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キッド・ピストルズの醜態
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キッド・ピストルズの醜態の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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多元世界が舞台の本格ミステリ。一読の価値あり! | ||||
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多元世界が舞台の本格ミステリ。一読の価値あり! | ||||
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山口雅也氏の初期から続く人気シリーズの現在のところの最新作であり、短編3編を収録している。 ネタは密室に謎の殺人鬼に謎の場所に閉じ込められとミステリーの定番ネタを扱いながらも、トリックというよりは落ち的には定番の崩しを主眼としているのが特色。 トリックを堪能するというよりはプロットを楽しむ非新本格系のミステリーと言える。 3話目は以前にハリウッド映画で扱われたプロットに非常に似ているため、元ネタを見ていると落ちは予想できてしまうものの、パラレル英国という舞台設定とキャラ造型の特異さも相まって標準以上の短編作品に仕上がっている。 | ||||
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マザーグースがモチーフの連作短編集。 警察官の質的低下のために探偵士の方が地位が高くなったというパラレル英国ですが、そこからさらに捻って、探偵役を務めるのは冴えない探偵士たちにこきつかわれるパンク刑事キッド・ピストルズであります。 設定が奇抜な割に事件並びに解決は極めてシンプル、かつオーソドックスな、直球勝負といえる本格ミステリなので、地味な印象を受けるかも。収録作中のベストはSMのウンチクが楽しい「ボンデージ殺人事件」。 キッド・ピストルズとピンク・ベラドンナの凸凹コンビをお楽しみください。 | ||||
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ネタはどれも最高に好み。 それにしてもキッドのシリーズは古臭い不良描写や応酬が読んでいて厳しい。 レトロになっていればまだしもなのだが・・・・。 新作が出れば喜んで読むのだけど。 著者には軽薄な調子が向いていないのではないかと長年思っている。 笑いなど排除した尖った作品が読みたい。 | ||||
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パラレルワールドの英国を舞台にした、パンク刑事キッド・ピストルズシリーズ第6作。以下の3つの中編が収録されています。「だらしない男の密室 ー キッド・ピストルズの醜態」金融業者の邸宅で起きた密室殺人事件。だが、密室には死体の他に、もう一人の男が犯行声明文と共に寝ていた。だが、気を失って連れてこられたため、事件のことは分からないと言うのだが…。絡まった伏線の解き方が鮮やか。「《革服の男》が多すぎる」刑務所に服役中の連続殺人犯《革服の男》が公園で女性と共に目撃された。しかし、女性はそんな男は知らないと言い、脱獄も起きていなかった。捜査が平行線を辿る中、目撃された現場で殺人事件が発生して…。言葉の選び方が秀逸。「瞬間移動」とは、言い得て妙です。「三人の災厄の息子の冒険 ー キッド・ピストルズの醜態、再び」ある建物内で女性の殺人事件が発生。 一度、犯人は特定されたものの、再度、真犯人の特定を任されたキッド・ピストルズとピンク・ベラドンナ。ところが、《殺人鵞鳥(マーダーグース)》を名乗る犯人によって、三つ子と思われる三人の男たちと一緒に、事件現場と同じ建物に監禁されることになり…。 読み終わった後、「こんなもん、解けるか!」と思いましたが、冷静に考えてみると、幾重にも伏線が張られていることもあり、推理は可能です…たぶん。犯罪者達の「狂気の論理」とキッド・ピストルズの「狂気の推理」との対決は、一読の価値があります。ただ、本書は、推理の技巧に特化した技術的な作品としての色合いが強いということを納得した上で購入しないと、不満が残りやすいかもしれません。 | ||||
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キッドとピンクの生い立ちがそれぞれ語られるところがいいですね~。特に、「ボンテージ殺人事件」なんて笑ってしまいます。よくまぁこれだけ意外なものを組み合わせたもんだって。もうちょっとピンクにボンテージについての講義をしてもらいたかったですね。 それで、もしかして・・・と思ったのが、ピンクの過去=「生ける屍~」のチェシャ?チェシャには幸せになってもらいたいなと常々思っていたので、そうだったら嬉しいです。いやいや(?)ながらもピンクのことを心配したり、言うこときいてあげたりするキッドとピンクがこれからも幸せであることを願っているので・・・早く続編を求む。 | ||||
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