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[映] アムリタ
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[映] アムリタの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
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ノリは完全にライトノベルですね.まぁ,電撃大賞出身なので当たり前ですが...よく言えば「キャラが分かりやすい」「テンポがよい」といえます.ギャグが寒いと思う方もいるかもしれないので,ラノベ嫌いの方は敬遠した方が無難かもしれません.自分は好きなテンポとギャグでしたけど.あと,「天才」という設定ですべてが許されているのでそういった設定が嫌いな人もパスが無難ですねまぁ,某人気作家さんを意識したレビューもありますが自分はあまり気になりませんでした.ジャンルは……微妙なラインですね.「オチがホラー」だというひともいるようですが,自分は「ミステリ+悲しい結末」のように思えました.結局,天才は孤独なんですかね……オチも好きですし,全体的に無理な設定も許せれば十分に楽しめる作品だと思います.次回作に期待!!(でも,続編は希望しない!!w) | ||||
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本作のヒロインにして、自主制作映画の監督を務める最原最早は天才と噂される芸大一年生。最原の絵コンテを読み始めた語り手の「僕」こと二見遭一は、一気に惹きつけられ、二日以上もの間(!)読み続けてしまうという常軌を逸したリアクションを示します。このギャグすれすれと言っていい“天才”の表現からわかるように、最原には超常的な力が付与されていて、そういった意味で本作がファンタジイ的設定を前提にした作品であることは間違いありません。とはいえ、中盤以降では、そんな神のごとき天才として描かれている最原の秘めた意図を二見が解き明かそうとするミステリ的謎解きが主眼になります。編集次第で、全く違う作品を創り出せる映画というメディアの特性を利用して、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488451020/ref=cm_cr_asin_lnk/375-8716059-7804932">×××</a>に通じるヒロイン像と《操り》の構図を描き出し、最後のどんでん返しで、ホワットダニット――「そもそも何が起こったのか」を明かす著者の手腕が見事。伏線が不十分なため、二見の“変化”がいまいち伝わってこないのが玉に瑕ではありますが、処女作に多くを求めるのはないものねだりというものでしょう。それにミステリではなく、ホラー・サスペンスと捉えれば、十分成立してますし。 | ||||
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読む手がとめられない恐怖とまではいかないが先にある「何か」 が知りたくて知りたく仕方ない最後は脳がきちんと整理できないままに恐怖が訪れたきっと何度も読み返さないと私には理解しきれないでも、どこからが仕掛けだったかとわかった今、読み返すのも薄ら寒い | ||||
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カバーデザイン通りの大学の映画サークルを舞台とした軽い会話を楽しむ青春物から、中盤で、主人公が謎めいた天才のヒロインを捜し求めるミステリーへと話が変化していき、エンドロールへ向かって、背筋が寒くなるストーリー展開を一気に読むことができました。読後の感想は、ヒロインに嫌悪を感じるのではなく、最原最早の登場する次回作を期待しました。彼女の期待以上の結果を得るために、手間ひまをかけて罠を張り巡らす魔女として描かれる一方で、二見遭一に真相を語った後で彼のおびえを感じた時に、彼と紡ぐ新たな作品の欲求よりも、アムリタによって望みをかなえて行くことに寂しさを感じる女の子として描かれているからです。今後、最原最早が彼女自身の才能を使って、天使として人と関わっていくのか、それとも、魔女として人をもてあそんで行くのかを、彼女の語りで読んでみたいです。本作は完結した話ですが、最原最早とアムリタをこの一作で終わらせるには惜しい素材のために、作者と編集者の力で、最原最早の登場する次回作を期待したいと思います。それが出来れば、シリーズ化してメディア展開という、ラノベの王道を歩める作品になると思います。 | ||||
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作者紹介を見て、これは面白いだろうと見込んで購入。途中までは金額の価値はあったかなと思いながらサクサクと読んでいました。ラストシーンを列車内で読んでいき、最後の10ページで心臓を掴まれたようなショックを感じて3度見返し列車を降りすごしました。その後酸欠になり降りた駅のホームでしばらくうずくまっていました。これまで自分はいろいろな本を読み込んできましたが、こんな症状が出たのはもちろん初めてでした。もっとこの作者の本を読みたいと思う一方、これ以上読んで自分の精神は持つのかとも思ってしまいます。とりあえず読後3時間過ぎた今も心拍数が上昇し続けている自分には当分この本は読み返せません。 | ||||
