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果てしない残響



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【この小説が収録されている参考書籍】
果てしない残響 (ハヤカワ・ミステリ)

果てしない残響の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

モヤモヤしたまま終わった・・・

本作がデビュー2作目(本邦初訳)ながら2025年度エドガー賞最優秀長編賞を受賞した英国新人女性作家の長編ミステリー。テムズ川で発見された身元不明女性の溺死事件と15年前の女子学生失踪事件が繋がっていく、警察ミステリーである。
事故と思われた溺死事件だが、カイウス・ボーシャン警部は有力下院議員から「死亡した女性は、30年前の企業年金横領で姿を消したCEOと関係がある。再捜査しろ」と命じられる。さらに、観劇中のボーシャンはすぐ側の席で男性が死んでいた事件に遭遇する。身元を調べると、その男は素人探偵で15年前に起きた14歳の女子学生失踪事件を調査していたことが分かった。全く無関係に見えた2つの事件だが捜査を進めると周辺人物たちに思いがけない関係が隠れていることが判明した。
2つの事件の関係を探り、背後にある闇を暴くのがメインストーリー、それに重ねてボーシャンの捜査チームのメンバーの人となり、ラブロマンスがサブストーリーで、彩り豊かなエピソードが展開される。そこには英国ならではの階級格差、人種差別、性差別がユーモラスに盛り込まれており、物語全体にモワッとした風俗小説のテイストもある。エドガー賞最優秀長編賞にしては軽く、小粒だが、それが現代性とも言えるのだろう。
英国では3作目まで出ているボーシャン警部シリーズの2作目であり、第1作の流れを受けたエピソードが散見されるので、2作目が初訳というのは違和感がある。
本格派の謎解きというより、現代風俗ミステリーとして楽しむことをオススメする。

iisan
927253Y1

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