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君の望む死に方



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【この小説が収録されている参考書籍】
君の望む死に方 (ノン・ノベル)
君の望む死に方 (祥伝社文庫)

君の望む死に方の評価: 7.43/10点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.43pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(7pt)

君の望む死に方の感想

結論が明確ではないのが不満ですが、そこまでの展開は楽しめますね。懇親会でのトラブル以降は面白いですね。

kmak
0RVCT7SX
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

君の望む死に方の感想

碓井を探偵役にした第2弾だと全く知らなかったのが良かったのか、結構楽しめました。中盤まで、殺したい側と殺されたい側の攻防だと思って読んでいて、当然この構図のまま進んでいくものと思い込んでいたので、中盤以降、脇役で少しずつ何やら怪しい動きをし始めるキャラがでてきて、雲行きが怪しくなって。。。それからはあっという間でした。殺人現場に居合わせたとか、解決を依頼されていた訳でもないのに、ちょっとした違和感から、動機も知らないまま、二人の単純ではない対立の構図までたどり着いてしまう。この展開は読みごたえがありました。
ただ、この探偵さんは結局何がしたかったのでしょうか?

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マー君
S2HJR096
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

君の望む死に方の感想

内容は石持浅海らしい作品でストーリーを追うのも、登場人物たちの会話を楽しむのもいつもどうりのことで飽きずに読める。この人の書く作品は視点の面白さだと云える様に感じる。倒叙形式のミステリとしても幾分変わった様子で描かれている。
意思は通じ会っている様に見える殺人を考えている男と殺されることを望んでいる男。この対比がまず不思議だし、そこに不穏な空気を感じてさりげなく邪魔をする碓氷優佳という存在。変わった面白いこの構図で物語りは進むわけだがさりげなく殺人の餌を撒く殺されたい男の内なる思いと、各人の会話からひとつの仮説を立てズバリと読み解く碓氷優佳の存在がこの物語の終焉がどのようになるのかと非常に興味が持たれる。結局事件は起こるのだが碓氷優佳が何をしたのかがこの物語のある意味芯の部分であり、解決としてのバックグランドはそのエピソードが用意されているので消化不良の感じはしない。著者の言葉にあるように事件が起こるまでを丹念に描いた内容なのですが、たったひとつ云えるのは言葉のキャッチボールから仮説を立てる碓氷優佳が「僕の身体にも『うだうだ言う前に相手のところに飛んでいけ』というDNAが受け継がれていましてね・・・。」と云う梶間の言葉をスルーしている点だ。この重大なセリフを何故碓氷優佳は聞き逃したのかが疑問だ。小説的ご都合主義といえばそれまでだが、この著者にそれは無いはずだと思うが。他の言葉にはすべて反応して仮説を組み立てる材料にしている彼女がこの言葉だけ無視しているのは不自然である。どうなんです石持浅海さん?それはまあともかく事件は起きているのでこの後碓氷優佳はいったいどのようにするのか、そこを考えると決して後味の良い物語とは云えない。

▼以下、ネタバレ感想

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ニコラス刑事
25MT9OHA
No.3:
(7pt)

君の望む死に方の感想

碓氷由佳の倒叙シリーズ第2弾。犯人にも、犯人に殺されることを望む人物も、そしてそれを阻止しようと動く探偵にも「理由」があり、この3竦みの心理戦が読んでいて爽快感がありました。そして冒頭の「保養所内で人が死んでいる」は誰を指しているのか、1人なのか2人なのか--という意味深なラストも良かったです。

水生
89I2I7TQ
No.2:
(7pt)

君の望む死に方の感想

碓氷優佳シリーズ第2弾!今度は「殺されたい社長」を止めようとする設定。こちらも、スリリングで面白かった。

ジャム
RXFFIEA1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

事件が起きるまで

前作の密室を開けないまま推理を展開する「扉は閉ざされたまま」に続く、特殊なシーンを描いた倒叙式ミステリ。
今作は、社長を殺そうと企む梶間。梶間に殺されたい社長。前作に続く超頭脳の探偵役の碓氷優佳。計3名による頭脳戦です。
目的を見ると『被害者+加害者 vs 探偵』と、被害者と加害者の意志が協力している所が斬新でした。

冒頭の著者の言葉にある通り、
「事件が起きるまで」を丁寧に書かれた、他であまり類を見ない作品で、
事件が起きなくてもミステリとして楽しむ事ができるという事と、
究極の探偵を描くことに成功している1作とも思えました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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