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緋色の囁き



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緋色の囁きの評価: 6.09/10点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.09pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

緋色の囁きの感想

厳格な規律に縛られた名門女学園に転校してきた和泉冴子。 魔女の噂、開かずの間、都市伝説の残る学園で転校以降始まる生徒たちの惨殺事件。 冴子は自身の奥底から湧き上がる謎の囁きと欠ける記憶の断片から自分が犯人なのではないかと疑い始めるが・・・。

 ホラーですね。 ミステリーかは怪しい。 雰囲気は嫌いではないけどあまりに拍子抜けなオチでした。

りーり
9EDFH0HC
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

悪い方の綾辻さんが出てる作品ですね

中学生ぐらいの時読んだはずなんですが、内容をほぼ失念していたので再読しました。
……あらためて読んでみて、まぁ内容を忘れたのもやむなしかなっていう微妙な出来の話でした。
悪い意味で綾辻氏らしさが出ている感じの作品ですね。
ミステリとしてもホラーとしても中途半端で、正直駄作の部類に入ると思います。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

緋色の囁きの感想

囁きシリーズの一作目。
(残念ながら)綾辻らしい作品と言えるんでしょうね。
サイトの「綾辻行人の作品一覧」を見ると、時期的には「迷路館」と「人形館」の間に入ってくる作品と考えてよいのでしょうか。
妙に納得できてしまうのだが・・・
「迷路館」の真相が、この作品のヒントになり、(綾辻作品では今ではおなじみとなってしまった)精神異常の持ち主がワサワサ湧いてきて、館シリーズにも跳梁跋扈するようになり、ドバドバ血が流れ、多くの人間が死ぬのだが、狂気で全てを解決させるという・・・
「綾辻始まったな」・・・な、ある意味記念すべき作品といえるのかもね。

▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

この世界はなんか合わない

館シリーズと双璧を成すのがこの囁きシリーズだが、私の中では館シリーズよりと比してさほど印象に残っていない。片やど真ん中のバリバリの本格ミステリであるのに対し、このシリーズはサイコサスペンス的要素を備えたミステリであることがその最たる要因だろう。綾辻行人という作家は、どんな作品でもサプライズが無ければならないという持論があり、サスペンス調のこのシリーズもその主義は貫かれており、最後にあっと驚く真相が隠されている。
しかしどうも私はこの幻想風味の文体と物語が苦手で、耽美な美しさとか妖しい魅力などよりも一向に進まない物語へのじれったさの方が先に立ってしまい、あまり楽しめなかった。私はこの手の作品の良い読者ではないのだろう。

本書は女学園で起こる連続殺人事件を事件に主題にし、転校生である主人公に起こる幼少時代の記憶のフラッシュバックが挿入される。この失われた記憶とこの連続殺人事件が大きく絡んでいるのは無論だが、当時の私としてはこの設定がどうしても解せなかった。
本書を読んだ当時は大学生の頃であり、そのときの私の記憶力はそれから十数年経った今とは比べ物にならないくらいよく、自分の子供の頃のことはよく覚えていたのだ。その自分と主人公でしかも自分より若い高校生が子供の頃の記憶を失くすだろうかという拭えない疑問が作品の世界に没入することを妨げていた。あれから酸いも甘いも経験した今なら、過大なショックによる記憶喪失というのは十分理解でき、作者のこしらえた設定も受け入れることはたやすいが、当時はそんな青二才で、しかも意固地なところがあり、全く同調できなかった。

しかし、とはいえ、女学園という舞台と人物設定が百合族物と思わせ、それに加えて学園内でひそかに行われる魔女狩りという内容も、耽美な少女ホラー漫画を思わせ(実際作者は敢えてその世界を狙ったと思うが)、当時の私が親しんでいた世界とは真逆の内容で、生理的嫌悪をも抱いたものだ。
しかしそれでもめげず私はその次の『暗闇の囁き』を読むのだが・・・。

Tetchy
WHOKS60S

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