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(短編集)

さよなら神様



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【この小説が収録されている参考書籍】
さよなら神様
さよなら神様 (文春文庫 ま)

さよなら神様の評価: 6.56/10点 レビュー 9件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.56pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

さよなら神様の感想

こんな小学生あり得ない~ですよね。でも楽しみ方はすでに「神様ゲーム」で経験済み。
私は好きです。こんなシュールでシニカルなかんじ。設定が無理…とか言う前に、単純に出来事や謎解きを楽しみましょう。

はつえ
L7BVQMDY
No.5:
(7pt)

さよなら神様の感想


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レッダーン
JX3FQ5JY
No.4:
(7pt)

さよなら神様の感想

神様ゲームから読み始めたが、
神様ゲームは読む必要はなかった。
小学生という枠におさめるので
違和感があるが、短編の連作として最後の話まで
面白く読めました。

jethro tull
1MWR4UH4
No.3:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

さよなら神様の感想

犯人は○○だよ。冒頭1ページに神様からの指摘で始まる連作短編小説。
ミステリ世界の中で絶対的な真相を提示する名探偵の枠を超えた神様と言う存在が凄まじいです。

通常ミステリで『偶然こんな事が起きたから、犯人は○○』と言われても納得できないのですが、『犯人は○○で確定。その為にはあの時偶然にもこんな事が起きなければならない』と、通常だと考えないような偶然をも考察するのが、本書ならではで面白かったです。

そんな展開で進む中の4作目『バレンタイン昔語り』は、本書の設定を活かした作品で一番好みです。この4作目以降は、設定に意味がある話作りで凄いなと思います。

小学生らしくない子供たちですが、サンタクロースを信じるように神様を信じさせる為には小学生の設定は必要なのでしょう。この辺りも最後まで読むとちゃんと作者の意図を感じられる為、特殊設定ミステリとして斬新で細部まで考えられた素晴らしい作品でした。

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egut
T4OQ1KM0
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

さよなら神様の感想

「神様ゲーム」の続編。
で、不可謬な存在である神様はお馴染み鈴木太郎、小学校5年生で、何と今回はイケメンで降臨します。

鈴木は最初に犯人の名前を教えるだけで推理はしません。
推理をするのは鈴木の同級生達になります。変則的倒叙型と言えるでしょう。
彼らは探偵団を結成していますが、探偵団メンバは他の同級生と比べてその言動において抜けて大人びており「こんな小学生いねーよ」なレベル。

鈴木が不可謬な存在である事を前提として読むから無理くりつなげる事が出来ますが、作者はそこに「笑うしかないような偶然」を介入させています。
鈴木が指摘したゴールには、本来の推理小説の体では絶対にたどり着く事は出来ないように思う。
だから犯人だと分かっていても立証できるはずもなく告発もされない。そこに真実を知る者の葛藤が生じる。
これでもそれなりに面白いと感じていたのですが、そこはやはり麻耶雄嵩。
ここまで隠されてきた語り手の秘密が明らかにされ、そして事件そのものにも趣向を凝らした第4章。
私が「物足りないけどまぁ面白いかな」と感じていたこれまでが完全に前振りで、これまでの流れで読んでいるとミスリードを喰らってしまう。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

さよなら神様の感想

「犯人は〇〇だよ--」。鈴木太郎再び、「神様ゲーム」の続編です。前回の主人公といいこんな少年時代送ったらトラウマ必至である。個々の短編が揃いも揃って後味悪いのに加えて、最終話にそれらの伏線を収斂させて悪意に満ちた真相が浮かび上がってくる構成は見事でした。短編単体では「ヴァレンタイン昔語り」が個人的ベストです。ラストのあれは「……っておい!!」と叫びたくなりました(笑)

水生
89I2I7TQ

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