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【この小説が収録されている参考書籍】
瘤
瘤 (幻冬舎文庫)

の評価: 3.60/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

どっちつかず。

本格推理というよりは、サスペンスか社会派といった感じでしょうか。スイスイと読み進んでいく面白さはあるのですが、最後まで読んだ感想は星2つ。なぜか?
理由の一つは『人間が書けていない』こと。おそらく、作者は犯罪の動機になった人間ドラマを中心に書きたかったのでしょうが、お世辞にも成功しているとは言えません。犯人の動機たりうる生い立ちは書かれていますが、感情がそれに追いついていません。読んでいる方の大半は感情が揺さぶられることがないまま、生い立ちだけを読み進めることになるような気がします。
また、本格推理でよくでてくる連続殺人を暗示させる要素を盛り込んでいるのですが、伏線にもならないような捻りのなさで、これには正直脱力してしまいました(笑)
被害者の悪役としての描写は悪くないと思うのですが、そこから犯人の動機に繋がるまでが弱い。人間ドラマ中心にしようとしている作品で、これは致命的です。また、犯人の言動にも矛盾があり、その矛盾を感情の葛藤の果てにでたものだとする説明も皆無でした。
なので、総合的にはやはりこの評価です。
瘤 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:瘤 (幻冬舎文庫)より
434441554X

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