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火の粉



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【この小説が収録されている参考書籍】
火の粉
火の粉 (幻冬舎スタンダード)
火の粉 (幻冬舎文庫)

火の粉の評価: 7.90/10点 レビュー 20件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.90pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全11件 1~11 1/1ページ
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火の粉の感想

読んでいて陰鬱な気分にさせられるにもかかわらず,なぜかページを進めずにはいられない.

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火の粉の感想

 裁判官の梶間勲は証拠不十分として死刑も視野に入る殺人容疑者に無罪判決を下す。 己の正義の下で揺るぎない判断をしたと自負する彼だったが二年後無罪を言い渡した男が隣家に越してきた。 じわじわと勲の周辺で何者かの悪意が迫る、、、安全圏から事件を判断してきた彼に降りかかる火の粉は如何に・・・。

 舞台は梶間家、勲の両親と息子夫婦の三世帯家族の隣家に元容疑者武内真伍が越してくるところから始まる。 善良な隣人なのか或いは殺人鬼なのか武内氏の正体を追っていく形で物語は進行していく、600ページ弱の分量ながら24に及ぶ細かい章立て息つかせない展開の連続は流石は高評価作品。

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.9:
(8pt)

火の粉の感想

面白い

呑んだくれ
P3S7II56
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火の粉の感想

臨場感がすごい!
最後まで結末が気になって読む手が止まりませんでした。

りこっくま
OJP3HKGY
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

火の粉の感想

正統派サスペンスです。
殺人事件で無罪判決を受けた武内が隣に引っ越してきてから、梶間家がおかしくなります。
巧妙な罠に崩された家庭に、読者も、「いつの間に?」なんて思うかもしれません。
人物の背景や心理が丁寧に描かれており、いろんな出来事がドラマを見ているかのように思い描けます。
武内は被害者なのか、加害者なのか?
結末が気になって途中で止めれませんでした。

Hidezo
GX0TU62Y
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火の粉の感想

登場人物の心理描写がうまく引き込まれました。

Ralph
YYNH4PU8
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火の粉の感想

殺人事件の裁判で無罪になった男、その男に無罪判決を言い渡した元裁判官 とその家族の物語。
男は元裁判官の家族に入り込み、翻弄していくのです。その過程の見事さと翻弄される家族の心の内がよく書かれております。
期待せずに読んだのですが、意外と面白かったので、得した気分です。

松千代
5ZZMYCZT
No.4:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火の粉の感想

ストーリーは展開も上手く読ませる。特に後半はページを捲る手が止まらない。サイコ・サスペンス的な要素のあるストーリーだが、梶間勲の人生の皮肉さもひとつの問題提起を表わしており多様な見方の出来る物語といえる。雪見の活躍が手に汗握るところで、作者の人物の動かし方の上手さが良く観れるところでもある。俊郎のノー天気さは読んでいてイライラするが、大半の人はこの様な反応と見方で隣近所との付き合いを考えているんだろうなと思ってしまった。というか一歩離れたところで実情を知らないものにはこの様な反応しか出来ないものだと納得する。そういった気持ちのすれ違いがいろいろな問題を生み出していく訳で、人の世はすべからずそう出来ているのだと今さらながら気付いた。武内真伍はかなりデフォルメされた異常さを持った人間に描かれているが、程度の差こそあれこういった人物は居る。実社会に確実にいる。それが世間の荒波のひとつであるわけだ。自分ならどうするか、深く考えさせる物語だった。エンターティメントとしても面白い読み物だった。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.3:
(7pt)

火の粉の感想

最初は少し退屈な感じがしたが、読み進むにつれて裁判官や冤罪、死刑いろいろと考えさせられた。

magnum
3BLY1DHH
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火の粉の感想

ミステリー要素は薄い作品で、そのミステリーの内容(タネ明かし)は意外とあっさり。
ミステリーというより、登場人物、人間関係がメインの作品で、その人物、それによる関係に恐怖しました。
こんな人がいるのか…。でも確かに、こういったタイプっている…。背筋が凍る!
面白くて読みやすいので、あっという間に終わりました。

よしこ
JD1J9I50
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

人ってわからない・・・

多くの方がレビューで記しているように、警察の追求の甘さや裁判決定に至る背景の乏しさは否めませんが、この小説の最も注目すべき点は「人ってわからない」ということではないでしょうか。武内真吾のキャラクターが前面に押し出され衝撃的だから「こんな人居たら怖いなあ」とか「こういう人うちの隣にもいるよ」なんて事に集約されてしまうのだけれど、介護に疲れても理解してもらえない自分がいたり、嘘偽りなく述べても旦那に理解してもらえない自分がいたり、脳天気に目の前に見えるごく一部を現実と捉える男や決定を下せない優柔不断(人任せ)な男は、みんなどこか自分に当てはまるのではないでしょうか。つまり自分のことを他人に理解してもらうと言うことは、難しい。多かれ少なかれそんな体験ありますね。犯罪につながってしまうと「確信犯」といわれますけど、疑いもなく自分のしていることを常識と信じている人はたくさんいます。そういう私も、ある部分ではきっとそうなのではないかと思います。だから「人って分からない」そのテーマを突きつけられて、世の中を一歩引いて客観視できないものかと、考えさせられます。
無理なんですけどね・・・。そんな小説です。実に面白い。秀作です。

yattazetaketyan
TK5QOEIL

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