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(短編集)

鎖と罠: 皆川博子傑作短篇集



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【この小説が収録されている参考書籍】
鎖と罠 - 皆川博子傑作短篇集 (中公文庫)

鎖と罠: 皆川博子傑作短篇集の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
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No.1:
(7pt)

鎖と罠: 皆川博子傑作短篇集の感想

ミステリー要素は薄く、心理サスペンス短編集。死と狂気、濃密な性の匂いと戦争の影が各篇に満ちている。狂人に時代は関係無い様で、そんなに古臭さは感じずに読めたが、一遍読み終わる毎にどんどん気分が落ちて行った。男女の愛、親子の愛が全ての作品で描かれているのに、何故こんなに不快になるのだろう。そして、何故もっと読みたくなるのだろうか。つまり、この吸引力こそが皆川博子の才能なのでしょう。今から約40年前、著者デビュー2~5年位の時期に本作が書かれた事を思うと、今に繋がる本質的な物は変わっていないのだと思った。

なおひろ
R1UV05YV

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