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白砂



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【この小説が収録されている参考書籍】
白砂
白砂 (双葉文庫)

白砂の評価: 6.75/10点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.75pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

白砂の感想

いよいよすることが無くなると、tutayaに行っておススメのポップで飾られた小説を手に取る。
健全な気持ちで帯を見て、曇りなきまなこであらすじに目を通してこれならばと購入する。
帯にピンクの太字で「涙腺崩壊!!涙腺決壊必至の感動作」。
あらすじには「最後にたどり着いた、死の裏にある驚愕の真実」とのあおり。
これは臭い。ぷんぷん匂う。一読でしゃぶれる2味の甘辛に誘われて。
静たる小説にかかる、帯とあらすじがなす3色の魔作。

読み味の浅さを腐し、表にいつまでたっても現れない感動に首をひねるのも無理からぬことだろう。この本の持ち味は、過去。それも、語られない物語を静の断片から想像することにほとんどの魅力を費やした小説であることからして。
とんでもない帯に、とんでもないあらすじがぶつかり稽古をすれば困惑以上に腹を立てたのは、そもそも作者自身であったことは疑うべくもない。
これがとんでもなく重層な読み味を、生じさせたのが仮に偶然、奇蹟の類でないならば、編集に携わった人間の中に神様でも居たのだろう。


▼以下、ネタバレ感想

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スチーブン
AD2904SR
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

白砂の感想

「お骨」というキーワードがこの物語の底辺に漂っています。
その辺は著者の”らしさ”がよく出ています。よく言えば静かでハートフル。悪く言えば地味。
ストーリーも大きな盛り上がりはなく、展開もともすれば地味な2時間サスペンス的な印象。
キーワードがキーワードですからそれでもいいのかと。
それはやはり著者の個性なのです。

本好き!
ZQI5NTBU

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