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真夏の雷管



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【この小説が収録されている参考書籍】
真夏の雷管
真夏の雷管 (ハルキ文庫)

真夏の雷管の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

真夏の雷管の感想

序盤の伏線が長いのだか、いつのまにか展開が早くなったという印象。読後はトータルで見たら、良いバランスだったのかとも思える構成。
だけと、後半に詰め過ぎ。犯人のキャラクターをもっと明確にしたらおもしろかったのかも。警察が右往左往してるだけで結局は子供に助けてもらうってだけの、それだけがインパクト。

kmak
0RVCT7SX
No.1:
(7pt)

時刻表ミステリー?

おなじみ北海道警シリーズの第8作。人情もの+時刻表ミステリーっぽいところが、シリーズの中では新味さを感じさせる。
小島百合巡査部長は、工具類を万引きした小学生を補導し、大通警察署に連行しながら、署内から逃走されるという失態を犯した。責任を感じた小島が四苦八苦して連絡を取った少年の母親は半ば育児放棄状態で、小学生の行方は不明のままだった。同じ日、園芸店の侵入盗捜査に赴いた佐伯警部補は、盗まれたのが爆弾の原料になる硫安と分かり、緊張する。園芸店近くのコンビニの防犯カメラから目星をつけた車を洗って行くうちに、JR北海道の保線データ改ざん事件で解雇された男が浮上した。しかも、男はキャンピング用に改造した車で万引き小学生と一緒に移動しているらしいことが判明した。男の狙いは、何なのか? どこに爆弾を仕掛けようとしているのか? 佐伯、小島たちと機動捜査隊が必死に追いかけるのだが、男はすでに爆弾を仕掛けていた・・・。
安定した面白さではあるが、主犯の男の造形がいまいちのため、ぞくぞくするようなスリルに欠けるし、タイムリミットものには必須のサスペンスもやや物足りない。佐伯と小島の男女関係と同様に、やや緩くて緊張感が無いと言えば、言い過ぎだろうか。
シリーズファンにはもちろん、軽めの警察小説ファン、時刻表ミステリーファンにはオススメだ。

iisan
927253Y1

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