オリジナルの短編集です。このシリーズ、長編ではNYとその周辺で起こる事件をリディアとビルが交互に主人公と語りになり、相方はパートタイマーの相棒として登場します。リディアが主人公の話ではアメリカ系中国人社会を中心としたどちらかといえば新米の(でも有能でとびっきりキュートな探偵の)成長物語である一方、ビルの方はある程度、人生経験を積んだ大人と若いが故、無鉄砲に走る若者が起こす事件を少しセンチメンタルにそして暖かく描くハードボイルド小説になります。 アメリカの9・11テロ以降一時期、このシリーズを書くことを作者は意図的に書けなくなったとどこかで読んだ記憶があります。しかし、去年長編シリーズを再開してくれたようです。日本翻訳版は少し先の発行になるかもしれませんが、それまでの楽しみ、あるいはシリーズを知らない方にはいい入門書ではないかなと思いました。いくつかの作品に触れると『夜の試写会』ではリディアとビルの関係性が出ていると思います(私の初見は11時のフィルムという邦題でした)。『ペテン師ディランシー』はリディアのコミカルな駆け引きが楽しめます(短編では賞も取ったものです)。『ただ一度のチャンス』はビルが主人公であるときの長編の一端が見られるかなりの秀作。個人的は『天の与えしもの』のちょっと意地の悪いビルが嬉々として迷惑な集団を追い払う事件も楽しくて好きです。長編はちょっとと思う方はここから始めるのがいいと思います。長年のファンとしては早く最新刊が翻訳されないかと思う作品です。 | ||||
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