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【黒川博行】
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蒼煌の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
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平均点7.00pt
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芸術家が長命な理由が分かる
雑誌連載された長編小説。ミステリーではないが、一種の犯罪小説、ノンフィクションに近いスキャンダル小説である。京都の日本画画壇の実力者で芸術院会員の座を巡って争う二人の猛烈な選挙活動を、リアルに、執拗に、傷口に塩を擦り込むようにして描いている。ある関係者が「これはノンフィクションです」と言ったそうだが、おそらくその通りだろう。とにかく、登場人物がみな一癖も二癖もある老人ばかりで、驚くべき執念深さで猟官活動に邁進する。そのエネルギーは驚異的で、芸術家と呼ばれる人種が長生きする理由はここにあるのかと納得させられる。キャラクターの立て方、それぞれの言動などが、厄病神シリーズに通じるような切れ味とテンポの良さがあり、ページを捲るごとにどんどん物語の世界に引き込まれていく。社会派のモデル小説がお好きな方には特にオススメ。厄病神シリーズのファンも十分に満足できるだろう。
雑誌連載された長編小説。ミステリーではないが、一種の犯罪小説、ノンフィクションに近いスキャンダル小説である。
京都の日本画画壇の実力者で芸術院会員の座を巡って争う二人の猛烈な選挙活動を、リアルに、執拗に、傷口に塩を擦り込むようにして描いている。ある関係者が「これはノンフィクションです」と言ったそうだが、おそらくその通りだろう。とにかく、登場人物がみな一癖も二癖もある老人ばかりで、驚くべき執念深さで猟官活動に邁進する。そのエネルギーは驚異的で、芸術家と呼ばれる人種が長生きする理由はここにあるのかと納得させられる。
キャラクターの立て方、それぞれの言動などが、厄病神シリーズに通じるような切れ味とテンポの良さがあり、ページを捲るごとにどんどん物語の世界に引き込まれていく。
社会派のモデル小説がお好きな方には特にオススメ。厄病神シリーズのファンも十分に満足できるだろう。