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鸚鵡楼の惨劇



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【この小説が収録されている参考書籍】
鸚鵡楼の惨劇
鸚鵡楼の惨劇 (小学館文庫)

鸚鵡楼の惨劇の評価: 6.60/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.60pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(8pt)

鸚鵡楼の惨劇の感想

この作家さんは、あの「フジコ」以来の2作品目。
それにしても、この作者さんって他もこんな感じなんですかねぇ。イヤミスの女王と呼ばれているみたいですが・・・
エログロ全開って感じですね。
「惨劇」って言うほどの事件は起こらず、歪んだ人間達によるちょっと気持ち悪くなるような物語が続きます。
ただ、イヤミスを我慢して読み切った者しかその面白さまで到達できませんよ。

「フジコ」ほどのインパクトはないですけど、仕掛けまみれで面白いのは確かです。
まぁ、仕掛けというよりも「小細工」って感じもしないでもないですが・・・
しかも「鉄則」と言ってもよい仕掛けとも思うんですが、毎回騙されてしまうんですよね。
ただ、この作品に限っては、読み進めるうちに途中で「あれっ!?」ってなりました。
どこかでミスリードされてるって気付いちゃうんじゃないかな。
私の場合は、当たらずといえども遠からず、って感じでしたが。
そこが少し減点材料になりますかね。

某所で作者ご本人さんにリツイートされたんで1点おまけ。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

鸚鵡楼の惨劇の感想

作者らしいイヤミス。
とても良かったです。


▼以下、ネタバレ感想

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ぺこりん12
M5MH63SF
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

鸚鵡楼の惨劇の感想

ひとつのトリックと云うか仕掛けで固められたミステリと言えます。作者の徹底したミスリードにより読者は真相に気付くことなくラストに至ります。四つの時間軸でストーリーが語られます。それぞれのエピソードの中で沙保里の話しに重点が置かれていますが、この女性の生活観と言うか生き様に余り共感出来ず、子供を怖がる理由もイマイチ不明で意味が良く解かりません。駿のエピソードはどうも読んでいて不快で気分のよいものではないのが難点です。と云うか全体的にどんよりとした暗いイメージで彩られているストーリー構成です。殺人事件の真犯人に迫る役割の人物にしてもあまり好感の持てる人物ではなく、本当のラストの様子もどうも違和感を覚えます。両者の気持ちのすれ違いといったところなんでしょうが、だからといってあのラストはどうなんでしょうか、まるでホラー小説的なオチに感じます。でも時代背景に合ったエピソードを使っているところは面白く感じました。ビデオ屋で借りるツイン・ピークスの話とか、灰とダイアモンドとかローズマリーの赤ちゃんや羊たちの沈黙の話などが出てくるところはニヤリとしました。まぁ、さらりと読める内容ですのでボンヤリ読み進み最後の意外さを楽しむのも良いでしょう。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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