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ただ去るが如く



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【この小説が収録されている参考書籍】
ただ去るが如く (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
ただ去るが如く (角川文庫)

ただ去るが如くの評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

埋もれた傑作

著者の初期作品の傑作のひとつと間違いなく言える程、面白い。
主人公は元ヤクザで田舎で老人と手を組んで裏金強奪の裏稼業をしていて、その場面をヤクザ時代の知り合い女実業家に見られ、3億円の強奪を強要される。ただ単純に脅迫するような女実業家ではない事を知っていて調べていくと彼女もヤクザに狙われ死んでしまう。主人公もヤクザ時代に自分の組を仲間と共に幹部を殺すことで潰していて、その仲間との因縁も全て3億円強奪に集約していく。
3億円をどのように強奪するかを主人公達が考えるところも読みごたえがあるし、潰した組の組長娘とも関係や魅力的な登場人物も良い。

ノワ-ルとはいっても、著者の優しさがあって主人公が悪になりきれず、読み易く多少展開の強引さはあるが中だるみがなく一気読み間違いなし。

タカタソン
HU0OGV5Q

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