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詐欺師はもう嘘をつかない



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【この小説が収録されている参考書籍】
詐欺師はもう嘘をつかない (ハヤカワ・ミステリ文庫)

詐欺師はもう嘘をつかないの評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

思春期に読めば、評価は違っただろうが

米国YA作家の長編ミステリー。銀行強盗に遭遇した17歳の少女が、子供の頃から身に染み込まされてきた詐欺師の技を発揮して仲間と共に強盗を撃退する物語であり、かつ詐欺師にされてしまった過去に決別する物語でもある。
17歳のノーラは恋人のアイリス、元カレで親友のウェスと銀行を訪れ、強盗事件に巻き込まれてしまった。銃を持った二人組に人質にされた3人は、詐欺のテクニックに優れたノーラの知恵をもとに力を合わせて強盗たちを騙し、脱出に成功する。というのが、強盗撃退のアクション・サスペンス部分。そこに重なるのが、なぜノーラが詐欺のテクニックを身に付けたのかという過去の生い立ちとそれへの決別を決意する青春成長物語である。
アクション・サスペンスよりノーラの精神的な苦悩、成長、仲間との絆、家族への想いなどヒューマン・ドラマの部分の方が重要性が高く、ミステリーとしてはイマイチ。青春ドラマとしては複雑、重厚な展開で、思春期であれば、また違った読み応えがあるだろう。
YA小説のファンにならオススメできる。

iisan
927253Y1

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