バウムガートナー
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あらすじ
ポール・オースターの前作『4321』は著者をして「この本を書くために一生待ち続けていたような気がする」と言わしめ、1947年生まれの複数のファーガソンの青春と成長を描いた集大成的大著でした。遺作となる本書は、70歳の哲学者にして大学教授のS・T・バウムガートナーが詩人で翻訳者でもあった妻アンナとの出会いと別れを回想し(アンナの遺したエッセイなど、作中作が複数挿入されています)、自身の死も見つめながら生きる日々を綴っています。訳者の柴田元幸さんは「悼むことは21世紀のオースター作品のモチーフでありつづけてきたが、この作品に至ってついに中心に据えられた」「基本的に淡々としたリアリスティックな小説だが(略)その静かな大胆さは見事」「さしずめ無伴奏チェロソナタに喩えるのが相応しい」と紹介しています(MONKEY vol.35より)。(「BOOK」データベースより)
評判
バウムガートナーの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
バウムガートナーの総合評価:
8.00/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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バウムガードーナーは無事、帰宅できたであろうか。
いや、きっと途中でへたれこんで凍死したか何かで亡くなったと思う。
なぜ、運転なんかしたのか?
ポール・オースターはムーン・パレス以来の2作目である。
なんとなく、惹かれる、引っかかることのある作品だった。
あれもやはり最後の展開だったのか。
薄い本だったので、早く読み終わると思っていたが、併読本もあったせいか、3ヶ月かかった。
手に取りやすい、ちょうどよいサイズで字の大きさもギリギリ良かった。
主人公は自分よりすこし年上だけが、その差(生き方、考え方、そもそも生い立ちは全然違うのだ)は大きいようにも感じた。
亡くなった妻を愛していたが、別の女性にもたやすく心を動かされた。
ちょっと日本社会の高齢男性の動静としてはそぐわないところもある気がしましたが、いまや、そんなに変わらないのですかね。