5歳まで施設で育ち、奈良の由緒ある尼寺・尊宮寺に養女に迎えられた美少女・櫻香。

新人英語教師・梅原彩が勤務する春日中学校に、刑事がやって来た。

文豪・泉鏡花『草迷宮』のモデルになった三浦半島の旧家で、浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、安宅の関で死体となって発見された。

鶴岡市で発見された身元不明の白骨死体。それが、すべての、終わりの始まり―天橋立で、「アマテラスの子」と呼ばれる神代静香。

浅見光彦に錦秋の京都での取材が舞い込んだ。

名古屋、奥松島で起きた殺人事件を繋ぐもの。それは名古屋の名家に伝わる古い仙台箪笥だった。

史跡調査で浅見光彦が見つけた白骨は、博多進出を狙う新興流通グループ幹部だった。

母・雪江の発案で三河への旅に出かけた名探偵・浅見光彦。

山陰の小京都・萩で失踪した地方紙の記者・奥田。行方捜しを頼まれた浅見光彦は、防府市に住む妻のもとを訪れる。

女流王将戦の最終局を控えた美少女棋士今井香子は、新幹線の車内で見知らぬ男から一通の封書を受け取る。

「明石原人」を取材中の新聞記者・前田淳子が須磨駅で行方を絶った。

本人の知らぬ間に企画された浅見光彦34歳の誕生日会。

それは不思議な「誘拐事件」だった。

生命保険加入丸一年まで、わずか二日を残し会社社長が自殺した。当然保険金は支払われない。

信濃追分で人形や小物を売る土産物店を営む丸岡一枝。

「パパが、ママが、帰ってこないの」警視庁捜査一課、岡部警部の部下・坂口を五歳の姪が訪ねて訴えた。

邪馬台国の研究に生涯を費やした孤高の考古学者・小池拓郎が殺された。

浅見家の新年恒例行事に、百人一首によるカルタ会がある。その席で浅見光彦はカルタ界の女王朝倉理恵と決勝対決をし、辛勝。

建築設計事務所を経営する清水修司は、部下の菊栄と結婚することとなり、彼女の郷里・宮城県石巻で披露宴をした。

会津人の魂が宿る会津塗りの職人が仕事中に毒殺された!ちょうど同じ頃、東京で歯科技工士の息子まで失踪しており、“東京”からやって来た第一発見者の浅見光彦に嫌疑が…。

米穀卸商の坂本が水死体で発見された。死の直前の彼に電話をした人物は、浅見光彦の母・雪江だった。

光彦・小学校五年生の夏。クラスに軽井沢からの転校生・本島衣理がやって来た。

レストランで隣り合わせた美女が忘れていった携帯電話をうっかり持ち帰った浅見光彦。

毎朝、涙を流すという少女像。だが、持ち主が謎の自殺を遂げた朝だけ、このブロンズ像が泣かなかったのは何故なのか。

風光明媚な温泉町、湯布院。この静かな町で、疑獄事件の渦中にある前文部次官秘書が首を吊った。

四〇年前の初恋の女性に「あなたに逢えたから、いつ死んでもいい」という言葉を遺し、対局先の鳴子温泉で死亡した高村本因坊。

お見合いのため山口へ向かった浅見光彦の親友・松田は列車の車窓から見えた萩反射炉公園に佇む赤い傘の女性に心惹かれ、その場所を訪れる。

愛知県犬山市の明治村にある品川灯台で、大京物産の社長・高桑雅文の遺体が発見された。死因は刃物で刺された失血死。

各企業が車を飾りたてて大阪・御堂筋をパレード―その最中に事件は起った。

「犯人は幽霊なのでしょう?」 宮沢賢治ゆかりの地で起きた連続殺人に浅見光彦が挑む! 人気ミステリーシリーズ登場! 宮沢賢治が「イギリス海岸」と名付けた岩手県花巻の北上川の岸辺に男性の殴殺死体が漂着。

浅見光彦の自宅近くにある平塚神社で商社マンガ殺された。買い物に出ていた浅見光彦は実況検分に遭遇する。

高知行きのフェリーから男が転落死した。そして2年後、東京・高田馬場で男がマンションから転落死をした。

真珠の養殖で有名な志摩半島の英虞湾に、己の刑務所体験を書く人気作家、袴田啓二郎の他殺死体が浮かんだ。

荒ぶる神の祟りか、冥府に迷う死者の怨念か。

東京都北区に住む彫刻家の自宅から「妖精」が誘拐された!? ブロンズの少女像が忽然と消えてしまったというのだ。

静岡の寸又峡で、TV局の記者久保と、作家を自称する男が相次いで殺された。

浅見光彦が淡路島の寺で出会った製薬会社の営業マンが刺殺された。

母親孝行がしたくて、九州の名所を巡る超人気豪華列車「ななつ星」ツアーに悪知恵を働かせ紛れ込んだ小悪党・賀谷大三郎。

照れ屋の正義漢?身勝手な浅見光彦の友人?その実体は?ボクが浅見か、浅見がボクか、軽井沢のセンセが語る本音エッセイ。

富山県八尾で老舗旅館の若旦那が謎の死を遂げた。

浅見光彦シリーズ3年ぶりの最新刊。熊野古道を舞台に繰り広げる、壮大な歴史ロマンミステリー。

大規模な開発に揺れる戸隠・毒の平で、計画のキーマンである実業家の死体が発見された。

芦屋の海運会社社長邸を訪ねた東京の画廊社員が殺害され呑吐ダムで発見された。

冤罪が疑われる事件をめぐり、軽井沢のセンセと浅見光彦の間を79通の手紙が往来した。

「死」と題する萩原朔太郎の詩の内容そのままの死体が東京都下の桑畑で発見された。

「あんたは長野県人として預かる義務があるのだ」。

信州飯田のダム湖に、腐乱したバラバラ死体が浮かんだ。

銀座に進出して七年、飛ぶ鳥を落とす勢いの画廊『銀晶堂』に並ぶ二枚の絵―横山大観とユトリロは贋作ではないのか。

春分の日の午後、僕は軽井沢のセンセから平塚亭に呼び出された。

昭和20年5月26日。戦局が悪化するなか、武者滋は死を覚悟して夜間戦闘機「月光」に乗り込んだ。

倉敷市の山林で音楽教師・夏井康子の死体が発見された。

上海と新宿で起きた二つの殺人事件に関わることになった、美人法廷通訳・曾亦依。

大東広告社員で24歳になる村久の恋人恵津子が失踪した。

帝国海軍の象徴・東郷元帥の短剣を探し出してほしい―兄・陽一郎の知人の依頼で、ルポライター浅見光彦は短剣が盗まれた広島県江田島の海軍兵学校跡へ。

東京・早稲田面影橋でOLの大岡滝子が刺殺された。旧知の橋本警部に相談を受けた浅見光彦は、被害者が残した写真に注目する。

ススキノのクラブ「ユリアンヌ」に時折現れる謎めいたプロモーター白井。