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プラチナデータ
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プラチナデータの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全260件 161~180 9/13ページ
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面白い。 どちらかと言えば、ゆうき西園、 ゆきえの心理や関係に重点を起き、 わだかまりがとけるまでを丁寧に 書いている印象を受けた。 嫌な人間や汚い人間もほとんどおらず、 あえていうなら課長と島原、菅沼ぐらい。 望の純粋な健気さには感服。 終盤の手術の場面ではかなり引き込まれました。 ラストのゆうきのセリフには、 全ての疑念が解消された爽快さと、 決意と使命感の強さを感じたぐらいです。 | ||||
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近未来SFというスタイルの本作は、一応殺人も起きるのだが、それはあくまでも主テーマではない。 したがって、本作はミステリという体裁のものではない。 本作のテーマは「個人情報の利用」であり、さらには著者の他の作品でも描かれている「人の脳の不思議」ということである。 あいかわらず、著者の作品は圧倒的なリーダビリティだ。 だから、読んでいる途中は非常に面白い。 一気呵成に読める、まさに徹夜本といえるスピーディでサスペンスフルな作品である。 とにかく、先が気になって、というストーリーはさすがだ。 しかし、この結末には疑問がある。 明示されていない細かいことが、結構ある。 もっとじっくりと、密度の高い書き込みがされても良かった。 特に「脳機能の不可思議さ」ということについては、かなりあっさりと流されてしまった感がある。 これは実に残念であり、本書の最大のマイナスポイントである。 本作は映画化されるようだが、現実と非現実の境界というか区別の表現がどうなるのか、楽しみでもある。 へたに作ると凡作になるし、的確な役者を配してほしいと思う。 特に彼女には。 | ||||
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他の方の評価を読んでなんかいまいちかなと購入を躊躇していたが、これは逸作だ。 まず壮大なテーマであるDNA鑑定とDNAプロファイリングは現実に起こっていることだし、東野さんはやや大げさに仮定を立ててDNA法案が通った世界を作ってこんな世界が来たら本作に書かれている様になるだろうとぞっとしました。さすがに東野さんの発想はすごい。 他の事の感想を書くとネタバレになりますので控えておきますが、コピー商品とオリジナル商品の違いについては東野さんが違法コピーについて反映しているのではないかと思いますが、その伝え方がとても巧妙でした。 自分だけ感じていることかもしれませんが、情報があふれるこの世界に我々は確かに頼りすぎているかもしれません。本書に出ている「チクシ」も実際アメリカにはそういう手段がいることを思い出して、東野さんはすごいと思いました。 | ||||
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確かにほかの方がおっしゃっている通り、様々な描写は いまいちかと・・・ ただ、そういう意図で書かれたのではないかと思います。 メインは、このような事態に今後世界はむかっていくの ではないか・・・という著者の思いなのではないかと。 初めての東野圭吾としてはおすすめできませんが、個人 的にはかなり好きでした。 | ||||
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東野圭吾の作品は大好きで、この半年東野圭吾の作品ばかり読んでいます(まぁそれだけ最近になって読み始めた"にわかファン"とも言えますが…) どの作品も、読後感がすっきりしていて、余韻の時間が長いところが共通してるんじゃないかと思っています。 ただこの作品に関しては共通しないのでは?と思いました。 東野圭吾氏が思った世間に対する不満や個人的な見解が随所に書かれています。的を射た皮肉というか、本来気づかなくてはならない不満です。もっとも、浅野いにお作品が大好きな僕としては大歓迎です(笑)ただちょっと入れすぎた感はありました。 また東野圭吾作品は節々で誰が犯人を匂わせたり、伏線が多いため、最後に答え合わせになってしまうことがあると思います。でもこの作品は完璧に裏を突かれて衝撃でした。久々のすごい衝撃でした。 ただ、読後感がすっきりしていないと思いました。良くないものを黙認しざるを得ないのは分かりますが、長いものには巻かれろって感じが個人的に嫌でした。 でもメッセージ性が強くて個人的には好きな作品です。モラトリアムの青年などに読んでもらいたいです。 | ||||
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東野圭吾の小説は結構好きです。しかしながら、この「プラチナデータ」は... DNA捜査が進むとどうなるか、国家がDNAの管理を始める近未来的な背景の話。新しいシステムでのDNA捜査が始まり、DNA捜査がたいへん威力を発揮し始めた矢先、万能と思われていたDNA捜査が行き詰まる事件が多発する、犯人は同一犯と思われる。DNA管理のプログラム開発者と犯人の関係は... 話がいまいち、東野圭吾にしては深みがない。国家の中枢の利己主義的な情報管理システム...そんな近未来に警笛をならすために、無理矢理作った話ですね。大学病院の教授などの描写が嘘っぽいのが残念ですね。そんなことはありえねぇ〜って感じ。主人公は、やっぱりというところに最後に行き着く。 | ||||