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本日の帰宅時に購入し、先ほど(午前2:50頃)読み終わりました。思わずレビューを書いてしまいたくなる衝動に駆られるほど、久々にやられた気分です。ブギーポップの1巻を初めて読み終えた後って、こんな気持ちだったかも?と、少し思ったりしています。当方、西尾維新は読んだ事がなく、他の方のレビューが的を得ているのかどうか分かりませんが、私にとっては、非常に面白い作品でした。著者の次回作に期待が膨らみます。◆下記は、読み終えた方に向けた、私のささいなホラー体験です5章で主人公の話を読んでいる最中、アムリタの解釈を説明しているページ(P194後半)で、ふと何故か2章のページ(P91後半)を振り返りたい気持ちになりました。すると、パッと一発で、目的のページが開いてしまいまして。。。小説の神様が、真夜中の我が家を通り過ぎたのでしょうか?…読み返すと恥ずかしいコメントになりそうな予感がしますが、夜間の勢いでアップします(笑 | ||||
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凄い作品でした…。個人的に間違いなく上位の作品です!確かです。内容も面白い、笑える、楽しめる、本当に読みやすい、ハマる。ただし、…この作品は超越しています。何を?分からない。この作品の世界を読者は、読み終わるまで…いいえ、読み終えても尚、超えることは出来ないでしょう。私も無理でした。こんな小説には出会ったことがありません。『どうせ小説の世界だ』『主人公の物語だ』と他人事のように読み始めるでしょうね。あるいは、このレビューを見て多少[何か]を意識・警戒して読むでしょうか…はっきり言います、無駄です。500円ちょっとです。読むべき作品です。教えたくないほどに。レビュー評価は個人で大きく別れてますね。理解できます。私も、[☆5以外をつけろ]と言われれば[☆1]をつけるかもしれません。しかし、私は[☆5]をつけます。後悔はしていません。私には一生を費やしてもこんな作品は書けないと思いました。この作品に出会えてよかった。ただ、それだけです。 | ||||
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氏のちょっと人を食ったようなプロフィールや、今風な言い回しに最初に好き嫌いが振り分けられてしまうかも知れません。 正直、どこぞのミリオン作家よりよっぽどぐいぐい惹きつけられるのパワーを感じました。(どこぞのミリオン作家のデビュー作は大好きでしたが) 自主映画製作という話の流れは別に珍しくも無い展開で、その中の仕掛けも過去の映画で使われたこと多数。正直、展開に目新しさは有りません。 が、これが既に氏の術中にハマっていたのだとあとからじんわり思い知らされます。 えっ!? どういうこと? と、もう一度読み返しをさせられ二度読んでニンマリ。改めて登場人物達の台詞を読んでその存在感と仕掛けにヘェ♪と感心しました。 私はすっかり中年の年齢ですが、学生時代に抱いていた根拠の無い野望や展望や恋愛観などを思い出すような話で登場人物達が少し羨ましかったです。 これが氏のデビュー作ということで今後が楽しみであると共に、今後はどこぞの可愛いだけの話とか、ツンデレの異能者やらあたりの話で収まって欲しくないと切に感じました。 | ||||
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本をジャンル分けする理由なんて、司書さんが図書館で並べる順番に迷わない程度の意味しかないと思うけれど、この作品をジャンル分けするのはとても難しい気がする。 自主制作映画をつくる人たちの青春ものみたいな体裁を整えているけれど、ミステリーの様でもあり、ラブストーリーの様でもあり、ホラーの様にも見える。まあだから、ジャンル分けする理由なんてやっぱりないんだよね。物語は物語だもの。 主人公の名前が二見遭一(ふたみあいいち)といったり、ヒロインの名前が最原最早(さいばらもはや)とか画素(かくそ)はこび、なんていう一風変わった名前なので、何となくいくつかの作品を意識させられるのは事実。主人公はツッコミ体質だし、ヒロインは意味なくボケて見せるし。でもそれは、物語を読みきらせるためのガジェットみたいなものなのだろう。 正直言って、荒唐無稽なネタと言えなくもないと思うけれど、最後まで破綻せずにきっちりと読ませられ、着地させられてしまったのだから、やっぱり面白いのだと思う。読み初めに想定した着地点とは全く違うとしてもね。 | ||||
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