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ドグラ・マグラ
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【この小説が収録されている参考書籍】
ドグラ・マグラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全349件 201~220 11/18ページ
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最初から最後まで楽しく読めました。 とても長い話ですが、無駄な部分がなく、完成度が高いです。 複雑な話なので、ついてゆくのが大変ですが、ついて行ければ楽しいです。 多数の伏線が、きれいに回収されます。 心理遺伝をテーマにしたという点で、画期的な、野心的な作品です。 何十年も前に、こんな大胆な発想をする作家がいたのかと、驚かされました。 現在発表されたとしても、やはり画期的な作品という評価になると思います。 「自分は誰か」ということと、「犯人は誰か」という、二つの謎を巡って、話が進みます。 最後の10%くらいの部分は、謎解きが大詰めになり、手に汗握ります。 読んでよかったと思える、名作です。 | ||||
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内容はとても面白いのですが、全てを読むには私には重過ぎて、途中飛ばし読みしてしまいました。大作です。 | ||||
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主人公は誰?という謎に向かって、主人公自身の視点で読み進めていくサスペンス。 メインテーマとしては、脳髄の神秘、精神科学の在り方、狂人と文化人類学など、 すでに研究されているようでいて、実際にはほとんど掘り下げられずにタブー視されている領域に斬り込んでいく二人の研究者たちの知恵合戦です。 その研究用モルモットとして選ばれてしまった呉一族の歴史を紐解きながら、人間の性質がくりかえされるという遺伝が導く悲劇を、因果応報や輪廻転生という観点から書き進められています。 中盤、主人公の前に並べられる書簡の羅列部分が長々と続き、そこがわりと読みづらいので少し挫折しそうになりますが、全体的にはすごく引き込まれる、常に先が気になり読みたいという気持ちにさせられる名作です。 こういう奇妙さの際立つ謎解き系の小説、個人的にとても好みで、もっとこういうの読みたい!とワクワクしています。 新境地に立たせてくれた夢野久作先生に感謝! | ||||
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本書は、高尚で崇高な作品である。 「人間の脳のしくみ」という ただでさえ難解な題材に於いて、 宗教学、民族学、医学、伝奇、記事等々を駆使した ”あらゆる切り口からの緻密なアプローチ”と、 ”その考察”からなっているという点である。 当時からの命題であり、それは現代に於いても言える "精神科が儲かる仕組み"もまことしやかに語られている。 本書は他の本と、同時進行で読むことはおすすめしない。 なぜなら、読みにくさととっつきにくさでは群を抜いており、 普通の読者では途中で投げ出す可能性が高いからだ。 本書を読むに当たっては、腰を据えてじっくりと、 文章一つ一つを嗜むように読まれることを切に願う。 ある意味、"人間の知能テスト"的な作品と云えなくもない。 学歴フィルターならぬ、いわば"知能フィルター"である。 荒唐無稽な文章の裏に隠された、作者の真意や意図を 紐解いていくと、最後に全てが繋がっているのである。 最後になるが、之ほどまでに読む側の人間を ふるいにかける作品は、他に類を見ないであろう。 脳の疲労を快楽と捉えるか、苦痛と捉えるかでも 評価はまた違ってくるものである。 | ||||
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友人に進められて読んだのがきっかけでした。 最初の方は何言っているのか分からなくて、読むのを止めようかと思いましたが、すぐにハマります。 終わりの方はほとんど次のページを読むのが楽しみでたまらないです。細かい部分もいろいろこだわりがあってよい この本無料なので興味のある方はぜひ読んでみてください。 | ||||
