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ボクの町



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【この小説が収録されている参考書籍】
ボクの町
ボクの町 (新潮文庫)

ボクの町の評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

ぼくの町の感想

『掛けこみ交番』に出てくる高木巡査が警察官になりたての実務研修の頃のお話です。
警察官になったのも付き合っていた彼女に振られたのがそもそもの動機というかなり不純な理由なんですが、熱血でもなく短気で怒られてばかりの、今時の若者を実に上手く表現されています。
ミステリーではなく青春群像劇のようなお話で、なおかつ地域のお巡りさんと言うのも色々大変なんだなあと考えさせられます。
まあ現実の警察は今ちょっと不祥事が多いみたいですが・・・・

警察手帳にプリクラ貼ったり、ピアスの穴を残していたりとユニークな彼ですが、向いていないと落ち込んだりやめようと思ったりしながら成長していく爽やかな物語です。
乃南さんの作品で、こういうコメディタッチの話はそうないのではないかと思いますが、高木巡査がその後どんな風に成長していくのか、ちゃんと刑事になれるのか是非とも続きを読みたい作品です。

たこやき
VQDQXTP1

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