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13階段



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【この小説が収録されている参考書籍】
13階段
13階段 (講談社文庫)
13階段 (文春文庫)

13階段の評価: 8.75/10点 レビュー 44件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.75pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全30件 21~30 2/2ページ
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No.10:
(9pt)

13階段の感想

高い評価が、納得のいく作品でした。

magnum
3BLY1DHH
No.9:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

13階段の感想

素晴しい作品でした。デビュー作らしいですが、こんな完成度の高い作品が書けるなんて凄い。
取り上げにくそうなテーマだけど、軽さ・安っぽさは感じないし、取材力からくる信憑性が、描写を
より引き立たせて、凄い臨場感でした。特に死刑囚470番(5歳と7歳の幼女を強姦殺人・死刑判決)の
死刑執行シーンは鬼気迫るものを感じました。それと登場人物・南郷の「日本人はな、悪人を死刑にしようと心の中では思いながら、それを口にする人間を白い目で見るんだ。本音と建前を使い分ける民族の陰湿さだよ」という台詞や物語全体から、こういう事はかけ離れた出来事ではなく、誰にでも訪れる可能性がある。目を逸らすな。という作者のメッセージが感じられました。
「死刑」を外側からと内側から、知る・考えさせられる教科書的な面と、単純に楽しめるエンターテイメント的な両面を持ち合わせた、本当に面白い本でした。

sumerujyakohu
QQ9OT9RU
No.8:14人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

13階段の感想

日本での死刑制度の問題を物語に盛り込みながらのサスペンスでしたが、すばらしかったです。
アメリカの死刑制度の是非を問う作品も何冊か読みましたが、システム?が違うにも関わらず、刑務官の苦悩と言うのは共通なんだなと思いました。
応報的な刑罰としての死刑は遺族感情を考えると、なくすのはどうなのか?とも思いますが、それ以上に日本では終身刑がないことの方が問題な気がします。たかだか10年くらいで出てこられたら、遺族が納得できないのは当たり前ではないでしょうか?
どちらか一方の主張に偏ることなく、絶妙のバランスで読者に刑罰の意味を問うているところは秀逸だし、それに加えて三上のように被害者の立場と加害者の立場の両方を持っている人間の心理描写がすばらしかったです。
多くの人に読んでもらいたい作品です。

たこやき
VQDQXTP1
No.7:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

13階段の感想


▼以下、ネタバレ感想

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よしこ
JD1J9I50
No.6:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

13階段の感想

本作で描かれるのは死刑制度、冤罪、殺人犯の出所後の人生や家族に与える影響、また遺族の感情などです。テーマは社会派ですが、テンポよく解けていく謎と、気になる伏線、魅力的なキャラクターのおかげで素晴らしいエンターテイメントに仕上がっています。難を言えば、デビュー作の気負いなのかラストのドタバタはサービス過剰で、少し唐突でバランスを欠く感じもしました。
しかし、303ページをめくった時は鳥肌が立ちました。間違いなくオススメ出来る傑作だと思います。

なおひろ
R1UV05YV
No.5:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

13階段の感想

久しぶりに完璧な作品に出会いました。
完成度、表現力、登場人物の魅力、何においても文句なしです。
この作品のメインテーマである「死刑制度」は取りつきづらいテーマではあるかもしれませんが、読んでいくうちにどんどん引き込まれて、最後に必ず「読んでよかった」と思えるはずです。
死刑に対する作者の問題提起により読者は自然と、死刑とは何か、果たしてそれは正しいことなのか、という思いを持つようになるはずです。
単なるエンターテイメントの小説ではなく、現代の日本の刑法への自分の考えを見つけられる作品です。
本当に素晴らしい作品でした。


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LN
XL1SRHRZ
No.4:16人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

13階段の感想

法制度に問題提起する社会派ミステリー。
「死刑制度」という重いテーマを「加害者」「被害者」「執行者」の立場、視点から描いてます。
この作品を読まないと一生知りえなかったような事柄も多く、自分にとってもいい勉強をさせてもらったと思っています。
現在の法制度のいたらぬ点、死刑制度の在り方について考えさせられます。

死刑制度は果たして是か否か。
この作品の一つのテーマにもなっているとは思いますが、作者は一方に肩入れした立場を取る事なく、絶妙なバランスで描いています。
個人的に、更生の余地のない犯罪者を死刑に処する事は、至極当然だとは思っています。
この作品を読んだ後もその考えに変わりはありません。 ですが、そんな単純なものではないのだと思い知らされました。
刑務官が死刑執行をするシーンが、臨場感たっぷりに描かれていました。
これまで刑務官の事など考えた事もなかったし、彼らの苦悩が痛いほど伝わってきて、読んでいていたたまれない気分になりました。
強烈に印象に残りました。
残された人間(家族)の苦悩も、読んでいて辛かった。
人間一人を殺してしまうとはどういう事なのか、心の奥底まで響きました。
ラストは、ハッピーエンドとはいきませんでしたが、みんなが少しずつでも救われた、成長できた、新しい一歩を踏み出せたという感じがして凄く良かった。
お薦めします。

梁山泊
MTNH2G0O
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

13階段の感想

思いテーマを扱っているが、ストーリ展開に無駄がなく一気に読ませる勢いがある。また、人間描写も魅力的で、著者の他の作品も読みたくなるような素晴らしい作品だと思う。

kazoo
EMXD4KLV
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

見事な程、息を呑む展開に驚いた。

死刑制度に関する社会派小説であるにも関わらず、ミステリとして完成度が高い作品。
死刑囚は冤罪だったのかの謎に始まり、そこに関わる人物や舞台の伏線は非常に見事だった。

Ariroba78
5M53WTS6
No.1:
(9pt)

死刑制度や人を裁く事についての重厚な作品

事件が起きれば被害者と加害者はあいまみれる事はないと言う事が良くわかる。
ミステリーとしても面白い作品だった。

ときた
370K08XZ

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