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玻璃の家
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玻璃の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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福山市民なので…期待して読みました。 しかし物語の舞台は福山ではなくアメリカ・マサチューセッツ。 覚えにくいカタカナの登場人物、しかも双子の家系。親も双子、子も双子、何故か友達も双子…。その双子が忌まわしい過去から逃れるため偽名を使い、入れ替わり…もう誰が誰?? という状態になって行きます。 作者は「相貌失認」に深い見識を持っておられる様ですが、私もテレビで実際そういう障害を持った人のドキュメンタリーを見たことがありますが、やはり身内にそういう人でもいない限り、いくら微に入り細に入り説明されたところで、想像力には限界があります。まるで研究論文を読んでいるかのようで、読者としてはそういう専門的な知識よりも、真実が明らかになるに従って変化していく、目撃者の少年と犯人の心理を描くことにページを割いて欲しかったと思います。 特に最終章では少年の心理はともかく、犯人の心理についての描写が少なすぎると思います。 結局犯人の口からは何も語られず、そのことが取って付けたような違和感を最後に感じさせる のではないかと思います。 結論を言えば、結局誰もが「相貌失認」ということに振り回されただけで、少年も大人へと成長するわけでもなく傷ついただけで終わってしまいます。 「相貌失認」自体はミステリー小説においてはそんなに目新しい要素ではないと思うので、もっと深い人間ドラマが読みたかったです。 | ||||
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