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相変わらず難しい分野の話をこんなにすらすらと疲れさせずに読ませてくれる、 東野圭吾という人は本当にすごいです。遺伝子に興味がなくても、問題なく読める本なので安心してください。 ストーリーはよくできています。ただ他の人も書いている通り、最後がやや雑なのは否めません。 したがって、東野作品に精通している人には多少不満かも。 プラチナデータの謎に関してはなるほどと感心しました。 しかし、この作品に関しては、読者に真犯人を隠し通すのは無理があると思います。 したがって、神谷か浅間のどちらかが犯人に辿りつくという展開もありだったような気がする。 それに最後におまけみたいにハイデンについて書いてあるのを、もっと前の段階で 「浅間は・・・の鞄から見たことのあるコードが出ているのに気づいた」とか書いておいて 神谷と落ち合うシーンに移行する展開になっていれば・・・と要求するのは贅沢すぎるでしょうか。 | ||||
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東野圭吾の作品はたまにしか読まないが、人気作家だけあってはずれがない。 何といっても設定が面白い。髪の毛1本のDNA分析から、性別、年齢、血液型、身長、そしてかなり精緻な犯人の容貌までを特定することができる、画期的なプロファイリングシステムがリリースされた、というものだ。これにより犯罪者の捜査は格段に容易になるはずがプログラムに欠陥が発見され、更にはこのプログラムを開発した天才数学者が殺害される、というようにスピーディに展開していく。 それ以外にも犯人として追われる警察庁の研究所の研究員の神楽が二重人格者であったり、電気トリッパーという電気信号によりトリップできる機械が出てきたり、面白そうな素材をうまく組み合わせて物語を展開させるところはさすがである。 神楽の逃避行の過程が少し安易だったり、終盤になって粗さが目立つ部分もあったが、全体としては楽しめる作品であった。 | ||||
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東野圭吾のテンポよすぎるストーリ−展開で一気に読めた。後半で『プラチナデータ』が意味するところが明かされたとき、まさに身が凍りつく衝撃を受けたのを覚えている。手動式のろくろを回しながらお椀を成形している神楽の幸せそうな姿が脳裏に焼き付いて離れない。 屈折したラブストーリーでもある。 | ||||
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東野圭吾のテンポよすぎるストーリ−展開で一気に読めた。後半で『プラチナデータ』が意味するところが明かされたとき、まさに身が凍りつく衝撃を受けたのを覚えている。手動式のろくろを回しながらお椀を成形している神楽の幸せそうな姿が脳裏に焼き付いて離れない。 屈折したラブストーリーでもある。 | ||||
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遺伝子でその人間の情報ほとんどを引き出せるようになった世界。 その研究者の一人神楽が身に覚えのない事件によって追われる立場となる。 神楽には秘密がある。「リュウ」という人格を内に秘めていることだ。そして神楽の元に謎の少女が現れる。その名は「スズラン」。 そして事件を追う浅間はこの本のタイトル「プラチナデータ」の鍵に触れることになる。 神楽は殺人者なのか。事件の真相は。「スズラン」の正体、そして「プラチナデータ」とは。 設定はSFだが、内容ととるとヒューマンドラマに傾くかなと思った。 ガリレオシリーズみたいに科学で犯人を追い詰めるようなわけではなく、単なる推理小説に近い。 内容もそこまで混み合ったものでもなく、ある程度読みやすい。 神楽とスズランの関係、そして結末には何かライトノベルに近い臭いがした。個人的には切ないと思ったのだが。 他書と比べると劣るかもしれない。一つの作品と割りきって読むことを勧める。 | ||||
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遺伝子でその人間の情報ほとんどを引き出せるようになった世界。 その研究者の一人神楽が身に覚えのない事件によって追われる立場となる。 神楽には秘密がある。「リュウ」という人格を内に秘めていることだ。そして神楽の元に謎の少女が現れる。その名は「スズラン」。 そして事件を追う浅間はこの本のタイトル「プラチナデータ」の鍵に触れることになる。 神楽は殺人者なのか。事件の真相は。「スズラン」の正体、そして「プラチナデータ」とは。 設定はSFだが、内容ととるとヒューマンドラマに傾くかなと思った。 ガリレオシリーズみたいに科学で犯人を追い詰めるようなわけではなく、単なる推理小説に近い。 内容もそこまで混み合ったものでもなく、ある程度読みやすい。 神楽とスズランの関係、そして結末には何かライトノベルに近い臭いがした。個人的には切ないと思ったのだが。 他書と比べると劣るかもしれない。一つの作品と割りきって読むことを勧める。 | ||||
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いつもながらに、東野さんの構成力には唸りをあげざるを得ません。普通に起きているような事件から国家的な話にもっていくからみがさすがです。 少し、時代が先をいっている感じですが、あえてそれについてふれているところはなく、近い将来本当にそうなるんじゃないかと思わせられます。 ただ、最近の東野作品は少しさらっとした感じがするのは気のせいでしょうか?(苦労して書かれてるとは思いますが) あと、私は東野さんの後味の悪いところが好きなのですが、これは後味悪くないです。 | ||||