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以前から聞くことはあれど、読んだ事はありまんでした。キンドルを購入したのでこの機会に読んでみました。 まあ最初のうちはなんだ?と思いましたが、読み進むうちにだんだんと面白くなりページをめくる手が止まりません。 正直、内容的には?な部分は多いですが、今時の作品には無いとても読み応えのある作品です。 当然、読み応えがあるのでまだ後半を過ぎた所ですが先が楽しみで仕方ないです(笑)。 最近の作品も良いですがこの手の作品も良いですよ!案外あなたもはまるかも。 興味のある方はぜひ挑戦してみてはどうでしょうか?もちろんオススメです。 | ||||
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巷では読むと精神がおかしくなる…などと茶化すような書評が出ていますが、その実は精神病や輪廻、因果応報といった内面的精神科学を軸にした、一種のミステリー小説です。 たしかに、合間合間に小説的文章でない挿話があるなど、読むにはかなり根気がいるものですが、その実、中身はかなり本格的に練り込まれた文学作品だと思います。 その読みにくさ、題材、話の展開、すべてに奇抜性があり、そのせいでこの小説がゲテモノ扱いされ、あまつさえ小説の表紙が内容に全く関係のないような意味不明なデザインですので、小説そのものがかなり歪曲した評価を受けてしまっている気がするのが大変残念でなりません。 テーマの深大さ、主人公や登場人物の心理描写や描かれ方、内容・構成の難解さ故の感読後の何とも言えない達成感、そしてラストの何とも言えないもどかしさ… もっと正当な評価を受けてほしい名作であると、声を大にしていいたいものです | ||||
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読んでいる途中で精神が錯乱するとか 悪書だとの意見もありますが 元々 精神がおかしい私... 2度目の読みを終えましたが 要所要所の難しさと理解力の転換を理解と納得をしないと 確かに頭を抱えちゃいます しかし 心理論・精神論的に理解すれば面白いと言う表現は変ですが 考えられる書ですね | ||||
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個人的に、近代文学ってちょっと読みづらい(文語体とか)ことがあるんですが、これは面白い。 キャッチコピーに惹かれて興味本位で買いましたが、設定も面白いし、ストーリーも面白いし、話が進むテンポや文体もとっつきやすい感じです。文学文学していない感じというか。 スカラカチャカポコのくだりは読み始めて2ページ目くらいで読むのに疲れてきて、レビューにも「長いから飛ばしてOK」とあったので読み飛ばしてしまおうかと思いました(^^;) ・・・が、なにげなく声に出して読んでみたところ、すごく楽しい!!そこから一気に読んじゃいました。 すべて七五調で書かれているので、まるで言葉遊びをしながら歌っているようにどんどん先に進んじゃいます。あ〜、ラッパーとか浪曲師ってこんな気持なのかな?ってかんじです(笑) でも、家でやらないと本当に「精神に異常をきたした」と思われるので、ご注意を・・(笑) | ||||
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表紙を事務の女の子に見られてしまい、ちょっと恥ずかしかったです。えっ!?て顔されました。 | ||||
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ドンドン話の中に引き込まれてしまいました。 おもしろかった。 | ||||
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下巻でやっと話が進む。 上巻は読み進むのが辛かった、、、 で、最終的に呉一郎はどーなるのでしょーか? | ||||
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この作品の面白いところは、 どんなに「ネタバレ」や書評を読んでも 小説を最後まで読むまでその意味がわからないところ。 しかも、純粋に苦労して読む人ほど、読了後の新鮮な裏切り圧倒されるでしょう。 なにせ、小説の初めの方で既に誰にでもわかるような丁寧でメタな「ネタバレ」がされているのに、 読者は読んでる内にそのことなんかすっかり忘れて結論を追い求め、 読み終わってからやっとその「ネタバレ」の意味に気づくのですから。 その事が作者側で計算され尽くしている事が、考えれば考えるほどわかります。 この「探偵小説」を書いている人は狂人ですが、 この小説の作者は狂人でもなんでもない、寧ろとても精密な計算のもと小説を書いていたんですね…。 色々と感心させられた良書です。 | ||||
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退屈なところは読んでいると眠くなる、そのまま眠ると嫌な夢をみる。また読む、嫌な夢をみる…を繰り返した。…面白い。 | ||||
