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【法月綸太郎】
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雪密室の評価:
4.57/10点 レビュー 7件。 D ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点4.57pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
雪密室の感想
▼以下、ネタバレ感想
ごく普通の本格ミステリ
法月綸太郎2作目で名探偵法月綸太郎初登場作品(ややこしい)の本書は実にオーソドックスなミステリ。本格ミステリの趣向の1つにクローズドサークル物を称して“雪の山荘物”と呼ぶが、これは正にそのど真ん中の設定だ。雪山のペンションに集った人たちにはそれぞれ思惑を秘めており、そして離れの密室で殺人が置き、そこには犯人と思しき足跡が残っているのみだったという、これまた定型中の定型だ。本書は開巻してまもなくエピグラフに確か「白い僧院はいかに改装されたか」なる一文が記してあった記憶がある。これは都筑道夫のエッセイ集『黄色い部屋はいかに改装されたか』の語呂合わせだが、このエピグラフは法月氏が新本格という単語に過敏に反応していたようにも取れる。黄金期の名作を換骨奪胎して新たな本格を、という作者の意気込みが込められていると読み取るのは穿ちすぎだろうか。この時はまだ本家を読んだ事が無いので比べようが無かったのだが、後に本書の原典となっているカーター・ディクスンの『白い僧院の殺人』を読んだ時はそのシンプルな真相に思わず「あっ!」と声を上げるぐらい驚いた。しかし本書についてはそれは全く無かった。ふ~ん、なるほどねというくらいだっただろう。本稿を書くのに、色々調べたのだが、“読者への挑戦状”が挿入されていたことさえ忘れていた。薄いので記憶を刷新するためにも一度読み直して原典と比べてみるのもいいかもしれない。
初期作品らしい直球勝負な犯人当て。法月警視の過去は意外。
古典を現代風にアレンジ
古典作品を現代風に読みやすくした感じの作品。雪の足跡の謎に始まり、トリックや謎解きのロジックなど、古き良き作品を思い出した。これからミステリを読み始める人にとっては良い作品。
▼以下、ネタバレ感想