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黒百合の評価:
7.10/10点 レビュー 10件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.10pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
黒百合の感想
初読でこの作品の仕掛けに気付いた人っているのだろうか。ここまでネタバレサイトのお世話になったのは久しぶりだわ。っていうか、指摘されている方もいらっしゃる通り「文芸+ミステリ」って事なのでしょうが、ミステリを読みたい、ミステリだと思って読み始めた私としては、これだけ解りにくいと真実を聞かされても「騙された」って気にもならないし、実際、読中何の違和感も感じていませんでした。だいたい「あれっ?」「絶対何か勘違いさせられてるな」とか違和感を感じるものなのですが、それすらなかったですから。なので、逆に最後の最後でとてつもない想像もしていなかった驚きを与えてくれるのだろうという期待があったのですが・・・いくつかの視点、時間軸から構成されていて、物語の大部分を占めるのが六甲山を舞台にした中学生の淡く儚い初恋の思い出のパート。「文芸」の部分になるのですかね。言い方は悪いかもしれませんが、これがまさに「フェイク」だったわけでしょ。何か仕掛けがあるにしても、そこにあると思うじゃないですか。ポイントだったのは、幾つかの視点の中の1つ。まぁ確かに誰が視点人物だったかの明言は避けていたようですね。そこに違和感すら持たせなかったんですから、上手いと言えば上手いのかもしれませんが。作者が、ミステリの部分に気づかない読者がいたとしてもそれはそれでいいやって描いているのなら、それはそれで「文芸+(小さく)ミステリ」として評価も出来ると思うのですが、だったらミスリードのためだけに登場させたと思われるあの登場人物はなんだったのか。作者は完全に「ミステリ」として、読み手を騙そうとして描いてますよね。私にはそう読めましたので「ミステリ」として評価させていただいた上で、「こんな解りにくいのはダメだ」という感想としました。
電車の中でちょこちょこ読んでいたのと,正月休みの間放置していたこともあり,エピソード間の人間関係が把握できずに最後を迎えてしまいました.なので,何がミステリーなのかが全くわからず,他の方のレビューを拝見して,そうゆうことなのねという感じ.短い作品なので,まとめて一気に読むべきでした.頭に入りにくかった時点で,あまり好みではなかったのかも知れません.
文芸+ミステリ。子供にとっての夏休みというのは、ある一定期間での出会いと別れがあり、青春小説の定番舞台。六甲の別荘にて男の子2人が出会った女の子とのエピソードから始まり、ミステリらしからぬ雰囲気のまま物語が始まります。著者の本は初めてです。読んでいて、あぁ文章が綺麗だなー。表現が丁寧だなーと、国語の教科書を読んでいる気持ちになり文芸を味わいます。ミステリらしい謎は全く感じない読書でした。時代は変わり、戦争前の昭和の物語に入ると登場する人物達がカッコよく魅力的。ベルリンで出会った謎の女性とのエピソード。時代を歩んで社を育てた翁の貫録のある行動やセリフ。この過去エピソードがとても楽しかったです。そうこうするうちに物語は終盤に至り、あれ?これミステリだったの?どういうことだ?・・・あっ!となりました。Amazonレビューなどでは「だまされた!」と言う表現がありますが、そういうトリック系の話ではなくて、表向きは文芸書。物語の裏側に謎がある系のミステリです。なのでミステリを期待すると退屈です。文芸書を読む感じで物語に浸る感覚で手に取ると良いと思いました。物語の背景にミステリが存在する作品は好きな方なのですが、本作は、あまり乗り気になれませんでした。文学にゆったり触れるより、刺激やワクワク感が好みだからかもしません。あと、倉沢家の登場人物の把握に混乱して感動を弱めた気もします。 ▼以下、ネタバレ感想
初読でこの作品の仕掛けに気付いた人っているのだろうか。
ここまでネタバレサイトのお世話になったのは久しぶりだわ。
っていうか、指摘されている方もいらっしゃる通り「文芸+ミステリ」って事なのでしょうが、ミステリを読みたい、ミステリだと思って読み始めた私としては、これだけ解りにくいと真実を聞かされても「騙された」って気にもならないし、実際、読中何の違和感も感じていませんでした。
だいたい「あれっ?」「絶対何か勘違いさせられてるな」とか違和感を感じるものなのですが、それすらなかったですから。
なので、逆に最後の最後でとてつもない想像もしていなかった驚きを与えてくれるのだろうという期待があったのですが・・・
いくつかの視点、時間軸から構成されていて、物語の大部分を占めるのが六甲山を舞台にした中学生の淡く儚い初恋の思い出のパート。
「文芸」の部分になるのですかね。言い方は悪いかもしれませんが、これがまさに「フェイク」だったわけでしょ。
何か仕掛けがあるにしても、そこにあると思うじゃないですか。
ポイントだったのは、幾つかの視点の中の1つ。
まぁ確かに誰が視点人物だったかの明言は避けていたようですね。
そこに違和感すら持たせなかったんですから、上手いと言えば上手いのかもしれませんが。
作者が、ミステリの部分に気づかない読者がいたとしてもそれはそれでいいやって描いているのなら、それはそれで「文芸+(小さく)ミステリ」として評価も出来ると思うのですが、だったらミスリードのためだけに登場させたと思われるあの登場人物はなんだったのか。
作者は完全に「ミステリ」として、読み手を騙そうとして描いてますよね。
私にはそう読めましたので「ミステリ」として評価させていただいた上で、「こんな解りにくいのはダメだ」という感想としました。