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序盤100ページ強はすいすいと読ませる力がある。 ただ、『ドグラ・マグラ』という小説内小説を提示して、いかにも意味有り気な風を漂わせたあとの『キチガイ地獄外道祭文』に始まる一連の資料でどうも中だるみを覚える。 カタカナの多用(「アハハハ」「ナニイ?」等)される文体はどうしても時代がかった表現になってしまうし、大仰な、それでいて同じ理論の繰り返しとなっているこれらの場面では、どうしても多少飽きてくる。 と、ここまでが上巻読了後すぐの感想である。良ければ下巻の私のレビューも参照して頂きたい。 下巻まで読む価値は必ずあることを約束したい。 乗りかかった船、騙されたと思って読むべき本だと思う。 | ||||
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上巻のレビューに「どうも中だるみを覚える」部分があったと書いた私は、何もわかっていなかった。 この本は、読むのが面倒であることすらもひとつの意味を持つ小説なのだ。主人公が自らの記憶を喪っているため、事件の輪郭がぼやけたまま物語が進んでいくのと相似形をなすように、上下巻700ページ弱を手繰って行くうちに、私たち読者の物語の記憶もぼんやりとしてくる。 ところがそんな「リーダーズ・ハイ」の状態で、結末は突如宙ぶらりんに投げ出される。そして読み終わった後でふと思うのだ。 結末どころか、私は何もわかっていなかった。 | ||||
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ドグラ・マグラ、ドグラ・マグラ、ドグラ・マグラ~ ドグラ・マグラ!大好き! | ||||
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暇な時に,無料の本の中から,話題になっている本を読もうと思って,たまたま選んだのが ドグラ・マグラでした. 普段は本を読まないし,ページ数が多いので不安でしたが. 全部読めました. ただし,色々なところに読みにくくしたり,読者を勘違いさせるような仕掛けが散りばめてあるので, 注意深く読む必要があると思います. 2回読めば,その引掛けも楽しみながら,理解しながら読めると思います. ただ,普段からよく本を読んでいる人は, 「長いから読み飛ばしていいよ」 「1ヶ月ぐらいかけて,ちょっと飛ばして読んだけど,わからなかった」 と書いていますが,読み飛ばしてはいけません. この本は,作者が部分的に個別の作品として公開しながら, 10年をかけて書いた,緻密に構築された作品です. 最初から,しっかり 飛ばさずに読んで,しかも,内容を忘れないように, 期間を開けずに読む必要があります. 読み飛ばして,「内容が分からない」「つまらない」とか言っている人は,失礼すぎます. 皆が挫折しがちな,チャカポコのところなんかは,完璧に綺麗なリズムに乗せて 精神病院の問題が語られていて,感動しながら読み進めることが出来ました. 全体を通して,理系論文のような雰囲気があり,とても綺麗にまとまっています. 作者の,「脳」や「精神異常」などに対する考え方は,今読んでも, 最先端に感じる,素晴らしい物でした. こういったことが感じられなかった場合には,読み方をミスしていると思います. しっかり読んで,是非この作品の素晴らしさ,完璧さ(誤植とかはあるけど)を感じ取ってください. | ||||
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読み始めから謎ばかり、謎をこれでもかと繰り返し、挫折しそうになる。 それでも根性で読みすすめていくと、謎が解けそうになる。 しかし、まだ半分も残っていると諦めつつ読みすすめる。 主人公の「私」はいったい誰なのか。 終始この問題が持ち上がる。 日本探偵小説三大奇書の一つは伊達じゃない。 根性と暇のある人に薦めたい。 尚、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」 とも評されることは気にする必要はないと思われる。 | ||||
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読み切るのになかなかパワーのいる類の書物でしたが、 80年近く昔に書かれたとは思えない文章に驚愕しました。 私が知る限り最も古いサイコサスペンスストーリーでした。 前半はチャカポコのくだりが長いので最初の挫折点になるかもしれませんねw | ||||
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