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(短編集)

冬空トランス



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冬空トランスの評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

冬空トランスの感想


 樋口真由"消失"シリーズの三作目(短編集)。 過去二作を補完するような作品もあり楽しく読めました。
短編集だけあって整合性よりも大胆さを有していますが、表題作の冬空トランスはかなり気合入っていると思います。 中編小説ぐらい長いですし、登場人物も多いですし、シリーズのテーマも辿っておりますし、短編だから許されるレベルですが秀作。

りーり
9EDFH0HC
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

冬空トランスの感想

長編だと思っていたが短編三作を収めたものだった。でも、「モザイクとフェリスウィール」は第二作目の「夏服パースぺクティヴ」の前日譚に当たる内容で、遊佐 渉と樋口真由が出会うエピソードからストーリーが展開していくので
物語としてはちゃんと繋がっている。「冬空トランス」は密室に絡むハウダニットがテーマで、樋口真由がここでも探偵としての属性をみせて活躍するストーリーだ。
そして「夏風邪とキス以上のこと」は渉と樋口真由の関係が一歩進んでいく様子が描かれている。その様子も第一作の「消失グラデーション」に出てきた謎の男「ヒカル君」が登場し、樋口真由との頭脳戦を繰り広げる中で
描かれている。いずれにしたも一作目、二作目と読んだ人はコレを読まなければ損だ。他にも愉快なキャラクターがいろいろ登場する。渉の父親など傑作だし、会話も楽しく面白い。
個人的にはおススメの一冊。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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