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いつもながらに、東野さんの構成力には唸りをあげざるを得ません。普通に起きているような事件から国家的な話にもっていくからみがさすがです。 少し、時代が先をいっている感じですが、あえてそれについてふれているところはなく、近い将来本当にそうなるんじゃないかと思わせられます。 ただ、最近の東野作品は少しさらっとした感じがするのは気のせいでしょうか?(苦労して書かれてるとは思いますが) あと、私は東野さんの後味の悪いところが好きなのですが、これは後味悪くないです。 | ||||
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これは残念ながらやっちゃったシリーズだ… なんか雑な感じが否めません。 東野さんはこんなもんじゃないので次回に期待しよう… | ||||
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これは残念ながらやっちゃったシリーズだ… なんか雑な感じが否めません。 東野さんはこんなもんじゃないので次回に期待しよう… | ||||
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犯罪捜査にDNAの検索システムを利用することで検挙率が高まったが、検索システムでも犯人の情報が検出されない連続殺人事件が発生した。被害者の中には検索システムを開発した天才数学者も含まれていたが、なぜDNA検索システムで犯人が検出されず、システム開発者が殺害されたのか。 DNAをめぐる殺人事件と人間の心理を描いた展開は普通に楽しめた。物語がDNAシステム利用者の神楽と、情報公開が許容されない状況で捜査を行う刑事の浅間の視点で描かれていたのも分かりやすかったと思う。事件は神楽が犯人として疑われはじめるところから加速し、プラチナデータとモーグルの謎を解く過程は非常に楽しめたのだが、最後の終わり方は長いものに巻かれるような感じで個人的には残念だった。 | ||||
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犯罪捜査にDNAの検索システムを利用することで検挙率が高まったが、検索システムでも犯人の情報が検出されない連続殺人事件が発生した。被害者の中には検索システムを開発した天才数学者も含まれていたが、なぜDNA検索システムで犯人が検出されず、システム開発者が殺害されたのか。 DNAをめぐる殺人事件と人間の心理を描いた展開は普通に楽しめた。物語がDNAシステム利用者の神楽と、情報公開が許容されない状況で捜査を行う刑事の浅間の視点で描かれていたのも分かりやすかったと思う。事件は神楽が犯人として疑われはじめるところから加速し、プラチナデータとモーグルの謎を解く過程は非常に楽しめたのだが、最後の終わり方は長いものに巻かれるような感じで個人的には残念だった。 | ||||
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文章は相変わらず読みやすく、最後まで難なく読む事が出来る。基本軸としては犯罪物捜査での旧来の手法と新しい手法の対比や対立心や精神的な安らぎを求める事と、科学的な事象を根拠に心を否定する考えの対比と対立の2軸をDNAのキーワードでくくりながら話は進んでいく。相容れないものとしての2者択一の表現や場面はいくつもあるものの最後はお互いに理解し昇華していく過程が描かれている。意図的にある存在は登場当初から明らかに非実在的な扱いで書かれてあり、読み手にはそれとなく分かるのだが、エピソードや逃避行の一つ一つに伏線や今後の鍵が潜んでおりセリフの行間でも楽しむ事が出来る。人を顔の痣というデータで見るのか少女らしい純粋な一面を心としてみるのか徹底的にデータでしか人を見ようとしなかった人に何故心の存在が見れたのか一見合理的に見えるDNAの採取はなぜ進まなかったのか等々ラストに向けて色々なテーマへの答えが見えてくる。著者の作品はすべて読んでいるが、読んで損はない秀作の部類かと思われる。 | ||||
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文章は相変わらず読みやすく、最後まで難なく読む事が出来る。 基本軸としては 犯罪物捜査での旧来の手法と新しい手法の対比や対立 心や精神的な安らぎを求める事と、科学的な事象を根拠に 心を否定する考えの対比と対立の2軸をDNAのキーワードで くくりながら話は進んでいく。 相容れないものとしての2者択一の表現や場面はいくつもあるものの 最後はお互いに理解し昇華していく過程が描かれている。 意図的にある存在は登場当初から明らかに非実在的な扱いで書かれてあり、 読み手にはそれとなく分かるのだが、エピソードや逃避行の一つ一つに伏線や 今後の鍵が潜んでおりセリフの行間でも楽しむ事が出来る。 人を顔の痣というデータで見るのか少女らしい純粋な一面を心としてみるのか 徹底的にデータでしか人を見ようとしなかった人に何故心の存在が見れたのか 一見合理的に見えるDNAの採取はなぜ進まなかったのか等々 ラストに向けて色々なテーマへの答えが見えてくる。 著者の作品はすべて読んでいるが、読んで損はない秀作の部類かと思われる。 | ||||
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